葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

村中被告にジョン・マドックス賞を与えたセンス・アバウト・サイエンスの本当の姿その5

2018-08-09 | 資料August18

「センス・アバウト・サイエンスはなぜ作られたのか」

 

創設者の人物像

https://usrtk.org/food-for-thought/trevor-butterworth-spins-science-for-industry/

センス・アバウト・サイエンスの創設者である、ディック・タヴァナーは、イングランドの政治家兼ビジネスマンであり、たばこ産業や、センス・アバウト・サイエンスが防御する他の産業と関係している。

History of Defending Chemicals, Junk Food and Drugs 

これまでに、化学産業、ジャンクフード、医薬品の利益を防御してきた

Sense About Science was founded as a lobby group in the UK in 2002 by Dick Taverne, an English politician and businessman with ties to the tobacco industry and other industries Sense About Science has defended.

 

コーネル大学のアライアンス・フォー・サイエンスは、遺伝子組み換え作物を促進させるためにゲーツファンデーションにより資金援助されたものである。

Butterworth is also a visiting fellow at Cornell University Alliance for Science, a communications campaign housed at Cornell University that is funded by the Gates Foundation to promote GMOs. Butterworth runs a workshop at Cornell to teach his brand of media relations to students and young scientists.

 

https://theintercept.com/2016/11/15/how-self-appointed-guardians-of-sound-science-tip-the-scales-toward-industry/

 

ディック・タヴァナーは、「ニセ科学を暴く」ためにセンス・アバウト・サイエンスを設立した。(注:括弧つきということは、裏があるということです)。

タヴァナーはコンサルタントとして働くことで、エネルギー業界、通信産業、食品産業、医薬品産業にコネクションを持つようになった。センス・アバウト・サイエンスの初期のスポンサーは、タヴァナーの元クライアントや、彼が株式を所有する会社であった。

タヴァナーは、たばこ産業で働く中、科学についてメディアが物語る力を目の当たりにしたと思われる。たばこ産業は、たばこが死の原因となるという明らかな証拠があるにも拘らず、たばこに関する物語を作り変えるために必死で努力してきた産業であった。

たばこ産業が訴訟で公開した資料によると、タヴァナーがコンサルタントとして働いた会社のひとつであるPRIMA Europeは、1990年代に、British American Tobacco が投資家との関係を改善することおよびたばこに関する欧州の規制を掻い潜る手伝いをしたということである。

公衆の信頼を失っている産業界の人物ではなく、科学者のネットワークを使用して、「サウンド・サイエンス」団体を作り上げるというアイデアを、タヴァナーはこの時期に得たのであろう。


村中被告にジョン・マドックス賞を与えたセンス・アバウト・サイエンスの本当の姿その4

2018-08-09 | 資料August18

センス・アバウト・サイエンスのウィキペディアのページから

Funding

Sense about Science's principal funding is through grants and donations in respect of its core aims.[70] In its funding policy it states: "Donations do not entitle any individual or organisation to decision-making authority. External funding will not divert Sense About Science from its agreed aims and values".[71]

Funding for the trust has been increasing. Some is derived from industrial organizations engaged in scientific dispute, clinical trials and research for which SAS is supportive (e.g. genetically modified crops) as well as major publishing houses. For example, for the fiscal year ending 5 April 2008, the trust received £145,902 in donations. Disclosed corporate donations comprised £88,000 with pharmaceutical company Astra Zeneca donating £35,000.[72] Previous donations included other pharmaceutical industries such as Pfizer.[72] This dependency has now been diminished since for the fiscal year ending April 2010, the trust received £183,971 in donations of which £17,500 was derived from the pharmaceutical industry (Unilever and G E Healthcare). In 2011 the amount diminished further to less than 6% funding derived from industry sources (the trust received £268,184 in donations with £15,000 from industry) with the rest derived from Science Bodies and individuals.

