よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

駅を訪ねて-大分県臼杵市:JR臼杵駅

2024年12月31日 | 大分
Usuki Station, Usuki City, Oita Pref.

さてさて、今日はいよいよ大晦日ですね。今年もあっという間に一年が過ぎ去っていく気がします。
今年もワタクシのブログを訪ねていただいた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

臼杵市街地の中心部に、「八町大路」と名づけられたメインストリートがあります。
長さは300数十メートルの商店街ですが、電線を地中に埋めたために空間がすっきりとした感じがします。
ワタクシは商店街をウロウロと歩くのが好きで、ちょっと散策してみることにしました


八町大路に鑰屋(かぎや)という老舗の醤油屋さんがありました。創業は慶長5年ですから西暦1600年、関ヶ原の戦いの年ですね。
九州に来て食事をして驚いたことの一つが、醤油がすごく甘いんですよ。
その甘みがあるから、煮物などを作るのには向いているのかもしれません


昨今、どの町に行っても古くからの商店街は廃れて行く一方です。これも時代の流れと言ってしまえばそれまでなのですが、
駅前商店街などでほとんどの店舗にシャッターが下りているのを見ると、寂しい気持ちになるんですよ


八町大路の西端に「サーラ・デ・うすき」という建物がありました。飲食店、フードコート、お土産屋、会議室などの複合施設でした。
灯がともると綺麗でしょうね


ワタクシは鉄道が好きなので、臼杵駅に立ち寄ってみようと思い、駅に向かって歩いて行きました。
するとレトロな商店街が駅の近くにありました。こういう場所はモノクロが似合いますね


「臼杵駅」に着きました。臼杵駅は日豊本線の駅で、当然ながら特急列車も全て停車します。
駅のホームを見ると、駅名標が「うすき」の「すき」がハートマークになっていました。なかなかオシャレですね


日豊本線は小倉から宮崎を経由し鹿児島まで 462.6km。 東九州を縦断する九州一長い鉄道路線です


「列車が来るのは1時間に一本くらいやろなぁ」と思って臼杵駅に行ったのですが、
ちょうど運良く「特急にちりん6号」がやって来るところでした。JR九州には素敵なデザインの列車が多いのですが、
この787系特急電車は水戸岡鋭治氏によるデザインで1992年から約10年間製造された車両です。
ロボットの様な面構えをしたこの車両は、当時はすごく斬新な感じがしましたが、今ではすっかり見慣れた気がします


臼杵駅に来てすぐに「特急にちりん」がやって来て、「運がいいなぁ」と思っていたら、
反対側の宮崎方面行きのホームに「特急にちりんシーガイア7号」がやって来ました。
同時に2つの特急列車を見ることが出来るなんて、ワタクシ、運がいいですなぁ。
この車両は783系特急電車ですが、これは国鉄の分割民営化後、初めてJR九州が1988年に独自で開発した新型列車だったのです。
でも、今となっては凡庸なデザインに感じてしまいますね

使用したカメラ:1枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


国鉄が分割民営化されて、来年でもう38年になります。今では「国鉄」という言葉を知らない若い人も多いでしょう、
東海道新幹線を抱えているJR東海は経営が順調ですが、他のJR、特にJR北海道とJR四国の経営難は深刻です。
地方の衰退が進む中、ローカル線の未来は暗澹たるのが事実です。子供の頃から鉄道が好きだった私には悲しい現実です。



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