よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
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歴史を感じる道-大分県臼杵市:二王座

2024年12月30日 | 大分
Nioza, Usuki City, Oita Pref.

さてさて、ワタクシは大分県臼杵市を訪れていましたが、臼杵の上町の南側に二王座(におざ)という一角があるんです。
二王座を東西に通る石畳の小道は「二王座歴史の道」とよばれます。ワタクシはここを訪ねることにしました


阿蘇山の火山灰が固まってできた凝灰岩の丘があり、そこの岩を削り作った細道が「二王座歴史の道」です。
このエリアは城下町らしい佇まいを残す地域だと聞きました。ではでは、二王座を散策するとしましょうか


二王座は武家屋敷が立ち並び、多くの寺が集まっている地域で、城下町の雰囲気を今もとどめています。
石畳と石垣の調和のとれた建物が、日本の伝統的な町の美しさを醸し出しますね


そうそう、ここ二王座は短い期間ですが春日局が暮らしていたことでも知られています。
言うまでもなく、春日局は三代将軍家光の乳母ですね。また、江戸城大奥の礎を築いた人物でもありますな


もう6年前になりますが、大河ドラマの「西郷どん」で西南戦争が描かれました。
ここ二王座のあたりは西南戦争で薩摩隊と臼杵隊が激しい戦いを繰り広げた場所でもあるんです。
そんな歴史に想いを馳せながら散策するのは、ワタクシにとって至福の時間なのです


ここ二王座のあたりには、多くの寺院が集まっています。
日本各地の城下町を歩いてきましたが、城下町には「寺町」と呼ばれるような、寺院が集まっているエリアがある場合が多いです。
二王座のお寺を見ていくと、特定の宗派のお寺が集まっているのではなく、様々な宗派の寺院が立ち並んでいました


この辺りは二王座(におざ)と呼ばれるのですが、古く祇園社(現在の八坂神社)が鎮座し、その門として仁王門があったことから、
現在は二王座を呼ばれるようになったと言われています。「仁王が座した」ということなのでしょうね


地名というのは興味深く、地名からその土地の地勢や歴史を知る事ができます。
ですので、ワタクシは安易な地名の改変が許せないんですよ


この日はかなりの冷え込みだったのですが、こんな看板を見ると心が温かくなる気がします。
これはあくまでもワタクシの個人的な感覚ですが、九州はどこに行っても人が暖かく、情が厚いように感じます

使用したカメラ:1〜3枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


この日は曇天で冷え込みが厳しい一日でした。大阪人って「九州=暖かい」と勘違いしている人が多いんです。
宮崎や鹿児島のイメージが強いのでそう思ってしまうのでしょうが、家人の実家がある大分県日田市なんて内陸部の盆地ですから、
朝晩の冷え込みが厳しくって年末年始は絶対に最低気温は氷点下になるんです。
一度実家から帰ろうとした日に福岡県の太宰府あたりで激しい雪が降り、九州自動車道が通行止めになったこともあるんです。
冬の九州は大阪よりも寒さが厳しいのです。



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