谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

VIVA!国立博物館

2007年02月19日 23時06分03秒 | 美から広がる
僕は本が好きだ。
だから谷中千駄木根津に居を構えているだろうと思う人がいるかもしれない。
でも実は昔住んでいた人の事などどーてもいいのさ。
ここに住む事に決めた大きな理由は博物館美術館が沢山あるから。
そう、僕は博物館や美術館が大好き。お金を使わなくてもめちゃくちゃ楽しめる場所。同じ理由で本屋も好きなんだ。

さぁいくぞーと覚悟決めていかなくてもよいのがいい!ぶらっと行けるのがいい!
特にお気に入りは国立博物館。
美術館じゃなく・博・物・館・なのがよい!

収蔵品は何万点、展示を一度もしたことない収蔵品がごまんとあるはずだ。
ぶらっと寄ったときに「おぉなぜこんな作品が展示されているだー、しかもがらがらで誰も見に来ていないぞ」という場面に時々あたる。
長谷川等伯の「松林図屏風」や上村松園の「焔」などを誰もいない展示室でひとりでゆっくり堪能できた時もあった。
ほんとならこんな有名な作品展示するなら予め告知してくれた方が親切なのになと思うのだが、そうすると僕がゆっくり堪能できなくなるから、まぁいいか。

この間、いつもどおりぶらっと寄ったらなんとあの三十六歌仙佐竹本の「小野小町」が展示されていた。もっともこれは告知されていたようだが、偶然でも出会えてよかったよ~。高額すぎて絵巻で購入できる人がいなかった為36枚に分割されてしまったという数奇な運命を持つ日本最古にして最高の出来栄えと言われた大和絵。
その36枚の中で「斎宮女御」と並び美術的に秀逸な出来といわれているものに出会えたなんて!
VIVA国立博物館

六本木にある収蔵品ゼロの国立・美・術・館・なんかに負けるな!
頑張れ国立・博・物・館!

ちなみに、切断された佐竹本が売買された現場は、現在国立博物館の庭園に移築されている応挙館です。
ちなみその2、「小野小町」は収蔵品ではありません。借り物です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