さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1435番:スガンさんの山羊(4)

2022-07-07 08:58:39 | 日記


スガンさんの山羊(4)

 

                 【4】
       ————————————

  M. Seguin n'avait jamais eu de bonheur avec ses chèvres.
  Il les perdait toutes de la même façon ; un beau matin,
elles cassaient leur corde,  s'en allaient dans la montagne,
et là-haut le loup les mangeait.  

               ——訳——
スガンさんは、自分の山羊のことでは、一度も幸運には
恵まれませんでした. 山羊たちを全く同じ方法で失くし
てしまっていました ; ある晴れた日の朝などは、山羊
たちはロープをちぎって、山の中に立ち去っていました.
そして、オオカミがみんなを食べるのでした.


                《語句》     
chèvres (pl)< chèvre (f) 山羊、雌山羊(牡はbouc)
          (子ヤギは)cheveau,
          La chèvre bêle. / 山羊はメエと鳴く.  
façon (f) やり方、方法、手段       
même (a) 同じ(この形容詞は名詞の前に置きます)
corde (f) なわ、ロープ、綱
cassaient (半過去)<casser (他)壊す、割る、(綱を)切る
en allaient (半過去) 立ち去る
là-haut (副) あの高いところに (ここでは、山の上で)
manger (他、自)食べる


               ≪文法≫
訳し方がおかしいと思った方、いらっしゃいませんか?
ここは普通に「ある晴れた朝に山羊たちはロープを切って
山の中に逃げて行きました.」では不合格答案になります.
すべて、半過去で書かれていることにご注意ください.
Le loup les a mangé, なら「オオカミが食べてしまいました.」
でもいいのですが、Le loup les mangeait. をそう訳すと
間違いになります. 「半過去」は過去の習慣、ここでは
たびたび、オオカミに食べられていた, ということを
言っています. 

 

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1434番:仏作文(7)(スタンダードフランス語講座③より)

2022-07-07 08:56:00 | 日記


仏作文(7)(スタンダードフランス語講座③より)
                 
                  【7回目】

               Leçon 2  歴史 Histoire 

例文7   
 
日本は1952年の4月に主権を回復した。
Le Japon a recouvré sa souveraineté en avril 1952.
ル ジャポン ア ルクーヴレ サ スーヴランテ アナヴリル ・・・    

♦ 1952は読めますでしょうか?
  mille neuf cent cinquante-deux  もしくは
    ミル  ヌフ  サン サンカント ドゥー 
  dix-neuf cent cinquante-deux 
     ディズ ヌフ サン サンカント ドゥー

mille のあとに数詞が続く場合mil になることがあります。
La Réolution française a éclaté en mil sept cent quatre-vingt-neuf.
フランス革命は1789年に勃発した。
 
書類関係ではmille はmil になります。

♦ 日常的な過去の行為はフランス語のテンス(フランス語はtemps)
  は複合過去になります。

   フランス語の現在形は、現在の動作・状態の瞬間的にみた相も継続的に
  みた相も表しますが、これが過去になると、複合過去形と半過去形という
  2つの形に区別されます。

⦿    彼は踊る               Il danse.
⦿ 彼は踊っている    Il danse.
⦿ 彼は踊った   Il a dansé.   
⦿ 彼は踊っていた    Il dansait.

  

♦  複合過去形には、英語の現在完了形的な意味もあります。特に
 現在までの経験を表す場合がそうです。

  ヨーロッパに行ったことがありますか?
  Avez-vous jamais été en Europe ?


問題 A

1: 私は8時に夕食をとった。
     
ゴタの答案:  J'ai pru le dîner à huit heures.       (1点/10点中)

正解   :  J'ai pri le dîner à huit heures.

     ≪感想≫
prendre の過去分詞は pri 
正しく覚えましょう。
(plu に誘われた)(誘いに乗るんじゃない!)


2: ポールはまだ出発していません。

ゴタの答案:  Paul ne pars pas encore.


正解  : Paul n'est pas encore parti.

     ≪感想≫

出発していない、に騙された。出発していなくても、
複合過去を用いる。なぜなら、冒頭で学んだばかり。
複合過去は、現在完了も言い表す。
言うまでもなくその「否定形」は「未完了」
ということは、問題例文は、まさにこの「未完了表現」
複合過去を否定形で使う。  Paul n'est pas encore parti.

