葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

アルミニウムアジュバントの免疫生物学 エクスレイ教授の論文から

2013-12-25 | 論文



この論文は、シリカ水の摂取で被害者を救ったエクスレイ教授が、スウェーデンの免疫医学の研究者と共同でアルミニウムアジュバントの役割について考察しています。

とりあえず、図面だけ訳しましたので、英文リンクから3ページ目の図面を印刷して、参照しながら、お読みください。

なお、一般的なアルミニウムアジュバントについてです。


図1

アルミニウムアジュバント兵器庫と自然免疫、獲得免疫


(a)ワクチン調製物が筋肉の間質液 (MIF)で希釈され、免疫カスケードの作用物質となる可能性のある一連の物質を生じる

(1) アルミニウムイオン;
(2) フリーな状態の抗原;
(3) アジュバントの粒子;
(4) 抗原と結合したアジュバント;
(5) フリーな抗原とアルミニウムの複合体;
(6) 筋肉間質液とアルミニウムの複合体;
(7) 筋肉間質液と結合したアジュバント;
(8) 筋肉間質液とフリーな抗原の複合体;
(9) 鉄粒子 (アジュバントの不純物として)がフリーの状態で、あるいはアルミニウムと抗原の複合体が吸着し、活性酸素種を生じる;
(10) 筋肉間質液と抗原の複合体にアジュバントが結合したもの;
(11) 筋肉間質液とアルミニウムの複合体にアジュバントが結合したもの.

筋肉間質液には、アデノシン三リン酸(ATP)、アルブミン、トランスフェリン、クエン酸塩、フィブリノゲンなどの生体分子が含まれるであろう.


(b) 上記の一連の作用物質は、

常在する筋肉組織(ネクローシスやアポトーシスによる細胞死の可能性)、および

単球 (アルミニウムアジュバントに誘発された、樹状細胞への分化の可能性)、

顆粒球 (アルミニウムアジュバンに誘発された、B細胞に直接作用する好酸球増加の可能性)、

マクロファージ (注射箇所近くに長期間残存することが知られており、アルミニウムアジュバントを内包することで特徴付けられる) および

樹状細胞などの浸潤性獲得細胞など多様なタイプの細胞に作用する.

後者は、主要な抗原呈示細胞である.


(c)作用物質と獲得細胞との間の相互作用の態様には多数の可能性があり、例えば、

(i) フリーな抗原、フリーな抗原とアルミニウムの複合体、筋肉間質液がフリーな抗原に配位した複合体子、アルミニウムイオンがトル様受容体に結合している;

(ii)抗原とアジュバントが結合したものに多数のトル様受容体が結合したもの;

(iii)アジュバント、抗原とアジュバントの結合体、筋肉間質液とアジュバントの複合体、筋肉間質液とアルミニウムイオンの複合体がアジュバントに結合したもの, 筋肉間質液と抗原の複合体がアジュバントが結合したものの、食作用(ファゴサイトーシス);

(iv) 膜受容体アルミニウムイオンの直接または間接結合、および活性酸素種の 細胞外(脂質膜)または細胞内(核)活性


(d) 抗原呈示細胞は以下の経路で獲得免疫を活性化する


(a')Nalp3 インフラマソーム(炎症反応に関連する生体分子)依存または非依存性の、IL-1bやIL-18などのサイトカインやケモカイン(図中、緑色の皿状)の放出

(b')共刺激分子の併用によって、主要組織適合抗原分子(MHC)がT細胞受容体へ抗原を呈示する

(c')B細胞およびT細胞に対する、アジュバントおよび/またはアルミニウムイオンの直接作用.

血液脳関門が開くとき

2013-12-24 | 資料

Facebookへのリンク

知っていましたか?

赤ちゃんの歯がはえるとき、ヒスタミンが産出されて、

血液脳関門が開くことを。

歯がはえている赤ちゃんにワクチンを打つことは

神経毒素が赤ちゃんのの脳に直接入るかもしれないのです。

この記事へのコメント

レスリー:
ガーダシルには、L-ヒスチジンが含まれています。(注:L-ヒスチジンは生体内でヒスタミンを作るときの材料になります)

シンシア:
ある程度の痛みがあると、免疫系が低下します。免疫系は身体に課された酸化ストレスに対処するので、ヒスタミンレベルが上るのです。

レスリー:
エストロゲンもヒスタミンを刺激しますね。

(生理の終わる時期からエストロゲンの分泌が増えます。もしエストロゲンがヒスタミンを刺激するなら、女性の血液脳関門は、生理の周期によって開く時期があるということでしょうか?)


日常生活におけるアルミニウムの摂取と排泄

2013-12-16 | アレルギーという副作用
鳥取大学の先生の講演です。リンクへ

お茶や海草、とくにひじきにアルミニウムが大量に含まれているようです。

通常、アルミニウムはほとんどは胃腸に吸収されずに、便として排泄されるようです。
一部は吸収されますが、尿として排泄されるようです。

この実験では、便中のアルミニウムは測定していないのですが、結論がよくわかりません。

ひじきは砒素の問題もあるので、食べすぎはよくないといわれていますが、アルミニウムのデトックスを考えている方は、要注意かもしれません。

ワクチン安全性会議(ロマン・ゲラルディ)講演要約

2013-12-16 | 論文
筋肉内へ注射された粒子の体内残留性および体内分布:アルミニウムワクチンの安全性との関連

ロマン・ゲラルディ


アルミニウムアジュバントは1927年に経験的にワクチンに導入され、今も、人間や家畜用ワクチンへの免疫応答を増強するために広く使用されている。

フランスの筋肉病理学者は、マクロファージ筋膜炎(MMF)と呼ばれる病状を特定し、筋肉内へ注射されたアルミニウム粒子の運命、全身への拡散、および長期安全性に関しての知識の欠如を示唆した。

MMFは、19988年に、びまん性筋肉痛と疲労に罹患している中年患者の筋肉生検における常同病変部を特徴とする原因不明の病状として記述された。

病変部に見られた免疫細胞の大多数であったマクロファージは、その細胞質中にナノサイズの結晶凝集体を含んでおり、後にそれらが、B型肝炎、A型肝炎、破傷風トキソイドワクチン由来のアルミニウムであったことがわかった。

