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悲惨な中国経済の行く先は

2022-01-26 18:01:02 | 日記

悲惨な中国経済の行く先は

2021-10-31 14:22:53

テーマ:

中国研究

 

2021.10.21

【中国】🇨🇳GDPが予想を下回る減速!危険なレベル

❗️不動産業界の破綻‼️エネルギー危機‼️運輸の崩壊‼️

及川幸久THE INSPIRING CHANNEL(自己啓発系)

 

中国の 総負債額 GDPの270% 40兆ドル     電力消費量の削減 生産停止 第四四半期までつづく 

中国のGDP 伸び率の比較

           第一四半期      第三四半期  

対前期比       0.6%          4.9%

対前年同期比   18.3%           0.2%jy
若年失業者     13.6%               

10月13日 石炭採掘再開  4週間前に化石燃料の使用を抑える。

地球温暖化のために   COP26の会議に不参加

 

コメント ↓

*実際のGDPは政府発表より低いと思います。そのからくりは妙佛さんのチャンネルで詳しく説明されてます。

高橋洋一さんも輸出入の総額から同じような結論を出しています。

輸出入は相手国があるのでごまかせないそうです。

また失業率もいわゆる農民工は「農民に失業はない(中国共産党談)と言う理由でカウントされないそうですから、実際にはもっと悪いでしょう。

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中国における債務と一言で言うけれど、国の債務=政府の債務と、民間の債務とに分けられるけれど、共産党の債務と言うのもあるのか。

国家の債務と言うのは「政府」の債務になる。民間企業の場合は、企業の倒産であるけれど、政府の倒産と言うのは・・・・

  ↓ 1年前

RIETI - 中国、企業債務が過去最悪圏、破綻急増に警戒高まる ...

2020/12/15 · https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji...

 中国の上場非金融企業で時価総額1億ドル以上の2087社を分析したところ、9月末時点の債務総額は約2兆7600億ドルで、前年比12.5%増と過去1年で最も大幅な伸びだった。過去最悪だっ …

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ↓ 更に

中国、2025年までに内部崩壊する可能性も…未曾有の少子高齢化、工場と人の海外逃避


藤和彦/経済産業研究所上席研究員


・・・ 新たな5カ年計画の特徴は「2つの循環」である。

貿易を柱とする「外」と消費を柱とする「内」の2つの経済循環で成長を維持する考えだが、その重点は「内」にある。

中国指導部は今年5月、米国をはじめとする西側諸国との経済的デカップリング(切り離し)を想定し、国内経済(内循環)を柱とする新発展モデルを提唱していた。・・・、改革開放からの大きな路線転換を図ろうとするものである。


「一人っ子政策」による人口構成のアンバランス


 だが「2つの循環」路線の成功の鍵を握る個人消費・・・の昨年の対GDP比は39%である。

米国の68%、日本の55%、ドイツの52%に比べると格段に低いが、その理由は所得格差の大きさにある。


 中国の所得分配が非常に不公平で・・・・、人口の約半分にあたる7億1000万人の国民は、月収2000元(約3万2000円)以下で生活をしている。

中国の高度成長を支えてきた2億9000万人の農民工の収入も、2015年以降、減り続けており、所得格差が改善されない限り、個人消費が伸びることはない。


 個人消費が今後さらに低迷する要因が・・少子高齢化である。

中国民政部は10月23日、「2021~25年までの5年間に60歳以上の高齢者の人口は3億人を超える・・・・少子高齢化」が急速なペースで進んでいる・・。

・・・中国の民間シンクタンクは10月、「2022年に総人口に占める65歳以上の割合は15%以上になる」と予測した。


 日米など先進諸国が高齢社会となった時点の1人当たりのGDPは、2万ドルをはるかに上回っていたが、これに対して中国の1人当たりのGDPは1万ドル程度・・・。

中国社会は「豊かになる前に老いる」という事態に直面している・・。


 中国の人口構成に極端なアンバランスをもたらしたのは、いわゆる「一人っ子政策」である。

中国政府は2016年から「二人っ子政策」の実施を決定したが、多くの国民は住宅ローンや医療費、教育費などの負担が大きく、「産めても養えない」との不安を抱えており、出生数が増える兆しが見えない。