尚、現在形も間違えている私の答案は今回は、0点。
現在形は、part 
Il part の否定形は、Il ne part pas.
encore  を くっつけて Il ne part pas encore.
同じ間違いでも、ここまで書くべきでした。

  {反省}
pars       partons
pars       partez
part       partent

 

3: ふぐ (poisson glob) を食べたことがありますか?

ゴタの答案: Avez-vous jamais pris poisson globe ?

正解は  : Avez-vous jamais goûté du poisson globe ?

              ≪感想≫ 
jamais を使う、という発想に酔いしれて、あとを間違えてしまった。
「喜ぶのはまだ早い」と自分に言い聞かせるべきだった。

魚は食べる場合は、部分冠詞、好き嫌いをいう場合は定冠詞。
お茶を濁すのは、ゴタの答案の「無冠詞」。もちろん減点対象。

この発話の真意は、「どんなだった、あなたの食べたフグ?」
なので、行為そのものを問う警察の取り調べではないのだから、
prendre  よりも goûter の方が模範解答になると思う。
prendre でも正解にしたいところだが、すでに poisson
blobe に冠詞を落としたので減点7点(3点/10点中)


問題B
1:  ここ100年の間には、1868年と1945年に
    2つの最も重大な変化が起きた。

 ※ この本の原稿は、1968年以前のものと思われます。
   この本の初版は、1970年です。
   (今手元に見ているのは1994年19版です。

ゴタの答案:  Entre ce 100 ans, il y avait deux changée 
              importntes

               あ、答案は途中放棄しています。白旗を上げたようです。
     難しかったのかな?  

解答  : Les deux plus importants changements ont eu lieu
            au cours des cent dernières, en 1868 et en 1945.

         ≪感想≫ 
  問題を投げてしまいました。投げたら、あかんがな。
 1868年は明治維新。1945年は終戦。どちらも
 新しい日本が生まれた瞬間です。
 La Restauration de Meiji a eu lieu en 1868.
  La Guerre du Pacifique est fini en 1945.
  Les deux ont conduites Japon à un nouveau régime.
  この作文で堪忍どっせ。

 


2: 1936年2月26日、何人かの青年将校たちは自分たちの部隊(troupe f)
           を率いて閣僚たちを襲った。(mener ~ contre)

 

ゴタの答案:  

Le 26 février 1936, quelque officiers jeunes, en menant chaque troupe,
attaqué contre les membres du cabinet.

 

解答   : 

Le 26 février 1936, de jeunes officiers ont mené leurs troupes contre
les ministres.

 

       ≪感想≫  
この解答に、やや不満。解答文には「襲撃」とか「襲った」という
言葉が入っていないからだ。
ところでゴタの犯しそうな箇所があった。 de jeunes officiers
複数名詞に形容詞が前に置かれる場合、des はde になる。
だからわざとjeunes を後ろに置いたのですが・・・

※ 結局、この問題の解答は、
  mener le troupe contre ~  で「襲撃する」という意味があるということで
  納得しました。

 

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1433番:スガンさんの山羊(3)

2022-07-07 05:39:54 | 日記


スガンさんの山羊(3)

 

                  【3】
  Non ?  Tu ne veux pas ?   Tu prétends rester libre * à ta 
 jusqu'au bout ...Eh bien, écoute un peu l'histoire de
la chèvre  de  M. Seguin.   Tu  verras ce que  l'on gagne* à    
vouloir vivre libre.

 

                       訳
   いやと言うのかい?記者はいやだと. どこまでも気随
気ままを通そうというのだな.    よし、そしたら、スガン
さんの山羊の話を聞き給え. 自由気ままに生きることを
望んで、得られるところのものを、君は知ることになる
だろう.
         

                  《語句など》  
prétends 1単、2単<prétendre [プレタンドル]
   と強く主張する、言い張る        
      prétendre + 不定詞 ~することを(強く)望む 
    
rester libre 自由なままでいる
     rester + 形容詞 「~の状態のままでいる」
guise [ギーズ](f){古語} 仕方、流儀
    (今日では次の成句のみ)
  à sa guise  思うままに、好きなように     
bout (m) 端、先、②終わり、果て
jusqu'au bout  最後まで、徹底的に
Eh bien ①では、よし、じゃあ
        ②よろしい、そうか、仕方がない   
chèvre (f) (一般に)山羊、雌山羊 (雄はbouc[ブク])
gagner (v/i) かせぐ、もうける、得る
gagner + à  + 不定詞  ~することによって得る
ce que  l'on gagne*  人が得るところのもの
Tu  verras 君は知るだろう
vivre libre 自由に生きる
  à vouloir vivre libre 
  自由に生きようと望むことによって.

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