大阪府豊能郡豊能町にある妙見口駅は、川西能勢口駅と妙見口駅とを結んでいる能勢電鉄妙見線(12.2km)の駅です。 もともとは能勢電気軌道の妙見駅として、1923(大正12)年11月2日に開業しました。
4両分の有効長をもつ頭端式ホーム2面2線を有する無人駅です。
1956(昭和31)年9月に建てられた木造駅舎は、茶色を基調とした町家風にリニューアルされているものの今も健在です。
2010(平成22)年度の1日の平均乗降人員は1,444人です。
この妙見口駅は大阪府内で最も北に位置する駅で、妙見山への玄関口でもあります。
妙見口駅が属する能勢電鉄妙見線は、もともとは妙見山の能勢妙見堂への参拝客を当て込んで建設されたローカル色の強い路線でしたが、1960年代に入ると沿線の宅地開発が進んだことにより人口が増加したことに伴ってニュータウン路線へと変貌を遂げ、現在では、能勢妙見堂の参拝客よりも、通勤・通学客の利用が主となっています。
<妙見口駅の年表>
・1923(大正12)年11月2日:能勢電気軌道の妙見駅として開業
・1965(昭和40)年4月1日:駅名が能勢妙見口駅に改称される
・1965(昭和40)年7月1日:駅名が妙見口駅に改称される
・1978(昭和53)年10月1日:社名が能勢電鉄に改称され、同社の駅となる
(かつての駅名標)
(妙見口駅駅舎)
撮影年月日:2005(平成17)年12月27日