もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3655番:きょうは父の「二七日忌」

2024-03-26 13:36:33 | 日記

きょうは父の「二七日忌」

 

これまで、「死出の山」とか「三途の川」とか

おそろしい光景ばかり書いてきましたけれど、

死にかけて、意識が戻った人の話では、たいてい

「お花畑」で、死んだ知人と出会って、

「あなたは、まだこっちに来ちゃダメ」

と言われて、戻ってきた、というものが

ほとんどです.

 

ですから、「死出の山」とか「三途の川」

というのは、中国でトッピングされた話かも

知れません.

 

またあるお坊さんの話によると、死んだら

自分の心の中に帰るのだ、と説く方もおられます.

 

これらの話をまとめると、死んだら、自分の心の

中に入る.自分の心が綺麗だったら、そこは

お花畑である.しかし自分の心がきたない場合は

どうか?

 

うそつきで、人のものを盗むという、どうしようもない

悪いやつの心に、お花が咲いているわけがないじゃない

ですか?

 

そこはおそらく、あちこちゴキブリが走り回って

いるゴミの山でしょうね.

 

そんなとこ、行きたくない.

心は、綺麗にしておきましょう.

 

ゴキブリ:きさま新入りだな.俺様の下で働け.

 

新入り :あほ、エサは自分で探して食べるわい.

 

ゴキブリ:なまいきなやつめ.クモに食われて

    死んでしまえ. 

 

新入り :わし、もう死んでんねんで.

 

ゴキブリ:もっと死ぬんじゃ.

 

新入り :わけのわからんやっちゃ.

 

ゴキブリ:まあ、お前、住めばみやこ、ゴキブリ稼業も

     楽しくなるからね.

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3654番:ベラミ(66)

2024-03-26 03:50:26 | 日記


ベラミ(66)
Bel-Ami
 (1885)
by Guy de Maupassant


——————————【66】————————————————

 Il  se  tut,  réfléchit  quelques  secondes,  puis  
demanda:»    
  « Es-tu  bachelier ? 
  —— Non.J'ai  échoué  deux  fois.
  ——Ça  ne  fait  rien,  du  moment  que  tu  as
poussé  tes  études  jusqu'au  bout. Si  on  parle 
de  Cicéron  ou  de  Tibère,  tu  sais  à  peu  près
ce  que  c'est ?   
  ——Oui,  à  peu  près.
  

 ..——————————(訳)—————————————————
                        
 フォレスティエは黙って、しばらく考え込んでから
尋ねた.
 「君は大学入学資格試験にはパスしたのかい?」
 「いいや、二度落ちた.」
 「まあ構わないさ.君が学業を最後までやり終えた
のならね.もしキケロやティベリウスの話になったら、
少しは何のことかわかるかい?」
 「ああ、少しなら.」


.——————————⦅語句⦆———————————————
      
se tut:(3単単純過去) < se taire 黙る、口をつぐむ  
réfléchit:(3単単純過去) < réfléchir (自) よく考える
      熟考する、 [à のことを] 考える
   *  第二群規則動詞は単数人称で単純過去と
   直説法現在は同形なので注意が必要.  
bachelier(ère):(n) 大学入学資格者、バカロレア合格者
   フランスにはbaccalauréat [バカロレア]という国家試
   験があり、リセ(高校)の終わりごろに受ける.
   これが日本の入試に相当する.    
échoué:(p.passé) < échouer (自) [à, dans に] 失敗する
du moment que + 直説法:~である以上は、~だから
   Du moment qu'il refuse, il n'y a plus rien à faire.
      彼が拒絶している以上、もはやどうしようもない. 
Cicéron:(人物) キケロ(前106-43)古代ローマの政治
    家、雄弁家    
Tibère:(人物) [Tiberius]  ティベリウス(前42頃-後37)
    Tiberius Julius Caesar という名だが、Julius Caesar 
   と綴るカエサル(前102-前44)とは別人物.
      紛らわしいので名前を「変え去る」べきというわ
      けで、通例ティベリウスはファーストネームで呼
      ばれる.
à peu près:およそ、ほとんど 

 

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3653番:ボヴァリー夫人(24)

2024-03-25 10:25:14 | 日記


Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人

ボヴァリー夫人(24)

       
—————————【24】———————————————
                                
  C'était  le  curé  de  son  village  qui  lui  avait  
commencé  le  latin,  ses  parents,  par  économie,  
ne  l'ayant  envoyé  au  collège  que  le  plus  tard
possible.