MMFは、以前の筋注ワクチンの部位におけるアルミニウムの長期残留を評価するものとして現在認識されている。

患者は、過去に平均4.5回のワクチン接種を受けており(92%がB型肝炎ワクチンを含み)、通常、最後のワクチン接種後約1年で最初の臨床的な症状を提示した。

アルミニウムの滞留時間は、罹患した個人においてはとても長かった(最後のワクチンから生検まで平均遅延=53ヶ月、最長で12年を超える)。

フランスでは、数百人の患者がMMFに罹患していると特定されており、そのうちの250人以上がフランスのクレテーユのParis-Est大学病院にて追跡調査中である。

ほぼすべての患者が、びまん性関節/筋肉痛、慢性疲労、および認知機能障害を提示しており、このようにしばしば慢性疲労症候群の国際基準を満たしている。

フランス保健製品衛生安全庁により行われた症例対照研究において、慢性疲労が、三角筋におけるMMFの患者において、それに罹患していない患者よりも、より頻繁でありより顕著にみられることを指摘している。

慢性疲労症候群の関与は、認知機能障害および、場合によっては顕性の多発性硬化症(10%)により評価される。

神経心理学検査では、ほぼすべてのMMF患者において認知能力の変化が見られたことを示している。

疼痛重度および期間、うつ状態、および教育レベルが匹敵する関節炎の対照群と比べると、MMFの患者において、視覚記憶、作業記憶、および両耳分離聴能により重度で特徴的な障害が認められ、器質性脳障害を示唆している。

同様の認知能力の変化は、アルミニウムの蒸気や粉末に暴露された鋳造所作業者にもみられる。

アルミニウム-アジュバント含有炭疽ワクチンを含む多数のワクチン接種と関連付けられた「湾岸戦争症候群」およびシリコーンインプラントと関連する自己免疫疾患の両者でも、MMF患者にみられたと同様の症状が発症し、最近個別化されたアジュバント誘発自己免疫/自己炎症性症候群(ASIA)を形成している。

アルミニウムの安全性は、化合物が注射部位に局在して残っているか、あるいは、遠位の臓器へ拡散し蓄積される可能性に、大きく依存している。

マクロファージは、アルミニウム凝集体を貪欲に取り込みことが認められており、そうすることによって、寿命の長い細胞となる。

ナノサイズの物質と免疫細胞の相互作用は、それらの体内配置に強く緩衝するであろう。

筋肉内へ注射された粒子の一部が、貪食性(ファゴサイトーシス)に関連した一般的な機構のひとつとして、遠位の臓器へ移動可能であるかどうか考えている。

今得られている予備的な結果は、この見解を支持しており、筋肉中へ注射されたナノサイズの物質の脳への移動のためのMCP-1/CCL2ケモカイン(炎症性細胞遊走因子)依存性トロイの木馬機構を示唆しているようである。

ワクチン安全性会議の講演者の論文から

2013-12-16 | 論文
2011年1月にジャマイカで開かれた「ワクチン安全性会議 」の講演者の1人、ラッセル・ブレイロック教授の研究論文です。

神経発達障害および神経変性障害におけるアルミニウムにより誘発された免疫興奮毒性

ラッセル・エル・ブレイロック


要約

細胞の機能を阻害する能力という点で、過去20年の間に、アルミニウムの神経毒性に関して多くのことが明らかにされた。最近の証拠によると、より中枢での病態生理学的機序が、脳におけるアルミニウムやフッ化アルミニウム化合物の毒性の多くの原因となっていることが示唆されている。この機序は、神経毒性を起す濃度の興奮毒および炎症促進性のサイトカイン、ケモカイン、および免疫メディエーター(仲介体)を放出して、脳の自然(先天)免疫系、主としてのミクログリア(小膠細胞)の活性を含むものである。多くの研究が、興奮毒性が、アルミニウムなどの多数の金属の神経毒作用で重要な役割を果していることを示唆している。最近、研究者は、これらの金属の慢性的な神経変性作用は長期に及ぶ炎症の後に発症するものであるが、金属毒性のほとんどの原因となっているのは、免疫メディエーターによる興奮毒の増強であることを発見した。この増強は、サイトカインレセプターとグルタミン酸塩レセプターとの間のクロストークによりおこる。著者は、このプロセスを記述するために、免疫興奮毒性という名称を作った。この論文は、免疫興奮毒性をアルミニウムの神経毒作用に結び付ける証拠を概説するものである。

ワクチン安全性会議(クリストファー・ショー)講演要約

2013-12-15 | 論文
神経毒としてのアルミニウム:細胞培養物、生体内、およびヒトの研究から得た証拠

クリストファー・ショー



加齢性の神経疾患のほとんどは、まだ未知の遺伝的感受性因子に作用する環境トキシンにより起こるものと思われる(Shaw and Hoglinger, 2008)。

莫大な数のトキシンおよび遺伝子のどれが原因であるのかを決定することは、気の遠くなるような任務であるが、ユニークな疾患の集団発症を研究することによりその任務を可能とした例外がある。

ルー・ゲーリック病(ALS)には、そのような集団発生のケースが2つある。1つめは、西太平洋のグアム島で1940年代の終わりにアメリカの神経疫学者により特定された(Kurland, 1988参照)。

2つめは、湾岸戦争症候群と名付けられた多系統疾患内のALSコホートである(Petrik et al., 2007参照)。両者において、可能性のあるものとしていくつかのトキシンが提案された。

グアムでは、疫学的分析により、ソテツの種の消費が原因と考えられています(Whiting, 1963, 1964)。

洗浄したソテツ種を食事の一部として与えた雄非近交系マウスの生体内実験において、行動異常および中枢神経系の様々な領域において神経細胞損失が観察された(Wilson et al., 2002, 2004; Shaw and Wilson, 2003; Cruz-Aguado and Shaw, 2009)。

得られた結果の範囲は、グアムでの疾患の範囲と類似している(Shaw and Hoglinger, 2008)。

土壌に含まれるアルミニウムがこの疾患に関連していることも想定されており、さまざまな状況におけるアルミニウム神経毒性は、文献により明らかである(Tomljenovic and Shaw 参照)。

神経および他の細胞培養物において、塩化アルミニウムおよび水酸化物などのアルミニウム塩が、細胞の損失を起している(Zweigers et al., 準備中)。

水中の塩化アルミニウムに暴露したマウスは、様々な運動および認知行動欠陥を示した(Bannon et al., 準備中)。

アジュバントの水酸化アルミニウムを注射したマウスは、運動行動欠陥および運動皮質と腰髄における運動神経細胞損失、様々な認知能力疾患を示した(Petrik et al., 2007; Shaw and Petrik, 2009)。

アルミニウムのモリン染色では、アルミニウム処理群において運動神経細胞でアルミニウムが標識された。運動神経細胞は、異常にリン酸化されたタウタンパク質の存在も示したが、これはアルツハイマー病およびALS(筋萎縮性側索硬化症)-PDC(パーキンソン認知症複合)の特徴である(Shaw and Petrik, 2009)。

