意外にこのジャンルはよい作品が生まれにくいです。
登場人物がスポーツしている背景であっても、ミステリーや恋愛などがメインでそのスポーツをしている必然性は無いというのが多いです。
むしろ名作は漫画に多いかもしれません。
しかしここ数年立て続けに名作が世に出ていると思います。
「風が強く吹いている」三浦しをん(駅伝)
面白いです。登場人物が多いのですが各人のキャラクターがしっかりたっています。正月 . . . 本文を読む
猫は人になつかないところがいい。
犬は人になつくところがいい。
んーなんか矛盾しているんだけど、犬に対する好きと猫に対するそれは意味がちょいと違うんだと思う。
犬は他者として好ましい性格。
猫は自分の生き方に似ているんだなと思う。
最近面白い本を読みました。
それによると「ネコ型社員」というのが増えているそうだ。
1.偉くなるより仕事の腕を磨きたい
2.仕事では持続力より瞬発力が大切だと思う
. . . 本文を読む
漢字を使う人に生まれてよかった。
時々そう思うんです。
1文字の中に意味がこめられていて、文字を組み合わせるともっと深い意味があったりして。
アルファベットの人にはない楽しみが我々にはあるんですよね。
テレビで長渕剛が「絆」について話していたの見た人いるかな?
「糸に半分って書くだろ。両端を細い糸を張り詰めて引っ張っていたら切れてしまうけど、半分緩んだ状態でお互いが持てば切れず繋がっていられるん . . . 本文を読む
トウノケーゴだと思っていたらヒガシノケーゴだったのね。。。
最近全く活字から離れています。
しかし年末年始、東野圭吾「白夜行」のDVDはまってました。
基本的にTVドラマ見ないので2年前にドラマ化されていたのも知りませんでしたよ。
本から受けた僕の印象とは違う描き方でしたが、TV版の解釈もアリだなと思いました。
刑事役の金八先生を筆頭に役者がすべてよかった。
東野作品は「秘密」から読み始めて、 . . . 本文を読む
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎・・・面白い、けど1回読めば十分。新刊で買う程の価値はないかな。本屋大賞という事で購入したが本屋に勤める人が選ぶ作品っていうより脚本家や映像作家が好む作品に思える。
「銭売り賽蔵」山本一力・・・江戸庶民目線での描写。相変わらずこの人の本は面白い。米と金と銀と銭のレート、当時の購買力平価がこれほど判りやすく描かれた時代小説は存在しなかったのでは。
山本さんの天 . . . 本文を読む
重松清ほど名作を量産する作家はなかなかいないと思う。
なので、これがベストワンと選べないのだがこの間出版された「ブランケット・キャッツ」はレンタル猫という架空の商売が面白かったのと、たった3日間だけ猫を借りようと考える人達の様々な事情や心情が読みやすい長さでお勧めです。
「花粉症のブランケット・キャット」
「助手席に座るブランケット・キャット」
「尻尾のないブランケット・キャット」
「身代わりの . . . 本文を読む
山本一力 著
面白いです。
まるで自分がその時代その場所に居たかのように感じるリアルな描写。
600ページもある長編ですがどんどん読み進めていけちゃいます。
登場人物の人成りを丁寧に描くに留まらず、当時の暮らしぶりや人々の価値観を具体的な道具で描写して見せるところがこの作家さんの魅力です。
それが説明臭くなく上手なのです。
1両の貨幣価値、煮付けのだし味、職人の駆け引き、一点鉦や半鐘の意味、職 . . . 本文を読む
はじめての出会いは「赤ひげ診療譚」
黒澤映画に感動して原作読みたくなってさらに感動。
同じ登場人物同じ設定なのですが、映画は映画で、本は本で、それぞれが名作です。
続けて何冊か読んだのですが、若すぎたせいか他の作品はいまひとつよさが判らず・・・
今年になって改めて「樅の木は残った」を読み返してみました。
原田甲斐の生き様がよく理解できるようになっていた自分を発見。
「彦左衛門外記」「栄花物語」な . . . 本文を読む
心が疲れているんでしょうか?
表紙買いした本ですが一気に読んでしまいました。
10の約束が心に染み渡ります。
昔飼っていた犬を思い出しながら涙が止まりませんでした。
もし、もう一度会えるなら、
チャコに謝りたい事が二つあります。
あと時ぶってごめんなさい。
しゅんとしていた姿が今も目に焼きついて離れません。
死ぬとき側にいてあげられなくてごめんなさい。
ずっとそれが心にひっかかっています。
. . . 本文を読む
Newton別冊「みるみる理解できる量子論」
誰に対してもお勧めとは言えないけど、この世の究極の秘密-未来は確定しているのか?-に悩んでいる人にはお勧めです。
20世紀物理学の2大理論といえば「相対性理論」と「量子論」
相対性理論は時間と空間と重力の関係についてアインシュタインと対になってよく特集されていますが、量子論については今まで簡単にわかりやすく書かれたものはありませんでした。
この本は . . . 本文を読む
クリス・ネヴィル著
これもむか~し読んですごく印象に残っている本です。
中学生の頃だったかな?
自分は誰なんだ?と悩むお年頃に読んだせいかラストシーンは涙なしには読めませんでした。
ベティアンは孤児ですが温かい両親に育てられ幸せです。
ある日生まれ故郷から迎えが来ます。
ベティアンは自分の秘密を知りこの場所にいるべきではないという仲達の説得に応じて一度は帰る事を決心します。
が、いよいよ出発す . . . 本文を読む
「失われた世界」コナン・ドイル
子供の頃大好きだった本。
映画「ドクターモローの島」「ジェラシックパーク」の発想原点。
本には地名は書かれていないけど、明らかにギアナ高地をイメージしてます。
映画では島でしたが、本では巨大な穴をさらに下った地底奥深くに恐竜の世界が広がります。
地下なのになぜ空があるんだ?なぜ明るいんだ?
というのは「そんなの関係ねぇ おっぱっぴー」です。
主人公の大学教授 . . . 本文を読む
金曜日の夜に日記を更新しようと思って漫画喫茶に入ってみました。
入店が午後の7時。
大人気の漫画「ワンピース」を手にとってすこし読んでみました。
おもしろいではないか!
夢があふれています。最近では珍しい漫画です。
難しいことは一切抜きにして楽しめるヒーローと仲間たちの冒険物語。
子供の頃にわくわくしながら読んだ冒険小説を思い出します。
強くて優しくて飾らない主人公と仲間達との友情が気持ちいい。
. . . 本文を読む
山本弘「アイの物語」
テーマは愛。
人類が衰退した遠い未来。人類の知的財産を継いだのはロボット。
残り少ない人類はロボットを敵視しているがロボットは人類を無視している世界。
人類に興味を持つあるロボットが、人類の創作した物語を発掘してそれをシェヘラザードのように語ってゆく形で進みます。
物語の中で語られるそれぞれの物語は単独でも高い完成度です。
テーマはすべて愛。恋愛、友愛、夢への愛、機械への . . . 本文を読む
「くちぶえ番長」 by重松清
時間つぶしに丁度よいページ数という理由で電車移動中に読み始めました。
ところが、読み始めたら止まらなくなり降りる駅に着いてもページを閉じることが出来ず駅のベンチでそのまま最後まで読みきってしまいました。
主人公が小学4年生時代を振り返る話なんですが、時代背景が僕の時代とほぼ重なっていて自分の小学生時代をダブらせて読みました。
弱い人を助けてあげたいけど怖くて行 . . . 本文を読む