谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

魅惑の国 トルコ

2007年09月01日 11時06分15秒 | 美から広がる
東京都美術館で開催中の「トプカピ宮殿の至宝展」

日本では、誰でも知っている名前だけど何も知らない国。トルコ。
僕も良く知らないけど憧れる国のひとつ。
そんなに遠くない昔、ヨーロッパの国々と覇権を争った大国。
東ローマ帝国を滅亡させた国。
ハーレム発祥の国。
ペルシャ文化を引き継ぎながら独自の文化を育てた国。
スルタンが絶対権力を持っていた国。
ローマのお風呂文化を継承した国。
ケマルパシャの国。
100年前の出来事を忘れず未だに日本を好いている国。
青と白とインタンブール。

僕のトルコに対する印象はこんな感じ。
いつか行ってみたい国。

一時は世界の富の何分の一かを占めた王宮の宝物を一挙展示。
今まで無かった企画ではないかな?
工芸品が素晴らしいです。
非常に細かい紋様や、緻密な加工が施されています。
宝石や金を多様しているのでド派手な印象。
僕の趣味ではないですが、豪華さは一見する価値アリ。
目を見張ります。
西洋でも東洋でもない独自の文化。
イスラム文化を継承するけどペルシャとも違う香りがします。

展示品で面白いなと思ったのは、スルタンが公式文書にする花押。
いわゆるサインと大きく違うのは文字を変形させ装飾性が高い事。
何と書いてあるか判らない場合もあります。
芸能人のサインに似ているかな?
日本でも昔大名は皆花押を持っていて公式文書にしたためていました。
伊達政宗の花押はかっこいいです。
現代でも総理大臣は自分の花押を持っていて、公式文書には歴代総理大臣が自身の花押でサインしているんですよ?あまり見た事ないと思いますけど。
(役に立たない豆知識でした)

トルコはアラビア文字なんで普通にナニ書いてあるんだか全く判りません。
日本人から見たら紋様です。
外人がひらがな見るのと同じかんじですね。

わびさびとは程遠い贅沢な材料を使っていて一見日本文化と全く違う印象ですが、
なんか日本人に近いものを感じます。
やはり工芸品の緻密なところがそう感じさせるのでしょうか?
ミクロすぎて人が気づかない所まで凝る職人性。
スルタンは磁器コレクションもしていたそうです。

きっと織田信長が天下を取っていたら、日本人の美意識はトルコに近いものになるのではないでしょうか?
ふとそんな気持ちになりました。


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2 コメント

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わたしも (ちい)
2007-09-04 17:36:04
これ、行く予定でもうチケット購入済み♪

花押、気になるな!
アラビア文字は
勉強するなら英語よりコレ!と思っているくらい
気になるカタチなのです。
アラビア語講座1回見て断念したけどさ…。

最近では『クロッシング・ザ・ブリッジ』と云う
ドキュメンタリーを観たのと、
ベリーダンスの国★
ってことくらいしかわからない、トルコ。
でもなんか観てみたら親近感わきそうだね?
楽しみ~♪
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はらしま (ちぃ へ)
2007-09-05 00:16:36
ここのところどーしたんですか?
上野をすべて制覇する勢いですね!
あと制覇していないのは国立博物館と西洋美術館だけですね?

あたしゃこの間藝大美術館すごい並んでいたので入らなかったよ!
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