中国 クリスマス禁止の動きが一部都市に ”宗教の中国化”:nhk 2018年12月25日 19時31分
これを中国での「宗教」問題ととらえるのは自由ですが、私は違った見方をしています。
中国人は
間接的に共産党の締め付けを否定しているのです。
仏教がインドで興り、中国で栄え、縄文以来の日本の風土にあったらしく日本で花開くようになりました。
インドではすでにヒンドゥー教が、中国では儒教(宗教と言えるかどうか不明)が、主流となっており、両国では仏教の影響がいくらかあるのでしょうが、もう流行っておりません。日本の仏教のもとは中国仏教から来ているようです。
熱狂的に中国共産党を支持したはずの中国人
今では、何とも思わない人もいるようですが、中国共産党の言論弾圧・報道規制に辟易としている人も多いと聞きます。
等しく貧しくただ一握りの人だけが甘い汁を吸える共産主義の時代から、かつては修正主義とバカにしていたソ連そっくりの経済開放を始めた中国ですが、経済発展を遂げて世界の工場とまで言われるようになりました。まぁそれさえ過去のものとなりつつありますが・・・・・・。
しかし富はやはり一部の人だけに握られ、あまねく受けられるはずの14億人の中国人の多くとの国内経済格差が浮き彫りになってきました。
少し前でしょうか
インターネットの普及があり、ネット規制やテレビラジオの規制を厳しくした中国共産党ですが、やはり漏れることも多いらしく、様々な締め付けニュースが報道されるようになってきました。ついこの間まで「竹のカーテン」で鎖国状態だったのを思い返すと、隔世の感がします。
いまでも中国共産党に不都合な外国ニュースがあれば、即座に遮断するのが中国での常識であり、中国人は中国共産党が認めた放送しか視聴できないのです。
この条件のもとに判断しなければなりません。
こんな時にNHKが
中国のクリスマス禁止を「宗教」というとらえ方で報道しております。
しかし私のみる所では、中国共産党は、このままクリスマスブームを続けていると中国共産党の崩壊につながるとみて禁止し始めたのです。四川省成都では100人以上が拘束されたと報道されています。
日本人からすれば、放っておいても構わないと思うでしょうが、西洋人の手口を熟知していると思っている中国人、特に為政者は、キリスト教に敏感であり、完全に中国共産党が管理した上での布教ならば認めるのです。
まず宗教から入り、ある一定の信者を獲得すると、信者を守るとして軍隊を送り、やがてその国を侵略してしまうという、いつもの手口ですね。
バチカンと中国が暫定合意、長年対立の司教任命めぐり:朝日新聞 2018年9月22日
珍しくヨーロッパでは
台湾がバチカンと外交関係を結んでいるようで、中国は、自国と国交を結ぶ場合に必ず台湾との断交を求めてきたので、今回のバチカンと中国の合意に関して、警戒を強める人がいるようです。
私の見方は以下の通りで、どちらでも構いません。
- バチカンが金儲けに走るなら、中国の意向に従って、台湾との断交に踏み切ることでしょう。14億の市場に目がくらんでしまうという、かつての国々を思いこさせますが、その国々が中国から撤退しつつあることをバチカンは理解しているはずです。
- もしもバチカンに宗教者の矜恃(きょうじ)があれば、政治的な思惑ではなく広く世界をみて、台湾と中国の両方を受け入れ、かりに暫定合意があったとしても、中国が台湾との断交を迫る限り、最終合意には至らないと思われます。この場合、地下にもぐったキリスト教関係者が反中国共産党活動を続けることでしょう。
ただし
中国がやがて台湾を併合できるとみなしている場合、中国が認めた司教をバチカンが認め、暫定的に合意を継続することも考えられます。
私の近い将来の予想ですが
- 中国共産党が崩壊すると、このキリスト教ブームも去ると思われます。
- いまのところ、中国共産党のおかげもあり「禁止されるからこそ、より激しく信仰が深まる」のでしょう。←江戸時代のキリシタン弾圧のようですね
この地域に関しては
- 論外の言論弾圧・報道規制を続ける中国共産党
- 宗教から入る侵略者
の対立があります。
中国ファーウェイ社の端末機を避けようとする動き・バチカンと中国との暫定合意・中国の海洋進出などの軍事面・世界各国で起こっていつ中国との衝突などから、目を離せません。
さてさて、皆様はどう思われますか。