谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

山本周五郎にぞっこん

2007年11月08日 00時21分09秒 | 活字から広がる
はじめての出会いは「赤ひげ診療譚」
黒澤映画に感動して原作読みたくなってさらに感動。
同じ登場人物同じ設定なのですが、映画は映画で、本は本で、それぞれが名作です。
続けて何冊か読んだのですが、若すぎたせいか他の作品はいまひとつよさが判らず・・・

今年になって改めて「樅の木は残った」を読み返してみました。
原田甲斐の生き様がよく理解できるようになっていた自分を発見。
「彦左衛門外記」「栄花物語」など手持ちの作品をもう一度読み返してみて素晴らしい作品だった事に気がつきました。
最近はぽつぽつと未読の文庫を買って電車で読んでいます。

山本周五郎が描くのは主に江戸時代の人々だけど、多くの作品に共通しているのは人のおろかさや素晴らしさ。
登場人物に思わず自分を重ねて考えてしまう身近さです。

山本周五郎作品はさわやかな感動を与えてくれます。
「人ってそんな悪いものじゃないよ」って
作品を通して作者が語りかけてくれてるようです。

未読の作品がまだまだ沢山あるので数年先まで楽しめそうです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぱぶりーと)
2007-11-08 04:30:54
山本周五郎は落ち込んだ時によく読んでました。

生きている人でいうと おなじ名前の山本一力でしょうか。

「蒼龍」という作品がとても好きです
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はらしま (ぱぶりーとさんへ)
2007-11-08 21:14:35
山本一力の本はよく見かけますが読んだ事ありませんでした。
パブリートさんお勧めの「蒼龍」今度読んでみますね。

江戸時代は平和な時代なので幕末や戦国時代と違ってドラマが生まれにくいのですが、それだけに今の平和な時代を生きる我々と心を重ね合わせて読む事ができますね?
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