マクベインさんの指名馬はこちら
〇自己紹介
大分出身、福岡在住。ずっと北部九州から出ていかない40代です。
楽燕カップには第一回から参加させて頂いており、前年度は精神の病気が悪化したため、参加辞退することになったのですが、病状が良化したため、また戻ってくることができました。
〇指名コンセプト
まず、2部は総指名頭数が4頭増えるうえ、追補リストで、上位指名級の馬を2頭指名できるというルールがあるため、1頭だけの大当たりでは優勝が難しい、という前提があります。
ですから、1部以上に「複数の当たり馬を出さねばならない」こともあり、今まで以上に「期間内のG1を勝てるポテンシャルを秘めた馬」を厳選して指名することにこだわりました。
具体的には、ホープフルS⇒皐月賞・朝日杯⇒NHKマイルC・阪神JF⇒桜花賞、
この三つのコースのどれかに乗っていけるだけの血統背景を持っている、と判断した馬を選ぶことです。(もちろん私の主観でしかありませんが・・・)
父は社台スタリオン繋養、そうでなければ母はわかりやすい優秀な繁殖…であることを例年以上に徹底したつもりです。
どうしても、競馬はギャンブルであるため、勝った負けたの、目先の快楽に気を奪われてしまいがちになります。(もちろん私もそうですw)
ですが勝負事は、あくまで「最後に勝者になっている」ことが全てですから、特に、来年の期間内三歳G1のことは、今から見据えて、長期的な視点を持って相乗りさせていただく馬を選んだつもりです。
〇指名馬について
☆1位 リプレゼント(ロードカナロア×ファイネストシティ)
相乗り:ランディ様
セリで高値で落札された馬が走るとは限りません。
ですが、高値で馬を落札する馬主さんには、資金力に見合うレベルのアドバイザーがついており、それは値段を釣り上げたセリでの競合者の陣営も同じでしょう。
そういう方々のお眼鏡に適った馬は、価格に比例するほどではなくとも走る確率が高いのも事実です。
私個人としては、多少母系が短距離寄りであっても、世代限定戦なら、2,000mくらいまではこなして不思議はないと思っているのですが、関西馬ですし、2歳戦で活躍したとしても朝日杯に向かうことになるのでしょうか。
☆2位 サトノグランツ(サトノダイヤモンド×チェリーコレクト)
相乗り:パルプンテ様
これは皆さまも同意見だと思うのですが、近年ノーザンF肝いりの新種牡馬には数・質ともにこりゃ凄い…と思うほどの繁殖牝馬が集まるのが当たり前になっています。
(そして、勝ち馬に乗れ…とばかりに他の牧場もこれらの馬に自慢の繁殖を嫁入りさせるわけですね)
ですが、馬資源というのは質・量ともに有限である以上、新種牡馬の割を食う、実績種牡馬は当然現れます。
以前なら、いくらいい繁殖を集めても「結局ディープインパクトには敵わない」ことが分かり切っていた時代ならともかく、単純な勝ち上がり率でもキングカメハメハやハーツクライと比べて見劣りする現状の有力種牡馬に優先して、新種牡馬で大当たりを狙うことは十分な合理性がある戦略になったと言えます。
本馬の母系は正直現代競馬の中では重さが目立つ血統であるため、父サトノダイヤモンドの軽い母系がちょうどいいバランスになっているのではないかと思います。
☆3位 グランベルナデット(キズナ×ラブリーベルナデット)
相乗り:キャリコ様
本馬の父であるキズナが、社台グループの良質な繁殖とほぼ交配していないにもかかわらず、同期のライバルでノーザン生え抜きであるエピファネイアより常に総合リーディングで上位に位置している理由の一つに、「数を使える頑強さ」があります。
その頑強さを生かして、多く期間内にレースに出走して賞金を稼いでほしいわけですから、6月にデビューが決まっている本馬はうってつけと言えるのではないでしょうか。
この時期デビューの牝馬で500キロを超える馬体、というのも珍しいような気もしますが、それだけ大物なのだ…と前向きに捉えたいです。
☆4位 バトルハーデン(ドゥラメンテ×ラヴズオンリーミー)
相乗り:レイチェル様
上に、二頭のG1馬を持ち、牝祖はミエスク。
父がキングカメハメハ後継のドゥラメンテですから、2×3の全きょうだいクロスを持ちます。
…が、個人的にはこのクロスを前向きにも後ろ向きにも捉えていないのが正直なところです。
