レプリコンワクチンのmRNAには、ベネズエラ馬脳炎ウイルスのRNAレプリカーゼをコードする配列が組み込まれている
RNAレプリカーゼとは、RNA依存性RNAポリメラーゼ (RdRP)という酵素であり、RNAをテンプレートにRNAを複製するということになっている
酵素とは、タンパク質でできた触媒であり、タンパク質には、1次構造(線)、2次構造(面)、3次構造(立体)があって、この3次構造は、主にアミノ酸の間の水素結合によって決められている
つまり、アミノ酸が置換してしまったら、この水素結合の位置や強さが変わってしまい、タンパク質の立体構造が変化してしまうことになる
触媒である酵素は、その立体構造で触媒活性を支えている
アミノ酸が一つ置換しただけで、酵素が働かなくなって病気になる例は良く知られている
DNAの場合には、複製中におこったエラーを修正するタンパク質が存在するが、RNAの場合にはそれがない
つまり、「RNAウイルスは変異する」
レプリコンワクチンに使用されるレプリカーゼは、RNAウイルス由来である
つまり、変異しやすい遺伝子であり、酵素は変異したら使い物にならない
レプリコンワクチンは極めて怪しい概念である