ペルル嬢(83)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant
———————————【83】—————————————————
On se remit à dîner, mais tout le monde de-
meurait anxieux; on sentait bien que ce n 'était
pas fini, qu' il allait se passer quelque chose, que
la cloche, tout à l' heure, sonnerait encore.
————————————(訳)—————————————————
みんなは食事に戻りました.しかし全員が不安をかか
えたままでした.まだ事態は終わっていないと感じられ
たのです.まだ何かが起こるだろう、まだしばらくした
らもう一度あの鐘が鳴るだろうと感じていたのです.
————————————《語句》—————————————————
on se remit à dîner:みんな再度食事を取り始めた.
一般に<se remettre à + 不定詞>で、再度~し始める
tout le monde demeurait anxieux:みんなは不安を抱えた
ままだった.
一般に<demeurer + 状態>で、~のままである
demeurer:(自) とどまる、残る
類似動詞にrester がある.これも同じように
<rester + 属詞・様態の状況補語>(ある状態に)
とどまる、~のままでいる
tout le monde restait anxieux で置き換え可.(同じ意味)