よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

木造の十三重塔-奈良県桜井市:談山神社

2024年12月21日 | 奈良(奈良市以外)
Tanzan Shrine, Sakurai City, Nara Pref.

さてさて、室生寺に続いて紅葉を楽しもうと「談山神社」にやって来たワタクシですが、
さすがに「奈良県屈指の紅葉の名所」だけあって紅葉も見事ですし、参拝者の数も多かったです


右側の建物が拝殿、左側は本殿になります。本殿は大宝元年(701)創建ですが、現在の本殿は嘉永3年(1850)に造替られたものです。
朱塗りの上に極彩色の装飾を施す本殿は、日光東照宮のお手本になったと伝えられています


ワタクシは霊的なことなどは全く感じることも無いし、信じることもありません。
ただ、神社の境内に足を踏み入れるとなんとも言えない凛とした空気感は感じます


ではでは、談山神社の境内をさらに進んでいくとしましょうか


談山神社に数ある建造物の中で、圧巻は高さ約17メートルの「十三重塔」ではないでしょうか。
藤原鎌足の長男の定慧(じょうえ)が678年、鎌足を祀るために建てたものなんです。
現在の塔は1532年の再建で、木造の十三重塔としては世界で唯一ということです


参拝客の誰もが十三重塔の前で足を止め、塔に向かってカメラを向けます。
もちろんワタクシも足を止め、アングルを考えながら撮影します。いつ見ても美しい塔だなぁと思います


ワタクシが初めて談山神社を訪れたのは30歳頃だったと思います。その時も紅葉を見るために訪れました。
それ以降、紅葉や新緑の美しさを求めて何度もこの場所を訪れましたが、これからも訪れたい気持ちは変わりません


関西には北海道や信州のような雄大な大自然というのがありません。
その代わり、京都や奈良を中心に長い歴史に彩られた素晴らしい建造物を数多く見ることが出来ます。
それらの建造物が時代の流れとともに、周囲の風景に溶け込んでいく姿は「自然と人工の調和」だと感じます


談山神社には、珍しい鶴の手水鉢があります。手水舎といえば、大抵は龍の口から水が出ているものですが、鶴の手水鉢とは珍しいです。
この手水鉢なのですが、明治13年に五摂家の九条道孝公が奉納したと伝えられています

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


ここ数年、大阪市は京都や東京に次ぐ外国人観光客の宿泊者が増えています。次々と新しいホテルが建設されているのを目にします。
私は「大阪なんか別に見るものも無いし、なんで大阪に泊まるんやろ」と思っていたのですが、次のような理由があるそうです。
・京都や東京のホテル価格が高騰しているのに比べ、大阪はまだ価格が安い。
・安くて美味しい飲食店が多い。
・人々が気さくでフレンドリー。
・京都や奈良に1時間以内で行けるので、移動に便利。世界遺産の高野山や吉野にも電車一本で行くことが出来る。
ということらしいのです。確かに京都や奈良に近いのはその通りで、大阪に住む私はその恩恵を十分に味わっています。



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