涼しくなってきた。
でも、
自宅では短パンと半袖でいけるけど。
日が落ちて
周囲が暗くなるのが
一段と早くなってきた。
月見がしたいなあ。
ふと、思った。
うん。
夏の余韻が
漂っている中で
河原に降りて
月見に興じたい。
月見草なのか宵待草なのか、
黄色の花が
秋の虫の音に揺られるように
河原のあちこちに咲いている中で
月見に興じたい。
花が顔を向けている方向の
夜空を仰ぎ見れば、
雲間を泳ぐ銀の月があるんだ。
こんな子供の頃に見た風景、
半世紀近く経った今でも、
あの河原に残っているだろうか。
でも
確かめるのは
野暮なことなような気がする。。
自転車ですぐだったはずのあの河原は
今では遥か遠くになってしまった。
風呂上がり
風呂屋の駐車場から仰ぎ見る空には
残念、月はどこにもなかった。
さ、薩摩芋をふかしてあるんだ。
それで一杯やるべ。