2019年の出生率は、1949年以来の過去最低を記録する有様である。
 中国の生産年齢人口(15歳~64歳)は、2013年をピークに減少しているが、「中国の総人口も2018年から人口減少が始まった可能性がある」とする海外の研究がある。・・・


 日本では、生産年齢人口が1995年、総人口も2011年から減少し、人口動態が経済成長にマイナスに働く「人口オーナス」が常態化している。

中国でも少子高齢化が政府の大きな負担となりつつある。

文革などで伝統文化が破壊されたことから、家族で高齢者を扶養する風習がなくなり、政府が主体となって介護サービスを提供する状態になっているのは日本と同様である。

中国の社会保障費(介護を含まず)は国家歳出の2割以上を占め、その伸びは国防費を上回っているが、実態に比べて財政の投入量ははるかに少ない。

・・・、「中国経済も2015年に人口オーナス時代に突入した・・」との懸念が出始めている。


●「外循環」にも赤信号


 実現の目途が立たない「内循環」だが、中国経済をこれまで支えてきた「外循環」にも赤信号が点滅し始めている。

人件費の高騰に加え、米国との貿易摩擦の激化により、外資企業が中国から相次いで撤退していることから、移転先であるベトナムに密入国しようとする中国の失業者が続出しているのである(10月28日付米ラジオ・フリー・アジア)。

中国政府は国境付近に、長さ数百キロメートル、高さ2メートル以上の壁を建設せざるを得ない状況に追い込まれているが、このことは中国経済の悪化が予想以上に深刻化していることの証左だろう。


 5中全会では党幹部の人事が発表されなかったことから、習近平総書記が2022年以降も続投することが確定したとされている。

「中国共産党の存亡に最も危機感を持っているのは習氏だ」と言わ

れているが、

「内外から批判が高まっている習氏が最高指導者の地位を他の人に譲らない場合、党内の権力闘争が一段と熾烈になる」との心配の声も上がっている。

ネット上では「習氏は中国の崩壊を加速させる『総加速師』」と揶揄されている。


「今後10年以内に米国を超え世界一の経済大国となる」とされている中国だが、「内外からの圧力の高まりで一瞬の内に瓦解してしまう」というリスクが高まっているように思えてならない。

(文=藤和彦/経済産業研究所上席研究員)
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西欧の近代革命は、「主権在民」革命と「基本的人権確立」革命です。イギリスの清教徒革命、フランス革命、アメリカ独立戦争、ドイツ革命などは絶対王政の権力に歯止めをかけるもので、そこから国民が主体となって政治を動かすことを目的として、議会・民主制の動きになった。

ソビエト革命と中国の革命は、残念ながらそれらを達成できず、ロシアは、1989年の革命でそれに近づいた。中国の辛亥革命は未完であり、共産党が横取りし、毛沢東は中国古来の易姓革命に戻してしまった。

日本は明治維新後に自由民権運動が起きて、「近代革命」を成し遂げたが、ドイツの帝政を真似たので、イギリス式にはならなかったが、敗戦によって近代革命を完成させている。

そしてその政治体制の革命の元で、近代資本主義が展開していった。

中国共産党がどのように偉ぶっても、所謂「近代革命」は遂行できていないことは間違いない。

現代中国において、清朝時代よりも後退してしまったのは

①土地の所有権を取り上げしまったこと。さらに

②民族資本の担い手である近世のブルジョアジーを根こそぎ排除したこと。

これは近世の清朝時代の後退です。

それと、シナの歴史は、継続が無い、断絶していることだ。

唐の時代に貴族階層が消えた。五代、北宋、南宋、元、明、清は支配民族が変わっても、政治体制は『東洋的専制』が続いている。

それ以外の何物でもなく、経済は必然的に前近代的資本主義のままだった。

図示するとしたのように言えるかも。

 

               国家資本⇒権力的搾取 

                 ↑

近代革命⇒民主主義⇒産業革命⇒「近代資本主義」へと連鎖することを必要とした。

  ↓       ↓    民間資本(資本主義の精神)