 

2008年には、アストラゼネカから £35,000 の寄付を受けている。

 

kikiさんのツイートによると、藤本弁護士様は、アストラゼネカの裁判に関係がお有りだったご様子です。


村中被告にジョン・マドックス賞を与えたセンス・アバウト・サイエンスの本当の姿その3

2018-08-08 | 資料August18

センス・アバウト・サイエンスの顧問委員会のmemberであるマーク・ライナスは、元ジャーナリストであり、現在は、コーネル・アライアンス・フォー・サイエンスのmemberで、原子力発電、遺伝子組み換え作物や除草剤をプロモートしている。

 

科学的知識に乏しいところが、村中被告との共通点となっている。

去年の12月、村中被告のマッドクス賞受賞をNHKが報道しないことを批判するツイートを流している。

日本語できそうもないのに、日本の事情に詳しいという奇特な方。

 

 

コーネル大学のサイトで、村中被告の受賞を2017年11月30日という略フライングの速さでお祝いしたのも、同じ人だった。


村中被告にジョン・マドックス賞を与えたセンス・アバウト・サイエンスの本当の姿その2

2018-08-08 | 資料August18

センス・アバウト・サイエンスのサイトのアーカイブには、モンサントに協力して書いたと思われる記事が残っています。

とりあえずスクリーンショットだけ貼っておきます。

今年の11月下旬にどなたがジョン・マドックス賞を受賞するのか楽しみですね。

 

 


村中被告にジョン・マドックス賞を与えたセンス・アバウト・サイエンスの本当の姿その1

2018-08-08 | 資料August18

以下は、村中被告にジョンマドックス賞を授与した団体「センスアバウトサイエンス」の胡散臭さをお伝えする記事です

抄訳 https://usrtk.org/pesticides/secret-documents-expose-monsantos-war-on-cancer-scientists/

がん研究者に対するモンサントの攻撃を暴露した秘密文書

2018年7月12日

モンサントの除草剤ラウンドアップが発癌性の危険があるという証拠を、モンサントが隠していたことに対する裁判が始まった。最初の原告は、46歳のデウェイン・ジョンソンさんで、末期の非ホジキンリンパ腫に罹患している。ジョンソン氏のほかにも4000人が彼/彼女らの癌の原因がグリフォセート含有のラウンドアップであると訴えている。この訴訟で提出された書類の中に、モンサントが発癌性を否定するために用いた威圧的な策略を明かすものがあった。

・モンサントは、ゴーストライターを使って安全性レビューを発表している

・他のがん研究を抹殺するためにEPA官僚を使った

・ラウンドアップを救うために国連がん機関の破壊を試みた


食品および化学品産業は、自社の製品を守るためにその利益を脅かす特定の機関を攻撃してきた。

ターゲットとなった機関の一つは、IARC(がん研究国際機関)過去50年間、発癌性の情報を発信してきた機関である。

例えば、クラフトフーズの科学者はメールで、Syngentaの科学者に

「IARCとずっと闘っている。2015年3月のグリフォセート以降、食品と農作物業界は包囲されている。我々は皆で協力して、あなた方が新聞でしたようにIARCをスキャンダルで汚染しなくてはなりません。次の優先順位は、食品添加物、アスパルテーム、スクラロース、ダイエット鉄、Bカロチン、BPAなどです。IARCは私たちを消滅させるでしょう」

IARCの専門家パネルは、グリフォセートを「人に対しておそらく発癌性がある」と分類したことで、パネルの敵が団結する契機を与えた。訴訟により、モンサントの重要なドキュメントが公開され、攻撃の詳細が明らかになった。

discredit the cancer scientists with the help of allies across the food industry

食品業界中の協力者によりがん研究者の信用を貶める (葉月注:なんか似てる)

Monsanto’s public relations plan

モンサントの広報活動計画

20人の企業工作員を集め、IARCのグリフォセート発がん性報告書の発表後の攻撃の準備にあたる

その目的は、「衝撃を中和する」「IARCに対する世論を操作する」「規制団体の啓蒙」「ensure MON POV(?)」「産業団体を激怒させること」である。

書類の中では、「産業パートナー」として4つの階層を特定し、PR計画で示した3つの目的を推進するための手助けとした;つまり、ラウンドアップの評判を守る、「証拠のない」発癌性が人気のある意見となることを防止する、規制団体に対するカバーアップを提供することで、グリフォセートの使用許可を継続させること

 

モンサントの産業パートナーを暴露する

IARCの科学者の信頼を貶めるためにモンサントが使った団体は、

除草剤と食品産業のロビー団体 CropLife International, BIO and the Grocery Manufacturers Association;

産業が資金を提供するスピングループ GMO Answers and the International Food Information Council; 

科学っぽいフロントグループ Sense about Science (センスアバウトサイエンス), the Genetic Literacy Project and Academics Review – これらはすべて似たようなメッセージを発信し、お互いを、情報源として参照し合う 

 

以下略。
 
葉月注: センス・アバウト・サイエンスの立ち位置がちょっと見えてきましたね。