加齢性の神経疾患に類似の結果を誘導することに加えて、アルミニウムは、ヒトにおける疾患の早期発症に貢献しているかもしれない。

1990年代の初め以来の自閉症スペクトラム障害の発生と、疾病管理予防センターが推奨するワクチンプログラムのアルミニウム含量との比較は、高度の相関を示している(Tomljenovic and Shaw, 提出済み)。

全体的にみて、提示されたデータは、アルミニウムのような物質は、人生の様々な段階において、高い神経毒性となるうることを示唆している。

不完全なデータに基づいた、アルミニウムや他のアジュバントのワクチンが安全であるという推定(グラクソ・スミス・クラインのデータシート参照)は、多数の時点および雄と雌の動物を使用した適切にサポートされコントロールされた長期的な研究によって再検討されるべきである。

アルミニウムの毒性

2013-12-14 | アレルギーという副作用
アルミニウムの毒性 (アルミニウム中毒)

クリシャ・マッコイ

英文へのリンク

定義

アルミニウム毒性は、多量のアルミニウムを体内に摂取したり吸い込んだ場合に起こる。

アルミニウムは地殻内に最も大量に存在する金属であり、自然環境では、酸素、ケイ素、フッ素などの他の元素に結合して存在している。

アルミニウムへの暴露は通常は有害ではないが、多量のアルミニウムへの暴露が重度の健康障害を引き起こす可能性がある。

もし多量のアルミニウムに暴露した疑いがある場合は、医者に連絡してください。

原因

アルミニウムは食物、水、空気、土壌に存在するので、多量のアルミニウムに暴露する可能性があるのは、以下の場合である:

多量のアルミニウムを含む飲食物をとる

仕事場の空気中のアルミニウム塵埃を吸い込む

埃の多い環境に住んでいる

アルミニウムが採掘または処理されている場所に住んでいる

ある種の有害廃棄場の近くに住んでいる

アルミニウムが自然環境に多量に存在している場所に住んでいる

アルミニウムを含むワクチンを受ける

危険因子

この症状は誰でも発症する可能性があるが、ある種の人々はアルミニウム毒性を発症しやすい。

以下の因子は、アルミニウム毒性を発症する確率を増加させる。

もしこれらの危険因子のどれかに該当する場合、医者に告げてください:

腎機能が低下している

多量のアルミニウムを含む物質を摂取する

多量のアルミニウムを含む環境に居住または働いている

症状

これらの症状のどれかがある場合でもアルミニウム毒性のためだとは限りません。

これらの症状は、他の、重度ではない健康状態によりもたらされることもあります。

特に、腎臓病がある場合や透析を受けている場合に、これらのどらかに該当する場合は、医者の診察を受けてください。

錯乱
筋力低下
骨痛、骨変形、骨折
発作
言語障害
小児の成長遅延

合併する可能性のあるものは、

肺障害
神経系障害、随意および不随意運動を伴う障害を生じる
骨疾患
脳疾患および障害
貧血 鉄吸収障害

診断

医者は、症状および病歴を尋ね、身体的検査を行う。

検査には下記が含まれ得る:

便検査
尿検査
血液検査
骨生検

治療

最善の治療プランを医者と話し合ってください。治療オプションには以下のものが含まれる:

薬剤
薬剤のメシル酸デフェロキサミンが、体内からアルミニウムを除去のために使用可能である。この物質は、キレーションとして知られるプロセスで作用し、毒性物質を体内から除去することを助ける。(訳注:メシル酸デフェロキサミンは副作用の報告もあります。イギリスでは過剰の鉄を除去するために使用されています。)

アルミニウムの回避

医者が、食べ物や他の原因のアルミニウムへの暴露を避ける方法を指示するでしょう。 予防 アルミニウム毒性となる可能性を低減するために、アルミニウムを含むかもしれない下記のものを避ける手段を講じてください:

制酸薬
制汗剤
透析、アルミニウムを含むワクチン接種、TPN(完全静脈栄養)液の危険については医者に相談してください。

アルミニウム中毒症を起した事件

2013-12-09 | アレルギーという副作用
致命的なカバーアップ:英国の最悪な水道水中毒スキャンダル

スー・リード
2007年12月14日



一見すると、アンジェラ・フランクスは健康そうである。

彼女の住むエクスマスの海岸に立って、風が彼女の赤毛と、くるぶしまで届くロングスカートをはためかせている。けれど、その幻想はすぐに消えていく。

彼女が歩き始めると、それはひどく足をひきずるもので、50メートルも歩かないうちに疲れて身体全身がコントロールできないほど震えてくる。

アンジェラがやっと地元のコーヒーショップに到着すると、むくんだ脚の震えがひどく、テーブルががたがたと揺れ、マグカップとクロワッサンを床に落とすのではないかと脅かすほどである。

目を赤くして、彼女が勇敢に言明する。「私が死んだら、私の身体を検死して欲しいのです。それが、私や私の子どもたちのように、何十年も前にキャメルフォードで水を飲んだ人たちすべてを助けるかもしれません。」

彼女と彼女の家族は、英国で最も注目された公衆衛生スキャンダルのひとつの犠牲者で、その犠牲者たちは脳の障害、記憶の喪失、関節の問題を訴えた。

彼らは、1988年7月6日、英国の最悪の水道水汚染事件が起こったとき、美しい北コーンウォールのその町で、トレーラーでの休暇を楽しんでいた。

臨時の配達運転手が、ボドミンムーアの端にあるローアームーア浄水場に、飲料のために水の濁りをとるための腐食性の高いアルミニウム硫酸塩20トンを運搬した。その毒性の化学物質は、誤って、違うタンクに入れられ、キャメルフォードに送られた。

90分後、コーンウォールの230キロ四方の地域の水道の蛇口から、汚染水が流れ、それを飲んだすべての人を毒した。

アンジェラは今までその出来事を話すことはなかった。

けれど遂に、20年間におよぶ管轄官庁による遅延工作の後に、キャメルフォード水道水事件についての驚くべき事実が明るみに出始めた。

今週、その時期にその地域に住んでいた二人の女性の審問を開始する検死官が、その悲劇に対して、警察による新たな調査を要求した。

デボン・コーンウォール警察は、「カバーアップの可能性の申し立てを調査しなくてはならない」と言った。

彼の要求は、死亡した二人の女性の脳に、偶然そこにあったとは考えられない、高レベルのアルミニウムを有していたという発見の後に続くものであった。

恐ろしいことに、20,000人の住人と、アンジュラのような旅行者10,000人が、浄水場への搬入の後何時間あるいは何日間もキャメルフォードの水を知らずに飲んだと考えられるにもかかわらず、二人の女性の検査は、その種の検査の最初のものであった。

