前にも書いたと思うけど、メリル・ストリープ主演の映画「ミュージックオブハート」を見てから気になっていたイツァーク・パールマンという演奏家。
同じく出演していたアイザックスターンは既に鬼籍に入り、パールマンもこの機会を逃したら二度と生を見ること出来ないかも知れない。
ポービッチ先生も神戸で指揮棒振ったすぐ後にお亡くなりになった例もあるし。
なので、ちょー高額なチケットだったけど聴いて参りました。
モーツアルト/ヴァイオリン・ソナタ第32番へ長調K.376
ベートーベン/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47『クロイチェル』
ブラームス/『F.A.Eソナタ』のためのスケルツォハ短調Wo02
シューマン/ヴァイオリンとピアノのための幻想小曲集作品73
*ヴァイオリン小品集
クライスラー/プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
クライスラー/フランクールの様式によるシチリアーノとリゴドン
ブルック/メロディ
ブラームス/ハンガリー舞曲1番
クライスラー/美しきロスマリン
ヴィエニヤフスキ/奇想曲ニ短調
パッツィーニ/妖精の踊り
席は左二階席だったけど、舞台のすぐ上、楽譜の音符まで見えちゃう位の思った以上によい場所でした。
拍手の中登場したパールマンは電動車椅子ですいーっと楽しそうに登場です
にこやかに丁寧に左、正面、右と客席に向かってあいさつをします。
もっと気難しい人のイメージがあったけど、にこやかな人だ。
機嫌がよかったのかな。
知っている曲ほとんどないので曲に対する感想は書けないけど、音色がなんて幅広いんだろうと思いました。
すーっと心になじんで吸い込まれていく感じです。
吸い込まれすぎて一時期意識をなくしてしまったです。
それが見た目は結構お気軽に弾いているんですよ。
右手にどんなに素晴らしい技術が磨きあげられて宿っているかなんて微塵も感じさせないで!
プログラムにはヴァイオリン名曲集とだけ書かれていて、何を弾くかはその日の気分次第で決めるみたいな。
結局7曲も弾いてくれたのだけど、楽譜をバサバサめくってあ、これにしよう みたいな決め方しているようでした。
引く前に自ら英語で誰の何を弾きますと言ってからいきなり弾きはじめるのですけど、アイコンタクトもなしでいきなり弾くパールマンに合わせる伴奏のピアノの人もすごいな。
パンフレットによると小品と言われる曲をとても彼は愛しているらしい。
思い切り歌い上げたり激しい超高速パッセージをスピッカートしたり弦楽器のできる事すべてが詰まった演奏会だったです。
特にヴィエニヤフスキはすごかった。
弓が音速を超えたようです。
今日思った事。
ヴァイオリンの高音は実はあまり好きではありません。
でもこの日なんて美しい音なんだろうって初めて思いました。
おしまい。
同じく出演していたアイザックスターンは既に鬼籍に入り、パールマンもこの機会を逃したら二度と生を見ること出来ないかも知れない。
ポービッチ先生も神戸で指揮棒振ったすぐ後にお亡くなりになった例もあるし。
なので、ちょー高額なチケットだったけど聴いて参りました。
モーツアルト/ヴァイオリン・ソナタ第32番へ長調K.376
ベートーベン/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47『クロイチェル』
ブラームス/『F.A.Eソナタ』のためのスケルツォハ短調Wo02
シューマン/ヴァイオリンとピアノのための幻想小曲集作品73
*ヴァイオリン小品集
クライスラー/プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
クライスラー/フランクールの様式によるシチリアーノとリゴドン
ブルック/メロディ
ブラームス/ハンガリー舞曲1番
クライスラー/美しきロスマリン
ヴィエニヤフスキ/奇想曲ニ短調
パッツィーニ/妖精の踊り
席は左二階席だったけど、舞台のすぐ上、楽譜の音符まで見えちゃう位の思った以上によい場所でした。
拍手の中登場したパールマンは電動車椅子ですいーっと楽しそうに登場です
にこやかに丁寧に左、正面、右と客席に向かってあいさつをします。
もっと気難しい人のイメージがあったけど、にこやかな人だ。
機嫌がよかったのかな。
知っている曲ほとんどないので曲に対する感想は書けないけど、音色がなんて幅広いんだろうと思いました。
すーっと心になじんで吸い込まれていく感じです。
吸い込まれすぎて一時期意識をなくしてしまったです。
それが見た目は結構お気軽に弾いているんですよ。
右手にどんなに素晴らしい技術が磨きあげられて宿っているかなんて微塵も感じさせないで!
プログラムにはヴァイオリン名曲集とだけ書かれていて、何を弾くかはその日の気分次第で決めるみたいな。
結局7曲も弾いてくれたのだけど、楽譜をバサバサめくってあ、これにしよう みたいな決め方しているようでした。
引く前に自ら英語で誰の何を弾きますと言ってからいきなり弾きはじめるのですけど、アイコンタクトもなしでいきなり弾くパールマンに合わせる伴奏のピアノの人もすごいな。
パンフレットによると小品と言われる曲をとても彼は愛しているらしい。
思い切り歌い上げたり激しい超高速パッセージをスピッカートしたり弦楽器のできる事すべてが詰まった演奏会だったです。
特にヴィエニヤフスキはすごかった。
弓が音速を超えたようです。
今日思った事。
ヴァイオリンの高音は実はあまり好きではありません。
でもこの日なんて美しい音なんだろうって初めて思いました。
おしまい。
特にベートーヴェンのソナタ!
いいですねえ。
youtubeなどで動画を見ると、ほんとうに軽々と弾いているんですけどね。
どうなっているんでしょう(笑)。
某○響の人の本を読んだら
「彼は足は不自由だが私たちは手が不自由だとつくづく思わされる人」というような文章があって思わず笑ってしまいました。
いってよかったと思います。
クラシックの演奏会にこんなに高額な出費を許容するなんて
10年前の自分には考えられなかったな。