豹頭の花嫁、それは、栗本さん、あなただったんですね。
悔しいです。
どうぞ、安らかに。
19の頃、だったと思います。
グインサーガを読み出したのは。
以来、30年近く、遠くなったり、近くなったりしましたけれども、
浜松医大の診察前の待時間で読んだり、
阪急千里山線で読んだり、日本橋にある原田病院の受付で読んだり、
サウナ大覚のリクライニングで読んだり…。
ずーっとずーっと…。
いつもいっしょ、だったんですね。
なんか…なんかヤだなあ。
大切にしていたものが、手からこぼれていってしまったって感じがして、
昨日一日、落ち着かなかったです。
グインファンなら誰しも同じ気持ちだろうなあ。
ぼくらの時代、時間は無限にあるわけじゃないんですね。
人が死ぬたびに、生きるってことを、真面目に生きるってことを、
考えさせられるわけなんですが、
そればっか考えて生きていられるわけもなく…。
俺には、まだ、明日があるようです。
生きなきゃ。
合掌。