そもそも、サラブレッド自体、全世界で年間生産数が10万頭前後でしかなく、かつ他品種の馬と交配した時点でサラブレッドと認められない閉じた世界で品種改良しているのですから、「血統表は全然別物でも、流れている血そのものはどの馬も大して変わらない」というのが私の持論であるため、強度のインブリードにそこまで意味があるとは考えていません。
(血統論者の方からすれば激怒モノの考え方だとは思いますがw)
その辺りはシンプルに考えており、単純に「G1馬二頭の弟」かつ「名門矢作厩舎の中でも抜けて馬体がいいという評判」の馬が、この順位ならお得ではないか・・・と考えての指名です。
母は、3歳で繁殖入りしているため、(もちろん若くはないのですが)、これだけの実績を残していながら、本馬を出産したのは14歳とイメージよりは若いのです。
(本馬やラヴズオンリーユーの母と、グランアレグリアの母は意外にも同い年です)
☆5位 レシプロシティ(キズナ×サプレザ)
相乗り:夜明け様
上にサトノインプレッサ、甥にオニャンコポンなど。
勢いはあるものの、それほどタフな印象のないファミリーですが、そもそも母は同一G1を三連覇し、日本にも遠征するなど、息の長い活躍をした馬。
牧場でも速いところを乗られており、POG期間中、ずっと重賞戦線を賑わせてくれる、指名者冥利に尽きる馬になってくれるのではないかと期待しています。
☆6位 クラックオブドーン(サトノクラウン×クラックシード)
相乗り:dsk様
父が新種牡馬であるということに関する考え方は、2位指名馬の欄で書いた通りです。
とりあえず、サンデーサイレンスやディープインパクトに匹敵する絶対的覇権種牡馬が登場するまでは、新種牡馬狙いが(相対的に)美味しい時代が続くのではないかと思います。
毎年楽燕カップでは(他のPOGでも同じでしょうが)、開幕週デビューで上位人気が予想される馬は、個々の馬の血統レベル以上に高い順位で消えることは必至なのですが、にもかかわらず、中盤戦リストまで残っていたことに、逆に不安を感じたのも事実です。
特に1部指名者であるdsk様は名うての海外血統ひいきでいらっしゃるので、父が持ち込み馬である本馬はもっと高い評価をしても不思議はないのに…
と、思っていたのですが。
見事新馬戦を勝利してくれ、不安が喜びに変わりました。
血統的には距離が伸びてもよさそうですが、1800m以上を使うなら、そもそももっと長い距離でデビューさせていただろうとも思いますので、次走どのレースを使うのかは予想が難しいところです。
☆7位 ウインアイオライト(スクリーンヒーロー×コスモクリスタル)
相乗り:メタボファイヤー様
皐月賞4着の全兄を含め4頭の兄姉が勝ち上がっており、ウインでもかなりの人気を集めたそうです。
セールやクラブの馬の人気が高まり、お値段が高くなるとどうしても文句を言う人が多いのですが、そもそも生産・育成に携わる方々がいるからこそ競馬が楽しめるのですから、そういった方々が儲かり収入がアップし、競馬産業を目指す若い人が増えるのですから、競馬ファンとしてはむしろ喜ぶべきことだと思うのです。
某ウマ娘をきっかけに牧場での就職を目指す若者が増えていると聞きますが、それだけに頼っていてはいけないのだと思います。
ビッグレッド系の馬らしい速攻度はあまり期待できない現状ですが、厩舎も大手ということで、じっくり鍛えられて秋ごろにはたくましい姿を見せてくれるのではないかと思っています。
☆8位 アラメダ(父ブラックタイド×クロウキャニオン)
相乗り:ランディ様
母はPOGの鉄板中の鉄板のクロウキャニオン。これ以上のセールスポイントはないでしょう。
今まで13頭の産駒が全て中央で勝っており、しかも休むことなく毎年出産、全てがデビューしているというタフネス振りは驚異的とも言えます。
種を提供するだけの種牡馬と違い、胎内で、出産後にと子供を実際に育てる繁殖牝馬はどうしても高齢になると産駒成績が衰えるのは仕方がないはずなのですが、3~5歳の産駒が重賞連対経験があるなど、「鋼鉄の母」と言ってもいい能力だと思います。
こういったことから、母の高齢で人気が落ちるなら、むしろ狙いたいくらいだと判断し、またこの順位で金子馬が指名できるならそれこそラッキーですよね?…
という気持ちで結構ウキウキで相乗りさせていただきました。
☆9位 ガルムキャット(ハーツクライ×パスオブドリームズ)
