フランス語学習日記
一昨日の学習でabordage を辞書で引こうとして A の項目を
適当に開いたとき、パッと眼前に出てきたのは Ajjaccio
(アジャクシオ).クジャクでもなく塩でもない.
アジャクシオとはコルシカ島の Corse-du-Sud (コルス=
デュ=シュッド)県の首都、ご存じナポレオンの生まれ故郷.
ナポレオンって、「睡眠時間は1日3時間で大丈夫だ」と豪語
していたつわものであるが、その健康結果は、没年51歳と
いうから、やはり7時間以上は取ったほうがいいのだろう.
ナポレオンの死因については毒殺説もあるが、エルバ島の
ときと違って、厳しい監視下に置かれていたナポレオンを
暗殺する意味はほとんどありません.通説の胃がんでよろしい
のではないでしょうか?
当時の医師たちは胃がんではないと主張していたようですが、
決定的な死因は指摘できなかったようです.
最近の動画などを見ていると、「希望」を無くした人は
早死にするという調査結果を報告しているものもあります.
これについては、何とも言えない.何か言え、といわれたら
「さもありなん」
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ではここで仏作文の問題です.次の文をフランス語でどうぞ!
「ナポレオンは1769年8月15日コルシカ島のアジャクシオ
で生まれ、1821年5月5日、セントヘレナ島のロングウッド
で亡くなった.
答えは2通り、単純過去で書くか、複合過去にするかです.
どう違うって? そうですね.もし複合過去で書けば、
est né とか est mort と一部分に être の現在形が来るので
「生まれています」「死んでいます」のような感じが
生まれ、単純過去で書けば、「生まれた」「死んだ」と
我々に無関心な、淡々とした文になります[.
どちらで書いても正解です.
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まず複合過去
Napoléon est né le 15 août 1769 à Ajaccio en
Corse et mort le 5 mai 1821 à Longwood sur
l'île de Sainte-Hélène.
単純過去では
Napoléon naquit 15 août 1769 à Ajaccio en
Corse et mourut le 5 mai 1821 à Longwood sur
l'île de Sainte-Hélène.
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【本日のまとめ】
複合過去:生まれたのです(です=現在形)
単純過去:生まれた(た=過去形)
こうしてみると日本語でも、一種の複合過去になっているかも!
生まれた(過去)+ のだ(現在「断定の助詞」)
———————【質問コーナー】—————————————
——半過去は使えないの?
——日付けが入っている文では使えません.
——どうして?
——いついつ、こうした、ああした、という過去はね、点過去というのだよ.
——どうして?
——過去の1時点を述べているから.
——そうなの?
——はっきり、過去だと示す時間が述べられて、完全に過去だと
いうことで、完全過去とも言うのが単純過去で、ただ情景を
描いているだけの過去は、不完全過去というのだよ.その
不完全過去が、文法上、半過去と呼ばれているのだよ.
——そうなの?
——そうさ.「いつのことなの?」と聞かれそうな文は半過去もOK!
——ある冬のこと…
——ある冬じゃわからんから、半過去OK!
——そうなの?
——そうさ.ある冬、ある日、ある夏の日、ある~、半過去OK!
——ある2025年2月14日に彼にチョコをあげた…半過去で…
——だめ.
——なんで?
——君、わざと言っているだろ.