基本的人権  憲法      ↓       ↓ 

主権在民    ↓     産業資本  労働者保護政策

       所有権保護          社会福祉政策

                         労働保護 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                

社会主義、共産主義と言いながら、独裁に由れば、官僚支配になりますし、カリスマ支配になります。

前にも小室氏の本を元に、社会主義とか共産主義と言う経済の本質は何かと言えば、「失業・貧困」であり、「労働者の諸権利」が法的に確立して守られることに在ります。

それで、今の中共には、失業保険とか、団体交渉権とか、労働組合などが認められているでしょうか。無いですよね。

マルクス主義を標榜するならば、少なくとも西欧資本主義国よりも、労働者の権利が守られていなければなりません。

私たちが中国を見る時に、その視点を全く欠いています。

先月ですかね、教育関係の塾など、いきなり廃止されたり、民間企業の殺生与奪権を、法律でなく、共産党がもっているわけです。

法律自体が、「命令」であり、近代法の体系ではなく、前近代の法です。「朕は国家なり」そのものです。

 

その国が、1989年から30年近くの間に、外国資本を得て、急成長しました。

世界第二位のGDPを誇るまでになりましたが、一人あたりのGDPは1万ドル程度、台湾、韓国にも及ばないのです。

「少子高齢化」をむかえ人口減少に向かっていきます。高度成長期の30年の間に、所得の配分を均等にする工夫努力は、制度的になにもしていないのです。

内循環も外循環も、もはやうまくいかないでしょう。「内外からの圧力の高まりで一瞬の内に瓦解」する可能性はあります。

 

中国が息を吹き返す要因を考えてみましょうか。

①実現の目途が立たない「内循環」 新卒者⇒求人ミスマッチ⇒未就職者の増加⇒就業機会の創出→企業業績悪化                          

 日本での戦前の不況時、農村が失業者を吸収して、景気回復後に出稼ぎで、調整機能を果たしたが、中国の場合は農村が疲弊していて、その機能を果たせない。

また、新たな産業が興らないと就業希望者を吸収できない。自前の産業がない!

②「外循環」にも赤信号が点滅 海外企業撤退⇒失業者増加→再雇用先減少海外企業の撤退

                      中国への信用喪失

                      戦狼外交の失敗

                      AIIB・一帯一路 →失敗 

息を吹き返す要因が見当たらない。「共産主義」と言う看板を外す以外に、対策はないな。

 

「権力の正当性」つまり、支配の正当性がなくなっていると言ってよい。

伝統的正当性…王朝の血統はない。

カリスマ的正当性・・・これを制度化したのが、アメリカの大統領制と言える。

官僚制支配・・・・

私はウェーバーの「支配の社会学」の官僚制支配というものに引っかかっていて、「官僚制」と言うのは装置であろうと思う。

ウェーバーが民主制度を念頭に置いた時の「合理的(法治的)官僚制」と人治支配の官僚制(家産制的官僚制)を区別しているので、疑問に思っているだけで、煮詰めた事が無い・・・・。

今の中国の共産党支配は、非合理的官僚制支配です。家産制官僚制で、古代エジプトやシナ帝国の官僚制度です。

 

「所得格差を解消する制度が無いこと」…体制変えないと無理だ!

藤和彦氏の記事にあることで、所得格差の是正と言う課題に取り組まない限り、チャイナは身動きが取れない。

つまり、これから習近平が打つ対策は、「人民ありき」ではなくて、「共産党ありき」の政策を採るから、ますます経済的理論とは乖離していくことになるだろう。

「外見」を整えて、実質は無策の儘であろうから、「内外からの圧力の高まりで一瞬の内に瓦解」するのはあり得るが、それは無秩序になる事でもある様に見える。

しかし、中国の人たちは、国がどうあったら良いのかを考えた事が無いのかな。権力の争奪戦、あの『イカゲーム』を権力者が繰り返しているだけで、「主権在民」なんて関係なくて、権力が取ったものが、皇帝のように振る舞う・・・・、

ああ、だめだ、こりゃ!

基本的に価値観をがらっと変える作業が起きないと変わりようがない。海外の民主化を望む中国人が、亡命政府をつくって、戦う以外ないかも。その時、世界が亡命政府に加担して、中共の自壊後の受け皿をつくるとでもしないと、拉致あかない。

共産党に支配されている人民にが、かけられている呪術を解く以外に、道はないかもしれないな。

 


中国、2025年までに内部崩壊する可能性も…未曾有の少子高齢化、工場と人の海外逃避

2022-01-26 17:33:05 | 日記

 

中国、2025年までに内部崩壊する可能性も…未曾有の少子高齢化、工場と人の海外逃避

 