相乗り:マサキサマ様
指名コンセプトに書いた通り、2部は複数の活躍馬を出さなければ優勝は難しく、NHKマイルカップ狙いの馬だけ指名すれば良いというものではありません。
思い返せばサンデーサイレンス産駒がいなくなり、ディープインパクト産駒が登場するまでの4~5年は「社台グループ生産の牡馬のチャンピオンホース」と言えるような馬がほぼ皆無であり、そういう意味では非社台の大手牧場生産の牡馬にクラシック制覇を期待できる余地は大きく上がっているのではないかと思います。
母の繁殖成績はじわじわと右肩上がりの上での四番仔。
思ったよりデビューも早いのでは、という話も出ていますし、ホープフルS辺りから、早くも世代の有力馬と言われるような活躍を期待しています。
☆10位 スプレモフレイバー(ダイワメジャー×キャレモンショコラ)
相乗り:チョココロネル様
本馬の父ダイワメジャーは、産駒のデビューが早く、数を使えるというPOG的にとてもありがたい種牡馬。中央の勝ち上がり率においても、キズナやロードカナロアの43~44%を上回る、46%台を誇っています。
ただ、日本競馬の「花形」である中距離~クラシックの大物を出せないタイプであるため年々繁殖の質・量とともに総合リーディング成績は落ちており、個人的には、嬉しがって上位で産駒を指名するのはどうかな、という考えです。
そういう意味では、ダイワメジャー産駒を「いかに下位で指名できるか」がプレイヤーの技量のバロメータになっていると思うので、ノーザンFブランドもあるこの馬を10位で指名することにしました。
デビュー情報は確認できていないのですが、美浦の坂路で好時計を連発しており、2歳戦要員としてかなり期待度の高い仕上がりになってきているのではないかとほくそ笑んでおります。(その分外れ指名でも競合しなかったことが怖いのですがw)
☆11位 エナジーチャイム(エピファネイア×カリンバ)
相乗り:愚零闘武多様
名牝シーザリオの血は極めて高い資質を子孫に伝える一方、その体質の弱さをも伝えてしまうのか、活躍期間が短いことが多く本馬の父であるエピファネイアが「早熟種牡馬」と評価される最大の理由だと思っています。
そういう意味では一口での出資のように一生ルールで選ぶ場合は怖いのですが、能力のピーク時に、上手くはまったときの爆発力はやはり非凡です。
本馬はすでにゲート試験を合格しており、早くから能力を出せる体勢が整いそうで、上手くピークを2歳冬~3歳春に持ってこれそうな順調さがあります。
西高東低が長く続くJRAでは、一部のトップ厩舎を除けば、関東所属の一流馬が阪神京都のG1で、実力を発揮できずにあれ?という負け方をすることは珍しくないのですが、手塚厩舎ならそういう心配もないでしょうし、桜花賞狙いの大砲候補としてこの順位でも期待大です。
☆12位 セーヌドゥレーヴ(ダイワメジャー×シュヴァリエ)
相乗り:PIRO様
デビューした産駒3頭が中央で全て勝ち上がった優秀な母に確実性の高い父を配して、これでスベる危険はほぼないだろう、という安心の一頭です。
血統のイメージから考えると、思ったほどデビューは早くならなそうなのですが、10~11月デビューでも十分暮れのG1に間に合うのですから、心配はしていません。
ヒットの延長が長打、その延長としてG1でホームランまで夢見ています。
ディープインパクトが去ったことでノーザンFのクラシック路線が手薄なることばかりを考える方も多いでしょうが、考え方を変えれば、ノーザンがクラシック路線の陣容を手薄にしないため、今までならマイルに進ませていた有力馬を敢えてクラシックにぶつけるという可能性もあり得ます。
むしろ非ノーザン勢にとって、これから勝ちやすくなるG1はむしろマイル…になるシナリオもあり得ると思うのです。
(そもそもディープインパクト産駒のダービー馬7頭のうち4頭が非社台生産、2頭が恐らく金子氏の預託生産馬で「純粋なノーザンFブランド」と言えるのは一頭だけだったりしますし)
☆13位 ティムール(キズナ×ホワイトローズ2)
相乗り:チョココロネル様
本馬を所有するノースヒルズ系生産の三冠馬コントレイルが生まれたのは、ちょうど本馬の父キズナの初年度産駒の年でした。
オーナーブリーダーとしては日本のトップと言えるノースヒルズですが、生産馬がちゃんと走って利益を出してくれなければ、たちまち従業員が路頭に迷ってしまうだろう、ということは中小生産者と変わりません。