何百人もの人が、水を飲んだりお風呂に入ったりした後にその作用に苦しみ始めた。皮膚がむけたり、手や唇がくっついて離れなくなったり、髪の毛が緑になったり、手の爪が青くなった。

その日の日暮れまでに、人々は吐いたり下痢をしていた。翌朝、多くの人が皮膚の火傷、関節の痛み、口腔内潰瘍を経験し、それらは治癒するのに何週間もかかった。

母乳を終えたばかりの7ヶ月の娘のシェリーと20ヶ月の息子のダニエルもいれて、アンジェラの家族も例外ではなかった。

キャメルフォードでの事故のあと2時間以内に、トレーラーハウスで紅茶をいれたとき、牛乳が凝固した。アンジェラはそれを捨てて、水道水の水を沸かしてブラックコーヒーをいれた。 ほとんどすぐに、吐き気がした。

その晩遅く、子どもたちをお風呂にいれたとき、水が皮膚に触れ、目に刺すような痛みを与えたとき、子どもたちは泣き叫んだ。

トレイラーの中で、彼女は子どもたちを寝かしつけた。

「シェリーはある時点でとても興奮していました。目が赤く、下痢をしていたので、ミルクはあげたくありませんでした。代わりに、水道水を使って湯冷ましを作りました」

「そのとき、私は自分の赤ちゃんに毒を与えているとは理解していませんでした」彼女は言う。

翌日、前の晩のシャワーのせいで、アンジェラの髪は白く脱色されていた。 シェリー はオムツかぶれがあり、ダニエルは病気だった。

夫のジョンは口腔内潰瘍ができていた。

彼らは単なる食中毒にかかったのだとみなして、水道水で作った紅茶を飲み続け、同じ水で薄めたオレンジジュースを子どもたちに与えた。

「私たちは何も知らされませんでした」アンジェラは回想する。


「全地域の水が飲むのに危険であるとは知りませんでした。」

「医者に行ったら、同じ症状の人たちがいたことを教えられました。」

「医者はシェリーにカルポール(子供用解熱鎮痛剤)を与え、きっと何かに感染したのでしょうと言いました。水道水に触らないようにとは決して言いませんでした。」

家族が診療所を出たとき、ハンドマイクの車が来て、水道水が何かおかしいことを伝えていた。

「危険ではないけれど、オレンジジュースで味を隠して飲むように言いました。」

「私は赤ちゃんに与えるためのきれいな水をくださいと、キャンプ場の持ち主に頼みました。翌日、帰宅しました」彼女は言った。

数ヵ月後、アンジェラは病気になった。 彼女は、脚のリンパ腺の癌と診断された。 彼女は手術を受け、左の大腿の悪性増殖物を除去した。彼女は、その後もう一度手術を受けて、同じ脚の新しい増殖物を取り除いた。

「当時は、キャメルフォードの水のせいだとは思いませんでした」彼女は説明する。

「その後、あの地域の何人もの人が病気になり始めて、それが私の病気の原因であるかもしれないと理解しました。」 さらに、アンジェラ は、頸部が骨粗鬆症となった。

専門医は、彼女が震えるのは神経性の問題があるからだと考えている。 また、彼女の脳が損傷を受けており、早期発症型アルツハイマー病ではないかと疑われる。

一方、彼女の娘は今美容師であるが、絶えず疲労を訴えている。

彼女の息子はキーボード奏者でギターリストであるが、手の関節に説明不可能な痛みがある。

「彼らもキャメルフォードの水で害を受けたのではないかと思わなくてはならないでしょう 」彼女は続けた。

「安全なアルミニウムの最高レベルの500から3000倍を含んだ水を赤ちゃんや小さい子どもに与えることの長期にわたる影響をだれも知りません。」

彼女や他の毒にさらされた人たちを動揺させるのは、事件の後の何代もの政府の明らかなカバーアップである。

水道水で薄めたオレンジジュースがだされた地元の保育園では、3人の子どもが後に白血病と診断された。

キャメルフォードのある通りでは、13人の住人が癌で亡くなった。

キャロール・クロスは2004年に58歳で亡くなった。

検死では、彼女の脳に異常に高いレベルのアルミニウムがあることが明らかになり、彼女は神経障害を患っていた。彼女のケースは、警察による新たな調査の中心となる二つのケースのうちのひとつである。

残された彼女の夫ののダグラスは、「妻の脳にあったアルミニウムの量は、あの水のティースプーン1杯分(5ml)でしたが、それが彼女を殺したのです。」 「ここには無数の説明できない病気がありました。ほぼ20年の間、管轄官庁はこの大惨事を無視し続けたのです。」

「あの水を飲んで少なくとも20人が死亡したと思います。」 しかし、彼は正しいだろうか?結局、癌や他の病気は、明確な原因がなくてもクラスターとして(固まって)起こりえるものである。

けれども、キャメルフォードについてとても心配であることは、重要な事実が隠されていたことである。

当新聞社があの7月にコーンウォールで起こった出来事を調査したところ、キャメルフォード 浄水場でのあの運命的な配達があったとき、だれも責任者がいなかったことを明示した警察の重要な報告書が公表されていなかったことを発見した。ブリストル の化学会社からきた代理の配達運転手は、そこに来たのは初めてのことで、他の運転手から浄水場の8年前の古い鍵を渡されていた。危険なことに、その鍵は、 その地域に水を供給する南西水道局により使用されている、複数の門とマンホールのカバーのほぼすべての錠前に合うものであった。

にもかかわらず、その運転手が言われたことは、「門の中に入ったら、アルミニウム硫酸塩のタンクは左側だ」それだけであった 彼が危険な間違いを犯したことは不思議ではない。 警察の報告書は次に何が起こったかを説明している。

「運転手は左側を見回して、マンホールカバーを見つけ、鍵を試した。錠前が外れた。彼は、正しい場所を見つけたと思って、トラックの荷をそこへ空け、そのタンクへアルミニウム硫酸塩を注いだ。」 しかし、それは、アルミニウム硫酸塩が水から不純物を精製するための、貯蔵タンクではなかった。

それは、何千もの家庭に送る直前の処理水を貯めて置くタンクであった。

前述の公表されなかった警察の報告に結論されているように、その結果は「水道水供給源の莫大で瞬時の汚染となった」。

さらに悪いことが続いた。何日もの間、水道管理局は水道水が安全であると主張した。 汚染した水の原因を特定するのにほぼ1週間かかり、地方の新聞に小さな広告で公知するのにさらに10週間かかった。

いかにして官僚がキャメルフォード大惨事と水道局の過ちの矮小化を試んだのかを物語る証拠となる手紙を渡された。その水道局は、当時の保守党政府によって私営化されるところであった。

その手紙は、水道局職員から当時の都市計画大臣であったマイケル・ハワードへ宛てられたもので、汚染事件の警察調査は「大変気を揉む」ものとみなされると述べている。

更に、南西水道局が起訴されると、「私営化にとって良い影響を与えなず、 金融業界にとって水道業界が魅力的でなくなる」と書いてあった。

それで、これらの商業的な関心が、キャメルフォードの人々は最初に嘘をつかれ、その後無視されたという事実に原因だったのだろうか?

