ミャンマーにも、いろいろな課題がありそうです。
- ミャンマーでは、国民の90%が仏教を信仰しているらしい
- アウンサンスーチーは長い間、軍部から自宅軟禁されていた
- そのあと軍部はアウンサンスーチーを取り込み始め、民主化への期待がありました
- しかしアウンサンスーチーは思い通りに動けなかったようです
- こういう時に、昔からあったのでしょうが、バングラデシュとミャンマーの国境地帯を行き来しているイスラム教徒が語源の「ロヒンギャ」問題が勃発し、仏教国のミャンマーで宗教抗争が激しくなり、民主化どころではなくなってきたようです
- と思っていると、ISがロヒンギャを勧誘し始めたとの報道がありました
- 中東で問題を起こし続けているISですが、シリアでロシアも空爆を続け(これはこれで問題がありますが)、シリアを追われつつあるISが、いよいよミャンマーでも問題を起こし始めたらしい
IS(イスラム国)の魔の手がロヒンギャに迫る:huffingtonpost 2015年07月27日
1年前の話で、その後どうなったのでしょうか。
世界中に反米組織はたくさんありますが
いくら反米とは言ってもISほどひどいのはないようです。
一時少なくない支持者がいて、周囲や本国の禁止を振り切ってシリアへ渡航しISに参加したものですが、その実体があらわになるにつれ「反IS」が圧倒的多数を占めるようになりました。独裁者集団にありがちな「内部抗争」ですね。
それに拍車をかけたのが、シリアの内戦問題です。いいも悪いもISがシリアから追い出されつつある今、ISは、軍部が牛耳っているミャンマーへ進出しつつあるようです。
複雑な対立の歴史があるのは、どこでも同じで、人為的な国境線がベドウィン族を生んだように、ロヒンギャ族にも似た所があります。
ミャンマーにも大いなる問題があるようで、そもそもミャンマー政府や宗教団体や一般市民の間では、ロヒンギャのことを「国境地帯の不法者」と認識している人たちが多いようです。
ロヒンギャ問題は、複雑な民族構成の仏教国ミャンマーで国内問題を解決しようとしている時に起った宗教問題であって、私たちは、バングラデシュからも嫌われ、ミャンマーも遠ざけられている「ロヒンギャ」から目を離せないようです。
特にミャンマーの仏教過激派とそれを利用しようとしている軍部の動きに注目しています。
被害者の側をひいきにする事が多いのですが
いまのところ私にはまだ、ロヒンギャのうちの過激派イスラム教徒とミャンマーのうちの過激派仏教徒の、どちらが悪いのか判断できる材料がなく、もっと他に理由があるのかも知れないと思っています。
ミャンマー政府が、反ロヒンギャ政策をとらずに、ISのロヒンギャ勧誘策に実効性ある判断を下し、ひいてはロヒンギャへの残虐な仕打ちがなくなることを祈るばかりです。
内部の対立だけではなく恣意的な国境線には当然のように問題があることを認識し、これの解決のため宗教を利用するのを、もうやめませんか。それでも統一のためには外敵(ここではロヒンギャ)が必要ですか?
それなら、朝鮮半島統一のために外敵である日本を利用しようとする韓族と同じレベルに堕してしまうではあ~りませんか(笑)。
一口で「ロヒンギャ」と言いますが
ここにも過激派がいて政治的に利用しようとしていますので、注意が必要です。
分らないうちは「一色」にみえるものですが、どんなことでも実は「一色ではない」のですね。
私は大型の津軽三味線・小型の江戸新内三味線・中型の上方三味線・独特の響きをする京三味線・小型の沖縄三線(さんしん)の音色を「ある程度」区別できますが、興味のない人には「みな同じ」に聞こえるはずです。
同じように、興味のない人からすれば、野球やサッカーの球団にもいろいろあるのですが「みな同じ」に見えたり、様々なアイドルグループがあるのですが「みな同じ」に見えるのでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。