藤 和彦
上席研究員

中国共産党の重要会議である第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が10月29日に閉幕した。

会議に集まった約200人の最高幹部により「第14次5カ年計画」の骨格が固められたが、新たな5カ年計画の特徴は「2つの循環」である

貿易を柱とする「外」と消費を柱とする「内」の2つの経済循環で成長を維持する考えだが、その重点は「内」にある。

中国指導部は今年5月、米国をはじめとする西側諸国との経済的デカップリング(切り離し)を想定し、国内経済(内循環)を柱とする新発展モデルを提唱していた。

1978年に故トウ小平が掲げた「改革開放」の重点は「外」にあったのはいうまでもない。

米国との良好な関係の下で中国は積極的に外貨を取り込み、「世界の工場」として輸出主導による高度成長をなし遂げた。

今年の中国経済はGDPが100兆元(約1500兆円)を突破する見込みである。

今回打ち出された「2つの循環」は、米国との対立の長期化に備え、消費など内需を拡大し、自力での安定成長を目指すものであり、改革開放からの大きな路線転換を図ろうとするものである。

「一人っ子政策」による人口構成のアンバランス

だが「2つの循環」路線の成功の鍵を握る個人消費は、中国経済にとっての長年の懸案である。

中国の昨年の個人消費の対GDP比は39%である。

米国の68%、日本の55%、ドイツの52%に比べると格段に低いが、その理由は所得格差の大きさにある。

中国の所得分配が非常に不公平であることは周知の事実である。

人口の約半分にあたる7億1000万人の国民は、月収2000元(約3万2000円)以下で生活をしている。

中国の高度成長を支えてきた2億9000万人の農民工の収入も、2015年以降、減り続けており、所得格差が改善されない限り、個人消費が伸びることはない。

個人消費が今後さらに低迷する要因がある。

少子高齢化である。

中国民政部は10月23日、

2021~25年までの5年間に60歳以上の高齢者の人口は3億人を超える」ことを明らかにしたように、

「少子高齢化」が急速なペースで進んでいるのである。

「総人口に占める65歳以上の割合が14%を超える」社会を国連は「高齢社会」と定義づけているが、

中国の民間シンクタンクは10月、

「2022年に総人口に占める65歳以上の割合は15%以上になる」と予測した。

日米など先進諸国が高齢社会となった時点の1人当たりのGDPは、2万ドルをはるかに上回っていたが、これに対して中国の1人当たりのGDPは1万ドル程度にとどまっている。

中国社会は「豊かになる前に老いる」という事態に直面しているのである。

中国の人口構成に極端なアンバランスをもたらしたのは、いわゆる「一人っ子政策」である。

中国政府は2016年から「二人っ子政策」の実施を決定したが、多くの国民は住宅ローンや医療費、教育費などの負担が大きく、「産めても養えない」との不安を抱えており、出生数が増える兆しが見えない。

2019年の出生率は、1949年以来の過去最低を記録する有様である。

中国の生産年齢人口(15歳~64歳)は、2013年をピークに減少しているが、「中国の総人口も2018年から人口減少が始まった可能性がある」とする海外の研究がある。

中国政府系シンクタンクの社会科学院は2019年1月、「人口減少は早ければ2027年から始まる」としている。

社会科学院の予測の元になっている出生率は1.6との前提だが、「実際の出生率は1.05前後ではないか」との意見が多い。

日本では、生産年齢人口が1995年、総人口も2011年から減少し、人口動態が経済成長にマイナスに働く「人口オーナス」が常態化している。

中国でも少子高齢化が政府の大きな負担となりつつある。

文革などで伝統文化が破壊されたことから、家族で高齢者を扶養する風習がなくなり、政府が主体となって介護サービスを提供する状態になっているのは日本と同様である。

中国の社会保障費(介護を含まず)は国家歳出の2割以上を占め、

その伸びは国防費を上回っているが、実態に比べて財政の投入量ははるかに少ない。

このような事情から、「中国経済も2015年に人口オーナス時代に突入したのではないか」との懸念が出始めている。

「外循環」にも赤信号

実現の目途が立たない「内循環」だが、中国経済をこれまで支えてきた「外循環」にも赤信号が点滅し始めている。

人件費の高騰に加え、米国との貿易摩擦の激化により、外資企業が中国から相次いで撤退していることから、移転先であるベトナムに密入国しようとする中国の失業者が続出しているのである(10月28日付米ラジオ・フリー・アジア)。