当新聞局は、地元の医者さえも、おそらく地方の保健省によりアドバイスされたのであろうが、悪影響で苦しんでいる人々に背を向け、「気のせいだ」と言うだけであった。

しかし、何人かの人は黙っていることを拒否した。 ダグラス・クロスは、フリーの犯罪科学者として仕事をしていたその町で、この大惨事が起きたことを発見した瞬間をこう語った。

「それは翌朝でした」

「紅茶を飲んでいました。水は透明なのに、何かがカップの底に溜まっていました。すぐに何かおかしいと思いました。川を見に行くと、すべての魚が死んでいました。5匹引き上げて、家に持ち帰りました」

「その後、それらを検査してみると、アルミニウムの量が通常の70倍でした」 「すくなくとも5万匹の魚が死に、水道水の水を飲料に使用する牧草地の子羊40匹は死ぬかとても具合が悪くなりました。泉の水を飲料に使用する近くの牧草地の動物200匹は元気でした」

「豚、犬、ウサギ、牛が病気になりました。40匹以上のマスコビーの雛がひとつの農場で死に、他の農場では1300匹の雌鶏が死にました」 「にもかかわらず、人間は大丈夫だといわれ続けました。動物がだめなのにどうして人間にはいいのでしょう?」

水は本当に致死的でした。それは、アルミニウム硫酸塩だけでなく、他の有害物質も含んでいました。酸性の液体が、浄水場から各家庭へと流れる過程で、それは銅の配管を腐食し、亜鉛と鉛でできたハンダ付けされた接合部を腐食した。

「私たちは、金属の混合物と、誰も知らない何か他のものも飲んでいたのです」クロス氏は怒気を含む声で続けた。

「私たちは、水を沸騰するようアドバイスされました」

「これはもっと危険なアドバイスでした。なぜなら、汚染物を濃縮していたからです」

「事故の後、何ヶ月も配管に水を流しつづけました」

「これにより、配管の曲がり角にたまった破片をかき混ぜることになり、いろいろな金属を含んだ水道水がでてくる時間を長引かせただけでした」

しかし、クロス氏の奥さんが最初に正気を失い始めたとき、彼はキャメルフォードの水のせいだとは思わなかった。

彼は妻が水を飲んだことを思い出せないけれども、今はそうしたのだと思っている。

彼女が死ぬ前の2年間、おつりを計算するのにも困り始めた。彼女は手のひらをひろげて、店番の人に、数えてもらうようになった。

彼女は、どうやって絵を描くのかも忘れた。それは彼女がとても得意であった趣味であった。

最後に、ダグラスは彼女をサマーセットの自宅の近くのタウントン病院へ連れて行った。

「その病院で、彼女が死ぬ前日、すべてが腑に落ちました」彼は回想した。

「キャメルフォードとの関係を知らない専門医が来て、妻が金属中毒のようだといったとき、私は彼女がよくなるかもしれないと思いました」

「次に、ドイツ人の臨時医師が私を脇に呼びました。ドイツではこの種の脳の問題がたくさんあって、それはアルミニウム中毒が原因だといったのです。」

西サマーセットの検死官マイケル・ローズに連絡をとり、彼の疑いを説明した。

検死官は、オクスフォード大学の神経病理学の教授であるマーガレット・エシリとその同僚に、クロス婦人の脳と脊髄を検査するように頼んだ。

その結果、彼女の病状の原因となりえた高いレベルのアルミニウムが見つかった:βアミロイド血管障害、通常アルツハイマーと関連する脳血管疾患の一形態である。家族歴には、その疾患はなかった。

「もし検死官が、私の妻が不当に殺されたあるいは、産業事故のための不運があったと結論すれば、私たちは真実に触れることになるでしょう」クロス氏は付け足した。

1989年と1991年の政府任命の諮問委員会による二つの報告書では、キャメルフォード地域の人々のアルミニウム中毒の証拠がないと結論していた。

すべての症状は、健康への損傷ではなくむしろ不安によりもたらせたものであると主張した。

その結果はどなったか?汚染の悲劇は、カーペットの下へと箒で掃いて隠された。

南西水道局に関しては、1991年に、水道局は公衆衛生を脅かしそうな水を供給したことで告訴され、200万円の罰金と500万円の裁判費用との支払いを命じられた。

不思議なことに、警察による有罪判決はなかった。

4年後、水道局に対する民事訴訟の後、148人が、すべての苦痛への補償の和解を勝ち取った。

その額はたったの8千万円であった。公的な謝罪はなかった。

アンジェラ・フランクは、休暇の混乱の補償で12万円受け取った 。

もちろん、彼女の失った健康に比べれば、お金は何の意味もなかった。

今、46歳で、新しいパートナーとデボンのエクスマスでブティックを経営している。彼女の健康が悪化したとき、結婚も終わった。

今日、彼女は言う「娘が離乳してボトルから飲むようになったのでキャメルフォードへ休暇に言ったのです」

「ジョンと私は若い夫婦で、二人の愛くるしい子どもたちがいて、ただ休暇を楽しみたかっただけです。

「私は、二人の子どもたちを毒することを奨励されたと信じています」

「私は水道水をあげたことを、私のひどい罪だと感じています。キャメルフォードのことを思い出さない日はありません、そして行かなければよかったと思わない日はありません」

アルミニウムに基づくアジュバントの毒性の機構

2013-12-08 | 論文
クリストファー・エクスリー 教授のレクチャーを聞いて

概略と捕捉

アルミニウムは非常にありふれた元素であり、地殻内では、酸素、ケイ素についで、3番目に多く存在するという説もあるが、そのほとんどがアルミノケイ酸塩(アルミニウムとシリコンと酸素からなる)。

アルミニウムは反応性が高く、たいていは、酸素やケイ素との化合物として存在している。

しかし、アルミニウムはケイ素と同様に、主要な必須元素、生命維持に欠かせない元素ではない。
(アルミニウムは体内で、約50mg存在しているが、その作用は確認されていない。)

アルミニウムは地殻に大量に存在するのに、生命の進化の過程で生体の中に取り込まれることはなかったのはなぜだろうか。

ケイ素とともに存在することが必要だったのではないだろうか。

アルミニウムが地殻から金属として生産されるようになったのは19世紀後半のことであり、ここ100年の間に、生体は急激にアルミニウムに暴露されている。

その結果、私たちの身体にはアルミニウムが存在するようになった。アルミニウムは、生物学的反応性が高い。どうして生物学的反応性の高いアルミニウムが、進化の過程で、生体から除外されたのであろうか。

酸素は今、生物学的に重要な役割を果しているが、生命体が最初に酸素に暴露されたときには、様々な問題を引き起こした。進化の過程で、酸素は、シグナリングのプロセスで重要な役割を果すようになった。アルミニウムも、同じように、生物学的な役割を与えられようとしているのであろうか!?



