米大統領トランプが誕生して2年
よくぞ維持できたという印象です。せっかく指名され承認されても、多くの側近が去って行きました。
それでもトランプは弾劾されることなく大統領の座にあり、多くの人が「低」支持率30%台を長期間安定して維持していることに驚いています。
残念なことにトランプが
「2018年中には弾劾される」という私の予測は実現せず
しょうこりもなく
「2019年度には弾劾される」と予言しております(笑)。
よっぽど「弾劾」を望んでいるのか、それとも周囲の状況が「弾劾」に向かっている、と信じているのでしょうね(笑)。
重要な側近の「就任日-辞めた日」をまとめてみました。
青色は予定も含み辞めた人で、就任日順に並べており辞めた日の順ではありません。
- 2017/01/20- トランプ大統領
- 2017/01/20-2018/12/31 マティス国防長官
- 2017/02/01-2018/03/31 ティラーソン国務長官
- 2017/02/09-2018/11/07 セッションズ司法長官
- 2017/07/31-2018/12/31 John Francisケリー主席補佐官
トランプ 1946/06/14-
おなじみの米大統領で、理解不可解なトランプが中国を憂え、理解不可解なトランプ側近が韓国の文在寅を憂えています。
やがてトランプは韓国大統領文在寅と同じ運命をたどるに違いなく、私は両者が共に不幸な老後を送るのでは、と「恐れて」います。
トランプに大統領としての品性がないことは広く知られていますが、こういう人を大統領に選んだ責任は、米有権者にあります。
同時に米国の有権者たちは、トランプの「対立をこしらえて相手を分断し、どちらか一方に支持者を得て、支持率低下を食い止める」手法に、飽き始めたようです。
たのみは米特別検察官モラーですが、直接の任命・解任権は司法長官にあるらしく、大統領には解任する権限がないようです。
そこでトランプが、大統領捜査権を握っている司法長官のセッションズを解任しました(2018/11/07)。これでヨイショ人間を司法長官にすえ、モラーが大統領の犯罪など妙なことに手を染め始めたらすぐに解任できる手はずが整いました。悪代官ぶりのトランプの司法妨害も甚だしいと言わざるを得ません。
そんな程度の大統領さえ弾劾できない米司法制度なんでしょう。
マティス 1950/09/08-
マティスは2018/12/21に「2ヶ月後(2019/02/28)に辞任する」と発表しましたが、トランプは2ヶ月前倒しで2018/12/31に解任するとし、後任シャナハンを国防長官代行を2019/01/01付けで指名するとしました。
マティスはもと海兵隊大将。
ティラーソン 1952/03/23-
ティラーソンは元エクソンモービル会長。ロシアとの取引があったようでウクライナ領土クリミア半島併合に対して「ロシアを制裁する」ことに反対していたようです。
「トランプ氏、違法行為しようとした」前国務長官が批判:Dec 17 2018
ケリー主席補佐官 1950/05/11-
オバマ政権時の国務長官「John Forbes ケリー」と区別するため、ジョン・フランシス・ケリーを「John Francis ケリー」としております。
ジョン・フランシス・ケリーは元海兵隊大将。
トランプは、プリーバスの後任として国土安全保障長官だったケリーを主席補佐官に指名しましたが、あえなく1年半で辞めております。
アメリカの
重要で、しかも大統領の暴走を食い止める立場にあり、またそうしてきた人たち(国務長官・司法長官・国防長官・主席補佐官)さえもやめてしまいました。
2019年度、ますます
アメリカがひどくなり
トランプが弾劾される可能性も高まる
ことでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。