   

..—————————(訳)———————————————
  
彼にラテン語の手ほどきをしたのは、村の司祭さんでし
た.両親は経済的な理由から彼を中学へは行かせてやれ
ませんでした.ずっと後にはやれるようにはなったので
すが.


—————————《語句》————————————————
       
curé:(m) 主任司祭    
village:(m) 村    
commencé:(p.passé) < commencer (他) 手ほどきする   
latin:(m) ラテン語    
économie:(f) 経済  
envoyé:(p.passé) < envoyer (他) ~へやる  
collège:(m) 中学、コレージュ  

 

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3652番:ロックの娘(31)     

2024-03-25 10:18:27 | 日記


ロックの娘(31)     
La petite Roque


—————————【31】—————————————
                            
 Le  facteur  entra  d'un  élan  dans  la  cuisine
où  déjeunaient  les  domestiques,  et  cria:
 « Monsieur  le  maire  est-il  levé ?  Faut  que
je  li  parle  sur  l'heure. »  On  savait  Médéric  un
homme  de  poids  et  d'autorité,  et  on  comprit
aussitôt  qu'une  chose  grave  s'était  passée. 


   
.——————————(訳)—————————————
                               
一郵便配達員は一足飛びに使用人たちが朝食をしている
台所に入って叫んだ. 「旦那様は起きていますか? 
すぐに知らせなきゃならないことがあるんです.」
みんなはメデリックのことは重みのある人物で、権威
もある人間だと知っていましたので、重大なことが起こ
った直後なのだと合点しました.

 

.——————————《語句》—————————————
            
facteur:(m) 郵便配達員   
entra:(3単単純過去) < entrer (自) 入る    
élan:(m) はずみ、勢い、跳躍、突進
    d'un seul élan / 一足飛びに、一気に      
domestique:(n) 召使い、使用人、
déjeunaient:(3単単純過去) 
  < déjeuner (自) 昼食を取る 
    本文では<petit déjeuner  / 朝食を取る>の意味で
    使われています.昔は朝食をdéjeuner と呼んでいた
    そうです.では昼食はというとdîner、夕食は,souper
    だそうです.今でもそう呼ぶ地方があるそうです.
faut que:(訛りでil脱落?) 
  il faut que のことだと思います.
li:地方訛り?< lui  
sur l'heure:[古風] 直ちに      
poids:(m) 重さ、重み、重要性
  homme de poids / 重鎮、影響力のある人物    
autorité:[オトリテ](f) 権威、威光   
comprit:(p.passé) < comprendre 
grave:(形) 重大な            
aussitôt que:[古・文] ~のすぐあとに、~の直後に
s'était passée:(直説法大過去) 起こったことを~した 

 

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3651番:「湖畔」(29)(シュトルム作)

2024-03-25 10:09:50 | 日記


湖畔(29)
IMMENSEE(29)


—————————【29】———————————————

   „ Löwen ? Ob  es Löwen  gibt !   In  Indien;
da  spannen  die  Götzenpriester  sie  vor  den  Wa-
gen   und  fahren  mit  ihnen   durch   die  Wüste. 
Wenn  ich  groß  bin,  will  ich  einmal  selber  hin.
Da  ist  es  viel  tausendmal  schöner  als  hier  bei
uns; da  gibt  es  gar  keinen  Winter. Du  mußt
auch  mit  mir. Willst  du ? “ 


——————————(訳)————————————————

 「ライオンだって?いるかどうかって?いるよ、イン
ドにね;そこじゃ異教の僧侶たちがライオンを車の前に
つけて引いているのさ.そうしてライオンたちと一緒に
砂漠を走るのだ.ぼくが大きくなったら、一度、自分で
そこへ行ってみるんだ.そこは僕たちの国よりもずっと
ずっと美しいのさ.そこには冬というものがないんだ.
是非、君もぼくと一緒に来たまえよ.いいだろう?」

 

——————————《語句》———————————————
       
spannen:  
die Götzenpriester:辞書不掲載語→ Götzen + priester   
der Götze:(die Götzen) 偶像、偶像崇拝   
der Priester:(同尾式) 聖職者、祭司、僧侶、神官
die Wüste:(Wüsten) 砂漠   
selber:(副) 自分で、自分自身で、  
hin:そこへ(話者から遠ざかる運動)
tausendmal:(副) 1000回、1000倍、しょっちゅう、
  しばしば    
bei uns:als のあとに置かれているので、es (インド)
  との比較対象になります.ここでは「私たちの国」
mußt:(話法の助動詞) (活用は2単現)<müssen     
müssen:~しなければならない;
  (会話)[強い希望、勧め、招待] 是非~しなさいよ

 

 

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