クリストファー・エクスリー教授のビデオをみて 

概要と捕捉

アルミニウムの生体内での作用

生体内にとりこまれたアルミニウムイオン(Al3+)が、生体内の細胞や組織と相互作用する機構は無数考えられる。単独で、あるいはワクチンの他の成分と複合して。他の成分には、抗原の他、他のアジュバント(サーバリックスの場合MPL)、あるいは不純物。

ワクチンの不純物として鉄イオンがよく知られている。

鉄とアルミニウムイオンが共存すると、アルミニウムは、反応性の高い酸化助剤として作用することも知られている。

酸素のシグナリング作用を促進あるいは遮断する可能性があるのかもしれない。

あるいは、ATPの生合成の機構で重要な役割をしめすマグネシウムがアルミニウムの置き換わって、反応を促進あるいは遮断する可能性はどうであろうか。

人体にいかにたまるのか

アルミニウムは通常排泄されるが、人口の10%の人は、アルミニウムをよく吸収してしまう。アルツハイマーの人、ダウン症の人、あるいは年を取るにつれてアルミニウムがよく吸収されるようになる。

アルミニウムイオンに関する研究論文の紹介

1.制酸剤として服用される水酸化アルミニウムゲルと一緒に食べると、食べたものにアレルギー反応を起させるようになるという、研究。大量の制酸剤と白身の魚を一緒に与えた時、その白身の魚に対してアレルギーになる。

2.アルミニウムが単体であるいはタンパク質との結合体で、抗原となって、モノクロナール抗体やポリクロナール抗体を作ることができる。(生物の教科書には抗原となるのはタンパク質と教わってきた。)

アルミニウムは身体にどうやってはいるのか

飲料水として、胃、肺、鼻、皮膚を経由して

(皮膚は考えられていたほどバリア機能がないらしい、ニコチンパッチが使用されていることなど皮膚が透過性であることが前提となっている)

食べ物から(ベーキングパウダーに含まれていることがある)
点滴から
タバコから (肺から直接脳へいく)
ドラッグから (鼻からはいると脳の海馬へ、20代でドラッグ中毒死した患者はほぼ全員アルツハイマーを呈している)

制汗剤 (使用すると翌日尿にアルミニウムが検出される)

制酸剤
アスピリン(バッファーはアルミニウム塩が入っている、pHをかえて吸収をよくするため)
他の薬

サンクリーム (酸化助剤となるのではと心配しているようである)
粉ミルク (一番多いものは 1リットルにして1mg、水道水の規制値が1リットル0.2mg)


ワクチンのアルミニウム

どこに溜まるのか
代謝の低い細胞や組織に溜まるのであろう
神経細胞、脳、マクロファージ、心臓、骨など

閾値があるのか?それを超えると、悪影響を始めるのか?

イギリスの防衛省で働く、戦場ジャーナリストが、2週間に5本の予防接種をして、自己免疫疾患となった例がある。このケースは政府がワクチンの関連を認め、補償したが、現在車椅子の生活である。

アルツハイマーの患者の脳では、アルミニウムはβアミロイドと一緒に存在する。

シリカ水

アルツハイマーの患者がシリカが豊富なミネラルウォーターを飲むと、アルミニウムが尿と一緒に排出されるが、排出されるアルミニウムの量とシリコンの量は比例している。

シリカ水は、フランスのボルビックのほか、マレーシアのスプリッツアー (Spritzer) がよいらしい。

免疫:死にゆく宿主細胞から放出されるDNAはアルミニウムのアジュバント活性を担う

2013-12-02 | 論文
ワクチンアジュバントは細胞を殺傷することで作用する:自己免疫疾患の原因か?

NatureMedicineに発表された新しい研究は、なぜ昨今自己免疫疾患が急増しているかについての洞察を提供するかもしれない。著者たちは、ワクチン医たちも認めなくてはならない決定的証拠を意図せずに示したのであろうか?

ハイディ・スティーブンソン
2011年7月29日
英文へのリンク

アジュバント は、免疫系に抗体を作らせるために、ワクチンの能力を増強することは知られている。アルミニウムが特に効果的であるために使用されている。しかしながら、その作用は、Nature Medicine誌に最近発表された研究によって初めて明らかにされた。彼らが発見したことは、大変気に障ることである。ワクチンのアルミニウムが細胞死をおこすが、それはアポトーシスにみられる通常のやり方ではない。

このことが、今多くの人が罹患している自己免疫疾患について多くを説明するかもしれない。DNAと細胞の他の部分が細胞の外で自立していることは普通ではない。

アポトーシスでは細胞は内部から死んでいく。それは、細胞の内側のプロセスにより引き越され、DNAを含むすべての部分を溶解する。アポトーシスによって死んだ細胞は、細胞断片を形成し、食細胞によりそれらの断片は認識され容易に飲み込まれる。

しかしながら, ワクチンアジュバントのアルミニウムでの細胞死の場合、細胞はばらばらになり、DNAや他の細胞部分を放出し、容易には除かれることができない。

異常な細胞死は壊死と呼ばれる。細胞は、管理された方法で分解されるもせず、また除去されるように適切なシグナルを送ることもしない。この種の細胞死が壊死と呼ばれ、壊疽を起す可能性がある。(このトピックの考察は Wikipedia's discussion on necrosis を参照のこと)

自己免疫疾患は、免疫系がおかしくなったことにより引き起こされた損傷の結果で、自己の身体の部分を攻撃する。慢性関節リウマチが最もよく知られた例である。それは、自己免疫が軟骨組織を攻撃する時に発症するものである。

予想される自己免疫疾患発症機序

ワクチンのアルミニウムにより細胞が殺傷されるとき、何が起こりえるか?細胞の部分は、通常の除去を引き起こす正しいシグナルを送る代わりに、身体の中で浮遊している。表面の怪我とちがって、これらの細胞は凝固して分離することができない。

