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韓国18年出生率、初めて1.0割れ 世界最低水準に

2019-06-14 16:31:26 | 日記

韓国18年出生率、初めて1.0割れ 世界最低水準に

2019/2/27 16:39
日経

 

【ソウル=山田健一】韓国統計庁は27日、2018年に同国で生まれた子どもの数(出生数)は前年より3万人あまり少ない約32万7千人で、過去最少だったと発表した。一人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は0.98と、データがある1970年以来初めて1を割り込んだ。少子化が進む日本よりも急速に出生率が低下しており、世界でも最低水準となった。

 

統計庁によると、18年の出生率は前年に比べ0.08下がった。平均出産年齢は32.8歳と、前年から0.2歳上がった。

1980年に2.82だった韓国の出生率は、90年に1.57と日本と並ぶ水準に低下した。

00年から15年の間は1.2前後だったが、17年に1.05に急減した。

背景には若者の経済不安がある。韓国では10年ごろから「恋愛、結婚、出産」をあきらめる「3放世代」という言葉が使われ始めた。

財閥系の大企業と中小企業の待遇差や、不安定な労働市場に不安が広がったためだ。経済的事情から子供を持つことに慎重な家庭が多いとみられる。

加えて、韓国統計庁の担当者は「未婚女性の増加」を理由に挙げる。

30~34歳の女性の未婚比率は、00年の10.7%から15年は37.5%に上昇した。

優秀な成績で大企業に入社した女性の中に、結婚よりキャリアアップを優先する意識が強まった。

産休をとると昇進が遅れる企業文化が背景にあるとの指摘もある。

日本の17年の出生率は1.43。アジアでは台湾が10年に出生率が1を割ったことがあるが、子育て世代の支援を強化したことで現在はやや回復した。

米国は17年に30年ぶりの水準に落ち込んだが、1.76にとどまる。

韓国は予想より早く人口減少が始まる公算が大きい。

統計庁は昨年、人口が減少に転じる時期を28年としたが、一部の韓国メディアは「24年ごろに早まる可能性がある」と指摘する。

同庁は27日、人口減少時期について「データを精査して3月に説明する」とした。

出生率低下が続けば社会保障や経済成長に悪影響を与える恐れがある。

政府は過去10年で130兆ウォン(約13兆円)を投じて保育所の増設などの少子化対策を進めたが、目に見える効果はあがっていない。


毎年生まれる新生児の数が政府見通しよりも急激に減少して、2020年には「新生児30万人」を割り込み、2026年には「20万人」も割るだろうという見通しが出た。

2019-06-14 16:07:37 | 日記

楽韓Web

韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです。

出産崖、予想よりも14年早くなる(朝鮮日報・朝鮮語)

毎年生まれる新生児の数が政府見通しよりも急激に減少して、2020年には「新生児30万人」を割り込み、2026年には「20万人」も割るだろうという見通しが出た。

人口の専門家であるソウル大学経済学部イ・チョルフイ教授が28日に発表した「新生児数の変化の要因分析と将来展望」によると、昨年の35万7000人だった新生児数は2年後の2020年には28万4000人、2026年には19万7000人まで減少すると推定された。(中略)これまで統計庁が出した最も悲観的なシナリオ(低位推計・2034年)より14年も繰り上げられた数値だ。

統計庁の推計では、2057年になってようやく新生児数20万人が崩壊(19万9000人)になると予想したが、これも31年も繰り上げられている。
 

教授が、既存の政府見通しよりもはるかに悲観的な人口推計をしたのは……

・妊娠可能年齢の女性 ・結婚する女性 ・結婚した女性が生み出す子どもの数
 これらが同時に急激に減少傾向にあるためだ。

統計庁は、将来新生児の数を計算するときに、合計特殊出生率(女性1人が一生に産む子供の数)が2025~2030年には1.07人水準まで下落したあとに反発すると予想した。

ところが2017年の出生率が1.05人まで低下した。

教授は「この傾向が維持されれば、今年の合計特殊出生率は0.98人水準である」とし「統計庁の将来人口の見通し推計より新生児の数がより迅速に減少する可能性が大きい」とした。 (中略)
 

