韓国では、極端に正反対の意見があり、多様性がなく、1つの意見に対して複数の見方が示されることは少ないと言えます。よって韓国のニュース記事を読む場合、左右両勢力の記事を知る必要が、日本より大きくあるようです。
私は、当ブログ
「韓国の醜聞452 自己中と火病(2018年08月28日)」でポンペオ米国務長官は訪朝予定を取りやめたけれども「結局のところ韓国は南北連絡事務所を開設するだろう」と書きました。
南北連絡事務所の開所 来週後半を軸に調整中=韓国当局:韓国聯合ニュース 2018/09/07
私の予測が当たり始めたということは、終盤を迎え始めたということでしょうか。
あとは南北連絡事務所の運用を開始するかどうか、抜け目なく米朝のようすをみる事でしょう。
このようにして「これは制裁違反になるかどうか」を小出しに進めていくのが韓族恒例の瀬戸際外交。
「瀬取り」が制裁違反になると非難されると、知らぬ存ぜぬに徹し、連絡事務所開設にもそういううわさが立ち始めると「延期」を匂わせるのですが、アメリカへの工作がうまくいったとなると「延期」を「取りやめる」のですね。
南北連絡事務所を開設するということは、南北の対話を模索する手段がなかったのを、制裁違反と非難されない程度に進める意図が見えはじめたということでしょう。
たとえば、事務所は「韓国側が使うため様々な設備を必要とするけれどもこれらは何も制裁違反にはならない」としながら、実質的には北朝鮮からたくさんの人がやってくるので、明らかに「便宜供与」でしょうが・・・・・・。
しかも連絡事務所は、開城工業団地内にもうけられるとのことです。どんな屁理屈をつけてでも合法を装う、これが韓族の瀬戸際外交の真骨頂でしょうか。
開城工業団地といえば
韓国では朴槿恵時代から交渉の材料にしてきたもので、開設を進めたり中断したりしました。文在寅は大統領候補のころから「自分が大統領になれば開設をすすめる」としてきたのですが、その後、国連の制裁がたび重なり中断してきました。大統領就任後1年4ヶ月余になる今、実現しそうです。
実際に運用されるかどうかは不透明ですが、9月14日あたりを目安に開設が進められるとのことです。
さてさて、皆様はどう思われますか。