その結果、免疫系はこれらの部分を侵入者とみなして、免疫系の作用を開始して抗体を作るであろう。 慢性関節リウマチは、スクワレンをアジュバントとして使用したときも同様に引き起こされるのかもしれない。細胞死は要因ではないが、スクワレンは主にコラーゲンであり、それは軟骨組織を構成する物質である。

マウスにコラーゲンを注射すると慢性関節リウマチを発症することは良く知られている。それはアジュバント関節炎というよそ行きの名前で通っているが、コラーゲンを注射したマウスは慢性関節リウマチと見分けの付かない病状を発症する。それは、慢性関節リウマチの治療の研究に使う病気の動物を作るためになされることである。

なぜ、スクワレンが危険であることを研究者や医者や政府機関が否定するのか理解に苦しむことである。そしていま、「死んでいく宿主細胞から放出されるDNAがアルミニウムアジュバント活性を仲介する」で、筆頭著者Thomas Marichal により報告された情報により、何が今日大変多くの自己免疫疾患を引き起こしているのかについての強力な指摘を得たことになる。

ワクチンへの免疫応答を強化する作用、すなわちアルミニウムアジュバントにより起される細胞死が、壊死により生成された細胞の小片に対して抗体を発生することも可能かどうか? 壊死組織も侵入者とみなされ、それに対する抗体も作成されることができるのか?

けれど、そのことを明らかにした研究を楽しみに待たないでくださいね。もし私たちがなにかみたら、その研究者たちはきっと、アンドリュー・ウエイクフィールドに起きたと同じような性格と業績の否定的な攻撃を受けるでしょう。それでもなお、これらの研究がなされることを期待しましょう。そうではければ、私たちの世界は、病気のために未来を奪われ、悲惨で、命を縮められた人々であふれることになるでしょう。

NatureMedicineの論文要旨へのリンク
共同研究者の1人の日本語プレスリリースへのリンク

ガーダシル:若者を守るのか破壊するのか? ケリー・ブローガン医学博士

2013-12-01 | 論文
ガーダシル:若者を守るのか破壊するのか?

ケリー・ブローガン医学博士

英文へのリンク

私が医学生だったとき、パップテストで異常ありという結果を初めて知らされました。その結果は、かなりの異常なもので、CIN2と記述される前がん病変 でした(現在は、この病理学の結果は、最も不正確に診断されたものであることがわかっています ) 。膣鏡検査と呼ばれるとても不快な「治療バイオプシー」を2度受け、2年後異常なしとなりました。

まぁ、この話しはこれで終わりです。

研修医の時に、ガーダシル ワクチンの認可について聞いて、「 素晴らしい!今の女の子たちはなんて幸運なこと」と思ったことを覚えています。けれども、この医療的介入に関して、現在の私の展望はとても違ったものです。実際、私のフェミニスト的感受性は、世界中の少女や若い女性になされていることに対して、憤慨しています。

これらの懸念を易しく解説したいとと思います。前もって忠告しておきますが、これを読んだあと、将来、健康であるために医薬品会社を頼ることが難しくなるかもしれません。

フリーサイズですべての人の丈にあうのか?

これが、健康な集団に医薬品を提供し義務付けるときに苦闘する、おそらく最も重要な概念でしょう。これらの商品は、ウイルス=感染への暴露と、その結果として抗体産生=保護という今やほぼ時代遅れになった考えに基づいています。

今は、これらの前提のどちらも本当ではないことがわかっています。

最近私は、我が家の前庭で育ちすぎたツタウルシを取り除くために、頑健な一団の人々を雇いました。彼らはどうやったか?裸の手を使いました。これらの人々は先天的に免疫がありました。一方、私の父は、外を歩くたびに、新しい水ぶくれを作って戻ってきました。

あなた自身も、例えば家族がインフルエンザに罹っている時無事でいられた1人であったり、あるいは、逆にいつも病気になる1人であったりしませんか。これは、日常生活に現れた免疫の個人差です。この概念は、免疫応答機構をコードする遺伝子における遺伝性変異体、そして環境因子の影響でこれら変異体の発現に差が生じることによるものであると、広く理解されています。

自然の粘膜暴露による免疫応答を説明する変数は見かけ上無限にありますが、自然免疫を迂回して炎症反応を誘発したりと、なぜ異なる人々がワクチンに違う風に反応するのかをよりよく理解しているとはいえません。

感染病の惨害から集団を守ることは、崇高な目的ですが、この目的は、現在のワクチン科学では達成不可能なものです。

ポーランド等によるこの懸念の生産的な議論 は、右のグラフ に示すような麻疹ワクチンへの応答におけるばらつきを参考にしています。

無γグロブリン血症 が、抗体を作ることが不可能でも、病気の通常の推移を示したことや、ワクチン接種率の高い集団でもその疾患の大発生がしばしばおこったことから、抗体産生による予防はかならずしも必要とされていなかったり、あるいは実際に産出されたとしても、それが予防には十分ではなかったりすることはわかっています。

子宮頸がんに戻りましょう。再び、私たちは、とても稀におこること、子宮頸がんによる死亡を予防するために、健康な女性に、フリーサイズがすべての人の寸法に合うという推奨をしています。あなたやあなたの知っている誰かのために、この問題点をどう評価するかをみてみましょう。

1.必要とされていない

「1人すくない」という宣伝文句が、それほど恐くない問題を恐いと吹聴することに一役買っていたと思います。発展している世界において、パップテストを使用すれれば、子宮頸がんによる死亡率は10万人あたり1.4~1.7人となります。ヒトパピローマウイルスの100の異なる型のうちの15(既知のもの)の中で、ワクチンはそのうちの2つに対して予防すると報告されています。これらの型のどれかに自然経路で感染しても、1年以内に70%の感染が消散し、2~3年以内では90%の感染が消散することが示されています。消散せずに残った感染のなかで、そのうちのたった5%が通常ガンへと進行します。そして、これらの挙動不信な細胞を検出する仕事(パップテスト)を行う、効果的でとてもリスクが小さいかあるいはリスクのない医療的介入をすでに行っており、もし自然に消散しない場合は、ループ式電気焼灼切除法 (LEEP)などの効果的な外科的介入をしています。

2.効果的でない

我々はこのワクチンが不必要であると提言しているのですが、では、このワクチンは約束するように死亡を予防することに効果があるのでしょうか?この質問は、2006年のFDAによるファスト・トラック承認にもかかわず、答えがないままです。なぜなら、子宮頸がんが顕在化するのに約20~40年かかるからです。この商品を製造している医薬品会社により後援された治験では、ガンの代用としてCIN1-3 と呼ばれるHPV感染に関係した細胞変化を観察しました。

