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韓国統計庁「2035年、10人に3人が満65歳以上」 

2022-01-02 17:02:40 | 日記

統計庁 高齢 人口

韓国統計庁「2035年、10人に3人が満65歳以上」 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
2035年になれば、人口10人に3人は満65歳以上の高齢人口になる見通しだ。2070年には高齢人口が全体人口の半分に迫るようになる。世界最速で進む高齢化を放置すれば、経済はもとより、社会そのものが存続できないという懸念が出ている。
ソウルの宗廟公園に集まる老人たち(聯合ニュース)
ソウルの宗廟公園に集まる老人たち(聯合ニュース)
統計庁が9日に発表した「将来人口推計:2020~1970年」によると、韓国の高齢人口の割合は今年16.6%と集計された。この比率は25年に20.6%に上昇し、初めて20%台に進入し、35年には30.1%、50年には40.1%に高まるものと予測された。70年には65歳以上の人口の割合が46.4%に達するものと統計庁は見通した。

国連は、65歳以上の高齢人口の割合が7%を超える国を高齢化社会、14%以上の国を高齢社会に分類する。20%を超えると超高齢社会だ。韓国は2000年、高齢化社会に差し掛かり、2018年、高齢社会に差し掛かっている。統計庁の推計通り、2025年高齢人口の割合が20%を超えれば、韓国は「高齢社会」に分類されてから7年ぶりに「超高齢社会」になる。

このようなスピードは、世界で類を見ないほどだ。韓国より早く少子高齢化現象を経験した日本は、1970年に高齢化社会になって以来、1994年に高齢社会になるまで24年かかった。その後、超高齢社会に突入した時期は2005年で、11年が過ぎてからだった。

 韓国経済研究院によると1970-2018年の間、韓国の年平均高齢人口増加率は3.3%で経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高かった。2位の日本は2.9%で、スペイン(1.5%)、イタリア(1.5%)などを大きく上回った。

急激な高齢化現象で中位年齢も急速に高まっている。中位年齢とは、全国民が年齢順に並んだ時、真ん中にいる人の年齢を意味する。昨年43.7歳だった中位年齢は今年44.3歳に上がり、2035年には52.5歳と初めて50歳を越える見通しだ。2070年には、中位年齢が62.2歳に達するものと予想される。

記者 チョン·ウィジン  justjin@hankyung.com