中国政府は国境付近に、長さ数百キロメートル、高さ2メートル以上の壁を建設せざるを得ない状況に追い込まれているが、このことは中国経済の悪化が予想以上に深刻化していることの証左だろう。

5中全会では党幹部の人事が発表されなかったことから、習近平総書記が2022年以降も続投することが確定したとされている。

「中国共産党の存亡に最も危機感を持っているのは習氏だ」と言われているが、

「内外から批判が高まっている習氏が最高指導者の地位を他の人に譲らない場合、党内の権力闘争が一段と熾烈になる」との心配の声も上がっている。

ネット上では「習氏は中国の崩壊を加速させる『総加速師』」と揶揄されている。

「今後10年以内に米国を超え世界一の経済大国となる」とされている中国だが、「内外からの圧力の高まりで一瞬の内に瓦解してしまう」というリスクが高まっているように思えてならない。

 

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「日韓逆転」論の本質は日本の真の実力への目覚め

2022-01-26 16:33:57 | 日記

「日韓逆転」論の本質は日本の真の実力への目覚め

2021年12月27日(月)06時20分
 

<巷間騒がれている日韓逆転論が示したのは、コロナ後の景気回復に一人出遅れ、「安全資産」のはずの円まで売られる現状から気付かされた、幻想の大国ニッポンの姿だ

韓国が日本を逆転......、そんな記事が新聞をはじめとする多くのメディアを賑わせている。

取り上げられているのは、主に三つの指標での「日韓逆転」である。

すなわち、第一がPPP(購買力平価)ベースでの一人当たりGDP、第二がやはりPPPベースでの年間賃金、そして最後がドル建てでの軍事費である。

ちなみに、各々のデータの出所は第一のものについては、世界銀行やIMFの一般的な統計が用いられる一方、

第二のものについてはOECD、そして第三の軍事費については、ストックホルム国際平和研究所の統計が使われることが多くなっている。

逆転は今に始まったことではない

しかしながら、ここで興味深いことが二つある。

第一は、どうして「今」、この話が急に脚光を浴びているのかである。

例えば、IMFの発表する統計において、PPPベースの一人当たりGDPで、韓国が日本を追い越したのは2018年だから、既に3年も前のことである。

OECDが発表するPPPベースでの年間賃金で韓国が日本を上回った年に至っては、2015年だから、既にそれから6年も経過していることになる。

逆に一部で「逆転」が伝えられたドルベースでの軍事費は、少なくともストックホルム国際平和研究所が公式に発表しているデータでは、昨年、2020年の段階では、未だ日本が辛うじて上位に立っている。

つまり、一部メディアの報道は、軍事費面においては、2021年の自国通貨ベースの数値を、独自に計算した結果に過ぎず、いささかフライング気味のものになっている

もう一つ興味深いのは、比較の対象が「韓国」だということである。

周知のように、我が国の経済的不振は1989年代末のバブル景気終焉から既に30年以上続いている。

この結果、PPPベースでの一人当たりGDPの日本の世界ランキング上での位置は、やはりIMFの推計を使えば1989年の22位から2020年には32位まで落ちることになっている。

だから当然のことながら、この間に日本を追い抜いたのは、韓国だけではない。

例えば、東アジア・東南アジア地域では、シンガポール、マカオ、香港、台湾、そして韓国が、既に日本の上位に位置している。

つまり、かつて1980年代に「アジアNIEs」として一括りにされた新興工業経済国・地域は、現在では、すべてこのランキングでは日本より上位になっていることになる。

そして、日本のメディアや世論は、韓国と同じくかつて日本の植民地であった台湾を含む、これらの諸国・地域が統計上のデータで日本を追い抜いた時には、殆ど何も報道しなかった。

それでは人々は何故「今」、「韓国」に統計上のデータで逆転されたことを、あたかもこの瞬間における重要な出来事であるかのように論じているのだろうか。

この問題を考える上でカギになるのは、「日韓逆転」を熱心に論じる状況が、今の韓国側には存在しないことである。

例えば、2015年、OECDの統計上で、PPPベースでの韓国の賃金が上回った時には、一部の韓国メディアがこれを盛んに報道したことがあった。

とはいえ、そのトーンは、例えば「日本を上回った」ことを、誇り、祝うものとは程遠かった。

何故ならそこで報じられたのはむしろ、賃金上昇により、鉱工業の生産コストが上昇し、韓国企業が日本企業に対して劣位に立たされるのではないか、という懸念だったからである。

