今日は上級最後の実習です。
特に昼からの授業で鯉こくがあります。
午前の実習のメニューは
①黒米ちまき ②うずら豆と夏野菜の含め煮 ③とんぶり、山の芋吸酢
④手作り葛切り黒蜜添え ⑤きんぴら(食箋料理)
午後の実習のメニューは
①生姜ご飯 ②山芋の寒天寄せ ③きゅうり、葛切り柚子醤油和え
④かぼちゃとさつま芋の蒸し菓子 ⑤鯉こく(食箋料理)
鯉こくってなんだ?と思いながら実習へ。
活きのいい鯉が出てきた。
暴れる鯉を抑えて水をかける。水をかけると少しおとなしくなる。
鯉をあらう。
そのあと濡れた布巾で
鯉をくるんでたてる。そし頭を木づちで打って仮死状態にさせる。
そして腹を切ってにが玉とよばれる胆のうだけをとりだす。
これで鯉の前処理終了。
生徒全員の鯉こくの材料 (30人くらい)
圧力なべ
ごぼう 2kg
ごま油 大さじ4
真鯉 1匹 1kg
茶がら 大さじ2
八丁味噌 300g~
生姜 50g
山椒 適宜
①ごぼうを笹がきにし、油で炒めて蒸し煮する。ごぼうのあくが甘いかおり
なるまで蒸し煮をくりかえす。
②さきほどの鯉の前処理を行う。にが玉以外、ウロコや血も全て頂く。
③
①のごうぼの上に鯉を置く。ひたひたの水と茶がらを入れて圧力を
50分くらいかける。
④自然に蒸気が抜けるのを待って、ふたを開け、茶がらを取り出し、水を追加し
再度火にかけ沸騰したら、味噌と生姜をいれて40分煮る。
⑤山を吸い口としていただく。
鯉こくは食箋料理と呼ばれる料理で
効能は 母乳の出が悪い時。肉食過多で皮膚の汚い人。乳癌。夏から秋にかけて
子宮の炎症にも効能。疲れがとれ元気がでる。とのこと。
できた時は、鯉はくずれてなにがなんだかわからない状態に。
でも骨も内臓もすべてエキスになって、すごく良さそうです。
器によそったら、おいしそうでしょ?
味は魚のあらの赤だしって感じですごく美味しかったです。
鯉って聞いてたし、すべて食べるってどんなん?って思ってましたが
美味しくてびっくりした!
いつか作ってみたいな。