Broken Flowers …戯れ言・繰り言・かあるくかるく…

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20171205(火)…入院2日目(手術)

2017年12月05日 | 2017


人生2回目の全身麻酔での手術。
今回はストレッチャーではなく、点滴架を引き釣りながら徒歩で手術室へ行く。

9時。
手術室の自動ドアが開く。
前室で既に2人の患者さんが部屋入待ちをしていた。

名前が読み上げられて、それぞれの患者が担当の医師・看護師に引き継がれ、
自分の名前と生年月日と病名と手術内容を言うように促され、確認を受ける。

「3号室ですからね。」

それぞれの手術室に連れていかれる。
ドキドキ。

手術室のドアが開く。
中で執刀医がPCをいぢっていた。

「お願いします。」

手術台に寝かされる。
身体を毛布みたいなもので覆われる。
温風が出てきて温かい。
マスクで鼻と口を覆われる。

「酸素を送ります。」

「麻酔を入れますね。」







肩と軽く叩かれて気がつく。

「はい、終わりましたからね~。」

ストレッチャーに乗せられて病室まで運ばれてベッドに移される。
家族と少しだけ話す。
医師にお礼を言った記憶がある。

帰ってきたのは13時30分だったらしい。


自分がどうなっているのかわからない。
腹から内視鏡を入れて傷があるので、まるで腹に力が入らない。
暑くて汗だくになっているのに身体が動かせない。
汗が冷えて寒くなってきているのに身体が動かせない。
ベッドの沈みすぎて寝返りをうちたいのに動かせない。

いったい何時になるんだろう。
暗い部屋の中、覚醒しているような、半分微睡んでいるような。

点滴が左手に。
酸素飽和度を計る器械が右手の指に。
心電図のリード線が胸に。
下半身には導尿のカテーテル。
両足には静脈塞栓を防ぐためなんだろうか、そのパッドみたいなものがはめられてゆっくり動いていた。

時計がないので時間がわからない。

看護師が
「2時間おきに検温と血圧を測りに来ますね。」と言ってくれた。

苦しい。
楽なもんじゃない。

早く時間が過ぎてくれ。

手術室から帰ってきた13:30から24:00で覚えていることは
痛さと苦しさと我慢、それだけ。

意識があったはずなのに
ただただ朦朧としていたような…。
長かった。
疲れた。

時計がなかったのが幸いしたのか、幸いじゃなかったのかもわからない。
いろんなことを考えて
いろんなことを想像して
いろんなことを諦めて
いろんなことを思い直したはずなのに
全て覚えていない。

早く時間が過ぎてくれ
早く。
早く。
早く。





1日中絶食です。
写真なし。