しかし、「今」の韓国においては、その議論すらあまり見られない。

そしてそれは当然のことである。

PPPベースでの一人当たりGDPや年間賃金で、韓国が統計上、日本を追い越したのが「今」の出来事ではない以上、韓国の人々がこれを、「今」議論する必要はないからである。

だから、現在展開されている大統領選挙においても、この「日韓逆転」の状況に殊更に注目する候補者は存在せず、両国の経済状況の違いに着目した議論も殆どなされていない。

シンガポールに抜かれても平気なのに

だとすれば、「今」、そして「韓国」との間の統計データ上での逆転現象を熱心に議論する理由は日本側にしか存在しないことになる。

この点についてわかりやすいのは、「韓国」に拘る意識の方である。

シンガポールや台湾、さらにはイタリアやニュージーランドに追い越されても気にしない人々が、

「韓国」との関係の逆転に大きく反応するのは、良くも悪くも今の日本人にとって、「韓国」が自らの国際的地位を測る物差しになっていることを意味している。

だから、例えば霞が関の官庁が予算の増額を要求する際にも、「韓国」は便利な存在として用いられる。

何故なら「スウェーデンより福祉の水準が低い」と数値を示されても反応しない政治家や世論が、「韓国よりも福祉の水準が低い」と言って同じ数値を示せば、たちまち大きな関心を示すからである。

同じことは、軍事費についても言うことができる。防衛省が関

係者に対して行うブリーフィングの資料では、韓国の軍事費が日本のそれを凌駕しつつあることが太字で明記され、更には韓国がGDPに比して如何に大きな軍事関係の支出を行っているかが強調されている。

つまり、それは韓国には負けられないから予算をもっと出せ、と言うことだ。

そこには、「韓国」を利用して、自らの重視する問題に対し注目を集め、そこから利益を得ようとする人々のしたたかな計算が存在する。

言うまでもなく、その背景に存在するのは、悪化する日韓関係が、人々に韓国とのライバル関係を強く意識させ、結果、韓国がベンチマークとして機能する、という皮肉な状況である。

だから、人々は例えば新型コロナ禍における対処についても、「韓国に出来ることが日本に出来ない筈がない」と簡単に結論付ける。

そしてそこで「韓国に出来ることは日本に出来る」と考える根拠は何も示されない。

何故なら現在の日本人にとって韓国は、「そこまでは手が届く筈の目標」と漠然と考えられているからである。

勿論、そこに日本人が広く保有する、韓国に対する一定の偏見を見出すことは容易である。

とはいえ、それだけでは何故、「今」日本において「日韓逆転」が殊更に議論されているのかは、説明できない。

再び、「統計上の日韓逆転」が起こったのは必ずしも「今」のことではないからだ。

指摘すべきは、新型コロナ禍の状況が、日本人に今の自分たちの国際的な立ち位置を認識せざるを得ない状況を作り出していることであろう。

少なくとも現段階において、新型コロナウイルスの感染拡大の抑え込みに成功しているこの国は、他方で、付随して起こった経済的不況からの脱出に、世界各国の中でも最も苦労している国の一つでもある。

IMFが今年10月に発表した予測によれば、多くの国が昨年の深刻な経済的危機からの回復を見せる中、日本の経済成長率はG7の中で最も低い2.4%に留まることとなっている。

しかも、この経済的危機の中での日本の状況は、これまで幾度も繰り返されてきた同様の危機においてとは、いささか異なるものにもなっている。

例えば、過去の国際的な経済危機では、「安定通貨」としての信用から必ず価値を上げてきた円は、今回の危機においてはむしろ価値を落としている。

30年を超える危機からの脱出の道筋が見えないのは明らかであり、コロナ禍で人々の将来に対する不安感は更に大きなものとなっている。

あれはバブル期の悪い夢

だからこそ今、日本人はようやく「バブル景気」の頃に生まれた、自らの実際の身の丈を大きく上回る「夢」から覚め、自らの実際の国際的な立ち位置に、正面から向かい合うことができるようになりつつあるのかも知れない。

そもそも既に述べたように、物価が大きく上昇し、資産価値が大きく膨らんだバブル景気の時代にも、物価を調整した、PPPベースでの日本人の一人当たりGDPは、依然、世界20位台にしか過ぎなかった。

