アルト・ハイデルベルク(6)
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Staatsminister :Hochfürstlichet Durchlaucht empfangen
soeben Se . Durchlaucht den Erbprinzen.
Sobald Se. Durchlaucht der Erbprinz Sr. Hochfürstlichen
Durchlaucht Zimmer verlassen. teilen Sie Sr.
Durchlaucht dem Erbprinzen mit, daß ich ihm
höchsten Auftrage Se. Durchlaucht den
Erbprinzen um einen kurze Unterredung bitten
ass, Sie rufen mich dann - Sie finden mich drüben.
国務大臣: 大殿下が、たった今、公子殿下をお召しになっておられる。
公子殿下が大殿下のお部屋をお出ましになりしだい、
公子殿下に、わたしが大殿下のおいいつけによって
公子殿下に少しご相談申し上げたいとお伝えしてくれ。
それから、わたしをよんでくれ。
- わたしはあちらにいるから。
—————————【語彙】———————————————
Sr. Hochfürstlichen Durchlaucht 大殿下(呼びかけの敬称)
Durchlaucht 女性名詞 (_/_en) 王侯貴族への敬称
hochfürstlich (形容詞) 王侯貴族の
verlassen (他動詞) (場所)を去る、 ~を離れる
drüben (副詞) 向こう側に
dann (副詞) それから
sobalt (従属接続詞) ~するやいなや ~したらすぐに
(ゾーバルト)
————————【解説】————————————————
きょうは従属接続詞を学びましょう。
Sobald ich in Deutschlandankomme, rufe ich dich an.
私はドイツに着いたらすぐに君に電話する。
Sobald ~, 前半の文は
sobald+主語+その他の要素+定動詞
という語順になっています。
sobald という接続詞が使われると、定動詞は、文末に来る
という規則があります。そして、この sobald で導かれた文を
副文と呼びます。この副文が、ひとつの文章要素となって、
後半部の、主文へと続きます。
一方、主文は、先に副文がその他の要素として先行したため、
定動詞を2番目に置くため、
主語ich に先立って、rufe が来ています。
このrufe ですが、これは「分離動詞」で、
もとの形は an/rufen です。
分離動詞は、前つづり(an) が分離して文末に来るのでした。
Sobald er das Zimmer verlassen. sagen Sie ihn daß ich dort warte.
彼が部屋から出たらすぐに
彼に私が向こうで待っていると言っておくれ。