ですから優秀な繁殖は、思い入れがあっても未知数でしかないキズナではなく、実績のあるディープインパクトをつけるのが当然・・・というのが企業として、正しい経営判断だったのでしょう。
そのためか、ノースヒルズ系の所有するキズナ産駒の活躍馬は生産がノースヒルズではないことが多い印象があります。
本来繁殖牝馬の質が低下する3,4年目にも関わらず、社台Fはキズナに重賞勝ちのある有力な繁殖を用意しており(5位指名母サプレザを含む)、ノーザンFの期先を制してキズナに力を入れ始めている印象があります。
ここは先物買いとして社台F生産のキズナ産駒2頭目の指名が面白いのでは、と思いました。
☆14位 メズマライジング(ディープインパクト×フォルト)
相乗り:メタボファイヤー様
ディープインパクト最終世代の数少ない1頭であり、母の若さもあり、迷うことなく相乗りさせていただくことになりました。
母は米国G1馬ではあるのですが、そもそも米国馬産の最盛期である3~40年前に比べて生産頭数、質ともに大きく低下した(当時はノーザンダンサー、ミスタープロスペクター自身やその直仔であるレジェンド級種牡馬がゴロゴロしていたことを考えると正直現在の米国生産界の陣容は寂しいと言わざるを得ません)にもかかわらず、G1の数はそこまで変わっていないことを考えると、そこまで嬉しがって強調するポイントではないかと思います。
ただ、数少ない最終世代産駒、ということで希少価値が出て、過剰に高い順位で一部指名される可能性はほとんどないだろうこともわかっていたので、下位で指名されるのをのんびり待っていた一頭です。
基本競馬ファンはギャンブル好きで穴っぽい馬を好む人が「主流」なので、サンデーサイレンスやディープインパクトのような、いかにも本命らしい覇権種牡馬の産駒は、無意識的に、あるいは理屈付けて可能な限り避けるのが一般的なのです。
☆15位 ノイアーターク(ロードカナロア×クールドボーテ)
相乗り:浮草様
NHKマイルカップで区切りの2部においては、短距離~マイルを得意とするロードカナロア産駒の需要が1部以上に高いはず、かつ15位では唯一の産駒。
入厩済みで、ドラフト直後にゲート試験合格したほどに順調、父ロードカナロア自身を管理し、その良質な産駒が多く預託され、しっかり結果を出している安田隆行厩舎所属。
これだけ揃っているのですから、指名しない手はない!!
…くらいに思っていたのですが、(私にとっては)意外にも競合無しですんなり獲得できてしまいました。
初仔ですが、母5歳時の産駒ということで、母に余力があるうちに繁殖入りできてむしろよかったのではなかったか?…という結果を期待しています。
☆16位 ライトクオンタム(ディープインパクト×イルミナント)
単純にディープインパクトとそれ以外の上位種牡馬の産駒では勝ち上がり率が15~30%、G1馬になる確率が約三倍違うのですから、損得勘定で言えば、残っている限りディープインパクトの産駒を獲っていく…というのが結局は合理的な判断、という結論に行きつきます。
武豊騎手のファンと思われる個人馬主ではなく、社台系のクラブが武幸四郎厩舎に良血馬を預けるパターンは珍しいような気はしますが、なんだかんだで、いい馬を預ければ相応の結果は残しているのでは、と思っています。
牝馬ですから期間中に関東に輸送競馬をしに行く必要もありませんし、無難に持っている力を出してくれれば桜花賞に乗って行ける馬だと期待しています。
☆17位 コナコースト(キタサンブラック×コナブリュワーズ)
父キタサンブラックは、まず初年度の代表産駒イクイノックスの印象が強いですが、種牡馬としての強みは芝・ダートともに勝率の高さにこそあり、と思っています。
一方、初年度産駒の数がそう多くない事を考慮してもなお、トータルの出走数が少なく、父の頑健さが、仕上がりの早さには今のところ直結していないのが勿体ないところです。
外傷はありましたが、骨や関節を痛めたわけではないとのことで、早期入厩の予定はいったん白紙になったものの、デビューそのものは遅くならないはずです。
父は一月末のデビューということもあり、敢えてダービーまでの5戦全てを関東遠征で迎えるという強行軍というのは、今考えてもかなり厳しい使い方だったと思います。