すぐ上にいたのはイタリアであり、そして今もイタリアは我が国のすぐ上にいる。

つまり、経済力の大きさではなく、個々の国民の生活水準においては、バブル期においてすら日本は、世界の国々を圧し、リードしていた訳ではないのである。

にも拘わらず、当時の日本人は、「21世紀は日本の時代」「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という掛け声の下、自らを巡る状況を過剰に解釈し、大き過ぎる自画像を持つことになった。

そして、その自画像を持ったまま、この「失われた30年」を過ごしてきた。

そして今、我々はこの現実と大きく乖離した自画像の修正を迫られている。

何故なら、実現可能性のある将来に向けての戦略は、自らを取り巻く現況を正確に理解せずして作り上げることができないからだ。

だからこそ、まずは変えるべきは、現状よりもまず現状認識なのである。

だとすれば、「韓国」をベンチマークにして、自らとそれを取り巻く現実に向かい合うことは、日本人にとってたぶん、悪いことではない。

何故なら、人は時に自らを取り巻く「不都合な現実」を認めることなくして、現実的で冷静なこの社会の未来像を描くことは出来ないからである。

そしてそれが出来た時、この国は日韓関係というもう一つの「不都合な真実」についても、はじめて真剣に向き合うことができるようになるのかも知れない。

 


韓国経済、米中がリスク 2022年の成長率2~3%に鈍化も

2022-01-26 12:18:27 | 日記

 


世界の中の日本

韓国経済、米中がリスク 2022年の成長率2~3%に鈍化も

2022-01-26 12:12:04 | 日記

韓国経済、米中がリスク 2022年の成長率2~3%に鈍化も

2022年1月25日 19:04 

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2022年も韓国の輸出は拡大しそうだ(仁川港)

 

【ソウル=鈴木壮太郎】韓国経済は2021年、マイナス成長から脱し、実質4%と11年ぶりの高い成長率を記録した。だが、22年の成長率はやや鈍化しそうだ。中国経済の減速と米国の金融引き締め、新型コロナウイルスがリスク要因になる。

22年の実質成長率を、韓国政府は3.1%、韓国銀行(中央銀行)は3%と見込む。民間シンクタンクは現代経済研究院、LG経営研究院がそれぞれ2.8%、野村金融投資(韓国)は2.1%だ。

韓国銀行の22年経済見通しによると、国内総生産(GDP)の5割を占める個人消費は前年比3.6%増を見込む。新型コロナワクチンのブースター(追加)接種の拡大、自営業への金融支援などで、飲食や宿泊といった対面型のサービスが回復すると予想する。

輸出は前年比2.6%増を見込む。主力の半導体は世界的なデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流を追い風に増加が続く。自動車も半導体不足で生産が遅延したが、半導体の需給が緩和に向かい輸出増加につながるとみる。設備投資も半導体やディスプレー、車載電池などで投資が拡大し、同2.4%増えると予想する。

 

 

リスクは中国と米国の動向だ。中国は新型コロナの感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策が経済活動の足かせとなり、21年10~12月の実質成長率は前年同期比4.0%に鈍化した。22年1~3月の景気も停滞する見通しだ。韓国の輸出の25%を中国向けが占め、中国経済の減速の影響を大きく受ける。韓国銀行の試算では、中国の成長率が1%低下すると、韓国の成長率も0.1~0.15%低下する。

米国は3月に利上げする可能性が高い。米国の金融引き締めで通貨ウォン安が進めばエネルギーや中間財の多くを輸入に頼る韓国経済には打撃だ。

韓国銀行は14日に政策金利を0.25%引き上げ年1.25%とし、追加利上げも示唆した。21年9月末時点の韓国の家計債務残高は1845兆ウォン(約175兆円)で、年間のGDPに匹敵する。金利上昇は利払い負担を増加させ、消費にはマイナスだ。

足元では新型コロナの感染急拡大が景気の重荷になっている。新規感染者のうちオミクロン型の比率は5割を超え、25日の新規感染者は8571人と過去最多となった。飲食店などの営業時間を午後9時までに制限する防疫措置が長期化している。ネット販売や出前アプリの利用拡大で消費も「コロナ耐性」がつきつつあるが、感染拡大が止まらないと消費心理を冷やす。