大阪府貝塚市にある近義の里駅は、貝塚駅から水間観音駅までを結んでいる全線単線の水間鉄道水間線(5.5km)の旅客駅として、1969(昭和44)年6月10日に開業しました。
水間観音駅方面に向かって右側に配置された単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で駅舎はなく、直接ホームに入る形となっています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は243人で、水間鉄道の駅の中で最も利用客が少ない駅です。
この近義の里駅は、水間鉄道の中では隣の貝塚市役所前駅に次いで最も遅く開業した駅です。
近義の里駅が属する水間鉄道は、厄除け観音で名高い泉州の古刹、天台宗別格本山龍谷山水間寺(通称:水間観音)への参詣鉄道として建設されましたが、その後、沿線の宅地化も進み、現在は通勤・通学路線となっています。 そして、2009(平成21)年6月1日のダイヤ改正より、朝夕ラッシュ時間帯を含む全列車でワンマン運転が行われています。
<近義の里駅の年表>
・1969(昭和44)年6月10日:水間鉄道水間線の旅客駅として開業
(駅 名 標)
(貝塚方面を望む)
(駅 全 景)
(駅 正 面)
撮影年月日:2015(平成27)年9月21日