谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

サントリー美術館 屏風展

2007年10月16日 23時23分52秒 | 美から広がる
個人的には非常に惹かれる。
シンプルな太い線だけで描く輪郭は躍動感を、たてがみを繊細な筆致で質感を出したなびく様子が馬の躍動感を引き立てる。
構図も飽きない。
天才ですな。

江戸幕府がオランダへプレゼントしたらしい。


白絵屏風(左隻)


同(右隻)


非常に美しい。
白一色で描かれた屏風ははじめて見た。
胡粉だけでなく一部白雲母も使われているそうだ。
出産時に飾る屏風で、当時は珍しくもないものだったらしいが、現存が認められているのは2点しかないらしい。
これは必見です!!


秋草浜松図御簾屏風


屏風の中に御簾がはめ込んである面白い屏風。
絵柄だけでなく実際に風がとおり納涼感をかもし出します。
写真ではわかりませんが、御簾も凝った組み合わせで文様が浮き出ています。
壊れやすい御簾が非常に保存状態よく残っているのが驚きです。



洋人奏楽図屏風(部分)


バタ臭い屏風も。
桃山時代イエズス会が持ち込んだ西洋画を屏風に仕立て直したと思われます。
信長の世紀ですな。



墨梅図屏風(左隻)


同(右隻)



傑作だと思います。
これも江戸幕府がオランダに贈呈した屏風のひとつなので国内では見る機会二度とないかも知れません。
狩野派の手馴れた構図と題材なんですけど幹の力強さと枝と梅の繊細さ、空間を想像させる構図に見飽きる事ありません。

他に松を題材にした同じシリーズも展示してます。
こちらはもっと大胆な構図です。
マニアにはたまらないかも(笑)

松を題材にした屏風絵はたくさんあります。
私が傑作だと思う作品が2点ありますがそれはまた別の機会に!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
う~ (ちい)
2007-10-17 09:24:12
おもしろそう~
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はらしま (ちぃへ)
2007-10-17 21:38:32
いくべし!
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