韓国の一人当たりGDPは3万ドルに達した。
 
結構なことだが韓国人一人を雇うにはベトナム人の10倍かかるので貿易赤字にならざるを得ない
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韓国の経常赤字は構造的なもの
 
 

 
アメリカや欧州のような先進国では貿易赤字や経常赤字が大した問題ではなく、トランプが一人で騒いでいるだけです。
アメリカは賃金が安い後進国から物やサービスを輸入することで、国内ではより付加価値が高い生産活動をしている。
もしアメリカが一切輸入を辞めたら、アップルやマイクロソフトの社員は時給1ドルでコーヒー栽培しなくてはならなくなる。
 
先進国で生産しても割に合わない物を輸入することで、先進国は高賃金の生産活動に専念できるのです。
韓国はこれとは違い、国内の市場規模が小さいのに一人当たりGDPは高く、輸出に依存している。
たとえば韓流映画や韓流音楽ですが、韓国国内には映画産業も音楽産業もほぼ存在しません。
 
だから輸出して外貨を稼ぐのが韓国の芸能界で、輸出無くして成り立たないのです。
日本やアメリカの芸能界は国内だけで食っていけるので、海外で売れなくても何も問題は無い。
自動車、スマホ、家電など韓国国内で売れても意味はなく、中国やアメリカや欧州で売るために生産しています。

輸出で稼ぐのは難しくなる
 
日本は減少し続ける輸出を補うほど貿易外収支が増えたが、韓国は経常赤字を貿易黒字でおぎなっている状況です。
 
韓国企業が外国に工場を立てたり外国企業を買収したり、外国への投資がなされると、外国から韓国に配当金が支払われます。
 
逆に外国から韓国に投資された分、韓国は配当や利益を外国に支払い経常赤字になる。
 
日本が金を貸さないと国家破産する韓国
90年代に日本企業が国外脱出したため、今では国外企業から得る収入や配当金が貿易黒字を遥かに上回っている。
韓国も外国からの収入はあるのだが韓国から外国への支払いが多く、サービス収支や旅行収支は赤字となっている。
日本は経常黒字が多すぎる結果、円高に悩んでいるが、韓国は経常赤字だと外貨不足でウォン安になります。
 
韓国の外貨準備は4000億ドル(44兆円)ほどで、このうち米国債保有高は1000億ドルだが、これは民間や個人を含む韓国の保有額です。
このうち韓国政府や中央銀行保有は半分程度の500億ドル程度で、しかもこれは「絶対に使えないお金」なのです。
中国も同じだが保有米国債を売り払ったりしたら「中国や韓国は危ない」となり、株式や通貨が投げ売りされ国内で大恐慌が起きます。
 
では外貨不足だとどうするかですが、実際には保有資産を現金化するのではなく外国でお金(ドル)を借りてウォンを買い支えています。
ころが誰も相手にせず、お金を貸してくれなかったので1997年に韓国は国家破産しIMF管理下に入りました。
次のウォン安でもまた韓国は日本に「金を貸してくれ」と言いに来ますが、日本が断るとまた国家破産します。