同じ事実を目の当たりにしても
人の判断が真逆になることがあります。正反対の意見を許せるようになると、多様性が増し、異論を排除しないようになります。この点では、いくら韓国の文在寅が何を言おうとも、韓国・中国・北朝鮮・ロシアは失格でしょう。
報道規制がある場合はもちろんのこと、メディアのほとんどが国家の言いなりになっている場合、特別に危ないと言えます。
そこに世論操作が入ると、さらに支持率にも疑問がわいてきます。
ロシアの場合
- ソ連崩壊で自信を失いかけていたロシアをここまで偉大な国家にしてくれたのがプーチンとするロシア国民の一部。
- 地下の暗躍組織をなくせないまま、その暗殺と言論封殺およびメディア懐柔でなんとか政権を維持できている弾圧独裁国家ロシアの大統領プーチン。
中国の場合
- 世界制覇を夢見る中国共産党のおかげで世界第2の経済大国になったので、これからも中国共産党に忠実でありたいとする中国国民の一部。
- 政権にたてつかない代償として不正やワイロを見逃してくれた中国共産党のおかげ。しかし国内でヨイショ体質が骨髄まで染み渡った中国人が世界に出ていって弾圧する中国共産党のタガがはずれたか、マナー最悪の醜態を長期に渡って演じています。これは正常化する見込みがなさそうです。
韓国の場合
- この1年半ほどで、北朝鮮を敵とみる腐敗の保守政権から一転して、南北統一をこころみようとする左翼政権になり劇的に変化したとする韓国国民の一部。文在寅大統領の説明では、かつてなかったほど韓国の言論の自由は広がってきたとのこと。
- ますます韓国の瀬戸際外交が進み、北朝鮮へ行ってはヨイショし、アメリカへ行ってはヨイショしており、卑怯なコウモリ体質は抜けません。為政者が何を言おうとも、偽りの言葉のどれも信用できませんね。120年前に福沢諭吉が喝破していた時代から朝鮮半島では何も変わっていないようです。異論を許さない対立だらけの韓国は、間違いなく法に矛盾があるのに、歴代大統領経験者をほとんど例外なく粗末に扱いながら法の整備ができないままの、擬似民主国家なんです。
北朝鮮の場合
- 3代目金正恩同志のおかげで国は発展し民も豊かに生活できるようになり、こんな幸せなことはないと語る北朝鮮国民。
- 問題は金正恩なのか、それとも取り巻き年寄連中なのか。貴乃花が年寄を引退するように北朝鮮の年寄も引退すべきか、それとも若い血気にはやる連中よりも使いやすいとみて、側近として温存するのでしょうか。トランプの説を信じ仮に首脳が立派な人物であっても、取り巻き連中が国を潰すのでしょう。これは、北朝鮮のみならずロシア・中国にも言えることでした。
アメリカの場合
- トランプの「アメリカ第1主義」のおかげで、アメリカは活気を取り戻したとするアメリカ国民の一部。
- 取り巻き連中が国を滅ぼすのだとすれば、トランプの取り巻き連中がトランプの朝令暮改に苦しみ、異常な数の側近が辞任し解任されました。国の内外でトラブルを起こし続けるトランプですが、都合のいい取り巻き連中にしておくことが、結局多様性をそこね、国を滅ぼしていくのでしょう。
日本の場合
- 韓国の最低賃金引き上げで大統領の支持率が下がったような失政がみられない安倍内閣は、念願の憲法改正へと進んでいくことでしょう。
- 圧勝すれば危ないのは世の習い。勝ちすぎた照ノ富士・旧希望の党はご承知の通りの結果ですが、野党で勝ち進んだ立憲民主党、一党独裁に近くなった安倍自民党が、いま最も危ないのでしょう。
「1.」はヨイショ組
「2.」は野党組、の意見です。
同じ国をみるのに、立場や環境が違えば、こうも主張内容が変わってくるのですね。
アメリカのトランプ、ロシアのプーチン、北朝鮮の金正恩、中国の習近平、日本の安倍晋三、顔かたち使う言葉がみな違うけれども「同じ穴のむじな」なんでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。