ですが、阪神JF、桜花賞が地元関西で行われる牝馬なら、かなり余裕を持ったローテが組めると思います。
1部指名漏れした中で、クラシックを狙える本格派として、16,7位指名馬には内心大きな期待感を持っております。
☆18位 アスパルディーコ(ブラックタイド×アパパネ)
相乗り:レイチェル様
8位指名の母クロウキャニオン同様、名繁殖を母に持つ金子馬。
父で注目度が下がるなら、しれっと頂いてしまいましょう…の精神です。
母アパパネはサンデーサイレンスの血を持たない分、近年の名牝たちと違い、ディープインパクトと遠慮なく交配できるアドバンテージがあったとはいえ、秋華賞馬アカイトリノムスメだけでなく、デビューした産駒4頭が全て中央で4勝しているというのは、驚異的とすら言えます。
デビュー予定も比較的早くなりそうですし、2勝してくれれば…だけでなくその先も欲張っても許されるだけの期待馬だと思っています。
☆19位 ドナウパール(エピファネイア×ドナウブルー)
相乗り:レイチェル様
自身も重賞2勝にG1を2着3着、妹にジェンティルドンナ、いとこにロジャーバローズを持つ母の仔。
1歳の募集時がちょうど父評価がバブル状態だったこともあり、牝馬としては相当高額の6000万円でクラブ募集されました。
先ほどはエピファネイア産駒の「弱点」として活躍期間の短さを上げましたが、その分「活躍期間」の間は本当にいい状態が続く点が魅力です。
師の「今は弱いところがあるが、これから本当によくなってきそう」という言葉を信じるなら、やがて訪れるであろう「よくなってくる時期」が、ちょうどPOG期間のG1シーズンである可能性が高く、上手く嵌れば母を超えてクラシックホースまで狙える馬だと考え指名することにしました。
☆20位 馬名未定(ミッキーロケット×ダノンジャンヌ)
私は基本上位指名、特に1位になぜかクラブ馬を選ぶことが多く、意外に大物個人馬主の高馬には、自分が考えていた以上に上位で手を出していなかったなぁ…と最近思いました。
…その割には謎のエクストララウンド2度目の「ダノン」馬の指名です。
母系はエアシャカールなどを輩出した社台Fの主要牝系なのですが、本馬についてはネット上での情報が無く、POG本の評判だけを見て選びました。
私の記憶が正しければ、父ミッキーロケットは、キングカメハメハ産駒のG1馬で唯一母が輸入繁殖牝馬(アパパネの母は外国産日本調教馬)だったと思いますが、そのことがプラスなのかマイナスなのかはわかりません。
父種牡馬自身が日本向きの血を持っているのがいいのか、繁殖牝馬から日本適性を取り入れる方がいいのかは結局やってみないとわかりません。
ただ、2歳戦開幕週に勝ち馬を出していますし、現状は無謀な賭けにはなっていないと思います。
ダノン・ミッキー夫妻の「愛の結晶」が上手く結実してくれると、ロマンがあっていいのではないでしょうかw
〇終わりに
振り返れば、たった1年のブランクでしたが、それでも、自分的には長かったなぁ、と感じました。
第1回に参加申し込みの書き込みをした時点では、まさか20人参加の大規模ドラフトになるとは思っていなかったのに、(すみません、多くても参加者は10人くらいでビギナーでもなんとかなるはずとタカをくくっていましたw)今では2部まで創設されて更なる大所帯になるとは、考えも及びませんでした。
10年以上の付き合いになる皆様とお話させていただくことももちろん楽しいのですが、新たにPOGの世界に興味を持ってくださる初心者の方が来てくださらなければ、POGという文化自体が廃れていくことは避けられません。
ですので、今回は「血統や馬体がわからなくてもできる、走りそうな馬を選ぶための戦術」を例年以上に多めに書かせていただきました。
POGは楽しいです。
もちろん、難しくはあります。
我々は今週末のレースの勝ち馬ですら的中させるのが難しいのに、デビュー前の2歳馬から来期のG1勝ち馬を探さなければならないのですから。
ですが、難しいからこそ競馬玄人でも簡単に優位を取ることができず、初心者でも上級者と互角以上に戦える間口の広いゲームでもあります。
我々楽燕カップ参加者がPOGを1年通して楽しんでいる姿を見て、「自分もPOGをやってみたい!」と思い立つ競馬ファンの方が、一人でも多くおられることを心より願っております。