誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。
ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。
一部ですが、話に関連する韓国の大統領を並べておきました。
- 1980-1988 全斗煥〔チョン・ドゥファン〕
- 1988-1993 盧泰愚〔ノ・テウ〕
- 1993-1998 金泳三〔キム・ヨンサム〕1997年に経済破綻でIMF支配下に。
- 1998-2003 金大中〔キム・デジュン〕故人
1993年、やっと民間人大統領が現れました。金泳三(キム・ヨンサム14代)元大統領のことです。彼は、元々は軍事政権に反対する民主主義活動家でした。そんな彼が、なぜか三党統合により与党から出馬し、大統領になったのです。
与党と彼がお互いを必要としたのかもしれませんね。彼はライバルたちに確実に勝てるバックアップが必要だったし、与党もまた、人材がいないと散々言われていましたから。詳しくどんな裏があったかはわかりませんが、とにかく、彼は大統領になれました。
しかし、当選してからは、軍事政権の数々の不正を暴き、元大統領の全斗換と慮泰愚を牢屋行きにしました。作戦の勝利だと言うべきでしょうか、それとも手のひらを返しただけだと言うべきでしょうか?
国中が大騒ぎになったのは言うまでもありません。大人から子どもまで、怒り、呆れました。あんなに愛国を叫んでいた人たちが、あんなに尊敬していた我らのリーダーが、裏でこんなにも悪さをしていたなんて!・・・・
長い間、韓国人の中の「忠」の唯一無二の選択だった反共思想は、あの時すでに半分近くは崩れていたのですね。
だがしかし、もっと大きな問題は、それからでした。金泳三大統領のリーダーシップは、朴正興や全斗喚に比べるとあまりにも弱かったのです。とくに経済が苦しくなり、一部では軍事政権が懐かしいという声まで聞こえてくるようになりました。「愚民」とはよく言ったものです。
そして、1997年、韓国はIMF(国際通貨基金)に経済主権を譲る羽目になってしまいます。国の倒産です(IMF事態)。俗にいう不景気とかそういうものとは格が違う出来事でした。別に金泳三政権だけのせいではありません。
軍事政権の間、壊れていたのは政治だけではなかったのです。企業も、国の財政も、すべての経済主体がボロボロ。韓国の実体は、砂上の楼閣に過ぎませんでした。空っぼになった財布を前にして、国民はやっと悟りました。「思ったよりヤバイ」と。
:P.30-32 シンシアリー「韓国人による恥韓論」扶桑社2014年6月10日初版第7刷発行
いつも
- 張り子の虎を演じる韓国人が多い中、こんなことを堂々と言える人がいたでしょうか。
- こういう視点の広い人が韓国にもいることを、私たち日本人は知っておかねばなりません。
- 「極端な反共」を隠れみのにした軍事政権が、「反共」を前面に出しすぎるあまり腐敗の極致に達し、国の経済を崩壊させてしまったのでした。
- もちろん共産政権そのものは、ソ連や中国をみるまでもなく、すべて経済破綻していますね。「いや、そんな経済失敗など、どの国でも見られる」と「ガンバリマスカ?」。私は、失敗にともなって交代すべきほかの政党が存在することを許さない共産主義国の仕組みを嘆いており、どんなに失敗しても同じ共産党政権が続くことに諸悪の根源〔腐敗・汚職など〕がある、と言っているのですよ。永遠に堕落と崩壊の道を歩むと言っているのですが、それでも、まだ「ガンバリマスカ?」
- それに視点を奪われがちですが、実はその裏でとんでもないことがある、というこの教訓は、これからも末長く後世へ伝えられることでしょう。
- 軍事政権時代の経済破綻を見ぬふりをして大統領に当選してから、手の平を返したように軍事政権時代の汚点をあらわにし、元大統領を裁判で裁かせたのかも。
- しかし時すでに遅し、経済破綻は回避できなかったのでした。
- たしかに今ギリシャも、そうなりかけていますが、韓国が倒産してIMF支配下になって再建をし始めた頃の大統領が金大中でした。
- では経済破綻の責任が金大中にあったか、というとそうでもなく、その前の大統領である金泳三にも責任があり、いやもっと言えば、その前に長く続いた軍事政権時代の経済運営にこそ、ぬぐいきれないほどの深刻な問題があったのでした。
- よりマシな大統領が続いたのでしょうか。私にはそうは思えないのでした。
- 経済に強いと思われた李明博が2008-2013に大統領になりましたが、人気取りだけに終始した最悪の大統領だったのかも知れません。いつも激情型の大統領が見られ、これは人気だけが最重要事項の国という一面なのでしょうか。
- 韓国では、このように歴史を正視することが許されているのでしょうか。いやいや中国そっくりになってしまい
- 自国の「歴史の正視」ができないまま、外国である日本に「歴史の正視」を求める