一方、政府の統計では毎月の新生児の数が28カ月連続の最低記録を更新した。

統計庁が28日に発表した「2018年7月の人口動向」によると、今年7月の新生児数は昨年7月に比べ8.2%(2400人)減少した2万7000人を記録した。

これは1981年に毎月の新生児数集計が始まって以来、7月の時点で最も少ないものである。今年1~7月の新生児数(21万7500人)も、昨年の同期間より12.5%減少した。 (引用ここまで)

 何度か書いていますが、人口動態というのは未来予測が当たりやすい分野として知られています。

 未来予測が当たる唯一の分野といっても過言ではない。  

おおよそ「こういう状況になるのに×年かかる」という予測は前後1年くらいをバッファにとっておけば間違いないところ。

2年ずれることはそうはないですね。  

よっぽど強力な変化があれば別ですが、滅多にそこまでの出来事は起こりません。  

たとえば国連は1963年に「2000年の世界人口は61億2973万人に達する」との予測を出しました。2000年における実際の世界人口は61億2412万人との統計が出ています。  誤差はわずか約0.09%。  「誕生と死」だけが基本となり、あとは国別での「移動」ていどと変数が少ないことから、当たりやすいのです。
 

ところが韓国の少子化はそういった人口学の常識をぶっ飛ばすような数字が出ています。  

これは来たるべき未来を韓国人がどのように受け止めているか、ということの傍証でもあるのですね。  

要するに「とてもじゃないけど、いまの韓国で子供なんて育てちゃらんないよ」というのが本音であるということでしょうね。

 7月時点で28ヶ月間連続の新生児数減少。

 ということは2016年4月から減り続けている。

  新生児という特性から実質的にはその10ヶ月前から減り続けていると考えていると3年以上減っているわけですね。 

出産崖、予想よりも14年早くなる(朝鮮日報・朝鮮語)

毎年生まれる新生児の数が政府見通しよりも急激に減少して、2020年には「新生児30万人」を割り込み、2026年には「20万人」も割るだろうという見通しが出た。

人口の専門家であるソウル大学経済学部イ・チョルフイ教授が28日に発表した「新生児数の変化の要因分析と将来展望」によると、昨年の35万7000人だった新生児数は2年後の2020年には28万4000人、2026年には19万7000人まで減少すると推定された。

(中略)これまで統計庁が出した最も悲観的なシナリオ(低位推計・2034年)より14年も繰り上げられた数値だ。

統計庁の推計では、2057年になってようやく新生児数20万人が崩壊(19万9000人)になると予想したが、これも31年も繰り上げられている。
 

教授が、既存の政府見通しよりもはるかに悲観的な人口推計をしたのは……
・妊娠可能年齢の女性 ・結婚する女性 ・結婚した女性が生み出す子どもの数
 これらが同時に急激に減少傾向にあるためだ。

統計庁は、将来新生児の数を計算するときに、合計特殊出生率(女性1人が一生に産む子供の数)が2025~2030年には1.07人水準まで下落したあとに反発すると予想した。

ところが2017年の出生率が1.05人まで低下した。

教授は「この傾向が維持されれば、今年の合計特殊出生率は0.98人水準である」とし「統計庁の将来人口の見通し推計より新生児の数がより迅速に減少する可能性が大きい」とした。 (中略)
 

一方、政府の統計では毎月の新生児の数が28カ月連続の最低記録を更新した。

統計庁が28日に発表した「2018年7月の人口動向」によると、今年7月の新生児数は昨年7月に比べ8.2%(2400人)減少した2万7000人を記録した。これは1981年に毎月の新生児数集計が始まって以来、7月の時点で最も少ないものである。今年1~7月の新生児数(21万7500人)も、昨年の同期間より12.5%減少した。 (引用ここまで)

 何度か書いていますが、人口動態というのは未来予測が当たりやすい分野として知られています。  

未来予測が当たる唯一の分野といっても過言ではない。  おおよそ「こういう状況になるのに×年かかる」という予測は前後1年くらいをバッファにとっておけば間違いないところ。

2年ずれることはそうはないですね。  よっぽど強力な変化があれば別ですが、滅多にそこまでの出来事は起こりません。

  たとえば国連は1963年に「2000年の世界人口は61億2973万人に達する」との予測を出しました。2000年における実際の世界人口は61億2412万人との統計が出ています。

 誤差はわずか約0.09%。  

「誕生と死」だけが基本となり、あとは国別での「移動」ていどと変数が少ないことから、当たりやすいのです。