このように、効能を主張する根拠は、異常な病変部ががんに進行するという推測に基づいているのですが、それについては、既に議論したように、ほとんどの場合には進行しないのです。

上記の理由のため、根拠には大きな理論的飛躍を含んでいます。すべての型のHPVによる感染を考慮した場合、Tomljenovic等による素晴らしい分析で議論されたように効能は40%未満に降下します。

「モデル化は、HPV ワクチン(サーバリックス)接種 は、現在のHPV型の分布に関する知識に基づくと、パップテストの異常結果の17%とパップテストが検出しなかったであろうがん数例だけを予防する可能性があることを示しており、パップテストによるスクリーニングが既に達成した以上に、子宮頸がんの集団発症率を低下させるには十分ではない。」

ある投稿 では、入手できるデータの解釈の疑わしさをより詳細に議論していますが、おそらく、以下に示すように、深刻な懸念のひとつは、ワクチン接種後の高度の病変部の発症であり、効能がないことだけでなく、積極的なリスクが示されていることです。

3.安全ではない

この時点で、2006年以来ワクチン有害事象報告システム(VAERS)に報告された死亡 (現在、108を超える)および重篤有害事象 (24,184、妊婦1300人を含む)の発生率が、子宮頸がんによる死亡率を上回っています。

表7
認可後の期間(2006年6月から2012年3月)にVAERSに報告されたガーダシルおよびサーバリックス接種後の有害反応(ADRs)の概要

合計            20663
重篤             1592
死亡               73
生命を脅かすもの      348
障害が残ったもの      581
長期入院           208
緊急治療室への来院   9332

これらの重篤事象には、これらに限られるものではありませんが、死亡、けいれん、麻痺、感覚異常、中枢神経系の脱髄性疾患(すなわち、多発性硬化症および急性散在性脳脊髄炎)、ギランバレー症候群 (GBS)、横断性脊髄炎、顔面神経麻痺、慢性疲労症候群、アナフィラキシー(即時型過敏反応)、自己免疫疾患、深部静脈血栓症、肺塞栓症、膵炎、視力障害、自然流産が含まれます。これらの匿名の症例があなたを動揺させないのなら、HPVのワクチン菌株が炎症した脳組織の血管に固着していた、ワクチンを接種後に死亡した二人の若い女性の症例を考えてみてください。

この文献 では綿密な分析が議論されていますが、脳炎が一般にワクチン接種の既知の副作用であるという事実にもかかわらず、死後鑑定において検死官が自己免疫病理学について検査しなかったという奇妙な事実があります。ワクチンの安全性を実証するよう設計された研究の多くで使用された「プラセボ」は、たいてい、この場合のアルミニウムなどの毒性の、免疫を無能にするアジュバントを含んでいますので、リスクの評価は妥当ではありません。アルミニウムなどの金属は、マクロファージと呼ばれる免疫細胞によって血流脳関門を超えて運ばれること、一部のワクチン接種を受けた者の脳で免疫カスケード(連鎖)を刺激することが知られています。

これらの推奨に個別化がないことに関しての私の最初の議論に関連して、既にHPVに暴露されているとワクチン接種後に病理が悪化するリスクが高いにもかかわらず、そのスクリーニングをすることは推奨されておらず、また、HLAタイプなどの免疫反応へのリスクがあるかどうかを決定することに努力が払われていないのです。おそらく、誰が副作用を発症するかを予測できるほど十分には、免疫系について理解されていません。

従って、HPVへの暴露後発症するのに20年から40年かかるかもしれず、定期的なパップテストによるスクリーングで予防可能な子宮頸がんを、単に理論として予防する可能性があるというワクチンのために、死や思春期前の時期にギランバレー症候群などの生涯にわたって神経変性症状の障害を受けるかもしれないというリスクを冒す価値があるかどうかを問うことは適切なことでしょう。

ガーダシルの安全な代替物として

慢性炎症、最適以下の衛生および/または栄養による免疫系抑制、喫煙、経口避妊薬の長期間の使用、性交感染症の原因となる多数の性交相手などの危険因子の ことを知っていたのなら、危険を最小とし、パップテストの異常結果が自然に解消することを最大とするために私たちに何ができるでしょうか?そうですね、私 は避妊薬に関しては以前の投稿 で自分の考えを述べましたから、この避妊薬の処方が、私の場合の(子宮けい部の)異形成に関わっていたことを確かに疑っています。子宮けい部細胞は7日か ら14日ごとに入れ替わりますが、細胞分裂を最適化し、そのプロセス中に起こった間違いを訂正する天然の物質が3つあります。

ビタミンA-ランダム化試験 で、レチノイン酸またはパフォームドビタミンA(レチノールとそのエステル)の局所投与が、CINIIの43%に退行促進を示しました。レチノールの含有量の高い食品には、肉類(特にレバー)および卵。

葉酸–私たちの多くが、葉酸や食物に含まれる葉酸(ジヒドロ葉酸)の代謝を阻害する遺伝的変異体を持っているので、私はいつも、1日約1ミ リグラム(400マイクログラム~5ミリグラムの範囲)の用量のメチル化葉酸またはL-メチル葉酸(5-メチルテトラヒドロ葉酸)を推薦しています。これ は、B6、B2、B1、およびB12と併用するのが最適ですが、合成葉酸と主にCINIにおける研究 がなされました。ある文献 では、低メチル化が文献で細胞がんに進行する因子として特定されましたが、単なる合成葉酸よりもメチル化には何かあるようです。簡単な血液検査で、メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)遺伝子状態を調べ、ある投稿 で議論した様にしてメチル化を最適化することをお勧めします。

インドール3カルビノール–これは、アブラナ科の野菜に含まれる植物性化学物質(フィトケミカル)で、エストロゲンの有益な代謝を高めま す。二重盲検プラセボ対照試験では、1日200ミリグラムおよび400ミリグラムの両方の用量で、12週間で、プラセボ群では見られなかったが、ほぼ半分 の症例でCINIIの退行が見られた。

これらの推薦したものは、もちろん、より一般的に毒への暴露を最小とし、自然の脂肪、タンパク質、耐性でんぷんやフルーツなどの自然食品の炭水化物を豊富にとる食事による栄養素密度を最大とすることで健康な細胞分裂と免疫機能の手助けをしながらである。

医薬品が推薦されたとき、特に、あなたの健康を蝕むものの場合、いつも表面にあるものの下に隠されていることを少しでも掘り出してみてください。HPVワ クチンで障害を受けた女性のほとんどは、彼女たちが「助かった一人」であると断言しているとは思いません。彼女たちは「知っていたならば」と言っていると 思います。