自然食品ヘルシー池田店「私の最近食べたものや家族の事、お気に入りの商品について。」のブログ?

我が家の食事や出来事、こだわりの食材、料理、新商品、お店の事など書けたらなーと考えています。

日本一安全な漆器「TOMATO畑」展示&予約&大特価セール!! 次回は2017年11月1~4日

2012年11月13日 | Weblog


最近、日本一安全な漆器として話題の「TOMATO畑」さんの漆器を

12月5日(水)、PM1:00から当店で展示&予約販売をします。

しかも、今回は大特価!!  終了致しました。

次回は2017年11月1日(水)から4日(土)まで。

(5日は定休日)に行います。






トマト畑さんの漆器は無農薬の木材を原料にし

一般に使われる有害な漂白剤や薬品は使っていません。


たったこれだけのことなのですが、

本当に大変なことなんです。



とまと畑を作った工芸職人の田中さんは

20年前に奥様が癌になり手術をしました。

ですが、その後、苦しい抗がん剤の副作用と戦うことになります。

「こんな苦しいなら死んでもいい」そう言っていたそうです。

その時にお見舞いに来ていた友人から進められたのが

玄米菜食の食事療法だそうです。

病院の先生にも反対されたそうなのですが、

温熱療法なども加え行ったところ、

がん細胞が消えたそうです。



そういった中、安全な食べ物などを調べるうちに

今まで作ってきた工芸品に汚染物質が使われていることを知ります。

自分で作った工芸品にお湯を張り汚染度を測定したところ、

すごい数値になったそうです。

それが原因で10人の仲間達と安全な漆器を作ることを決意されました。




漂白剤や防虫剤などの薬品を使わずに作るためには250度の熱湯処理、

1年間の自然乾燥、、、ですが、国内では不可能でした。

周りからは無理だと断られ変人扱いに、、、。

そこで安くで施設を作れる中国に渡る決心をされます。



無農薬の木材を成形したものです。



漂白をしていないので木目が残っています。


当時は中国では日本は受け入れられにくく、政府からも睨まれ、

日本での財産は全て処分していたために何とか土地を得るために奔走されます。

そしてやっと土地を与えられたのは5年後のことでした。




やっと始まった手作りの漆器でしたが、どうしても表示は「made in chaina」、、、

あまり売れませんでした、、、。

そんな時に近くの(中国の)村で漆塗りの工房が出来、その商品が日本に輸入され

日本のデパートで「日本の工芸品」として売られていることを知り抗議したところ、

田中さんたちは逆に日本伝統工芸協会から破門されることになってしまいました。



そのころ田中さんの家族は、好き勝手するお父さんのために

日本で貧乏生活を送り続けていました。

息子さんは「いつか金持ちになってやる」と勉強に励まれ、

20代で見事、高給取りの経営コンサルタントになっていました。

全てがうまくいき、結婚もきまり、そんな時に中国に仕事で行くことになります。

行き先の近くに自分達を捨てていった父親が住んでいることを知り、

10数年ぶりに再会しバカにしてやろうと行かれたそうです。

しかし、そこで初めて父親が中国に渡った理由を聞かされ驚かれたそうです。

息子さんは日本に帰り会社に辞表を出しました。



再び息子さんは中国に訪れました。

しかしお父さんのいった言葉は「継いでくれなんて言っていない。何より給料も出せない。帰ってくれ。」、、、

実際、全然儲かっていませんでした。

過去に妻が安全な食べ物に救われたように、それを入れる食器も本当に安全ではなくてはいけない。

さらに、どこの家庭でも使って頂ける価格で、、、

日本で伝統工芸品として作られていた頃は1個、数千から数万円で売られていましたが、

以前より手間も時間もかけているものを、家族で気軽に買える手ごろな日用品の価格で

売られていたのです。

ですが、そんなこだわりを理解してくれるところは少なく、売り先もあまりありませんでした。

ですが息子さんは「給料が出なくてもいいから手伝わせてくれ」と説得し続け、

なら、職人になるにはもう遅いので「日本で営業をしてほしい。」と言われ、

日本で営業を始めました。これから何年も給料は出なかったそうです。



息子さんは営業だけでなく、申請や輸入の準備も全部一人でされました。

そんな中、厚生労働省から言われたことは、、、

「検査結果がおかしい」。

器にお湯を張って汚染物質を検査するのですが、

普通は出てくるはずのものが出てこないと言われたそうです。

何度、検査しても結果は同じ、、、、

「おかしい、木製の商品で無いのでは?」と言われ、

検査してもらった器を目の前で割って木製ということを証明されたそうです。

厚生労働省の方は、

「間違いなく日本一安全な漆器です。」とお墨付きをくれました。

息子さんはそのときに

「せめて薬品の出る基準を半分にすると安全な漆器が増えるので考えて下さい」と話されたのですが、

返ってきた言葉は、、

「9割の日本の工芸品が販売できなくなります。」、、、。




その後、息子さんは営業を頑張られ、やっと多くの注文を頂くことが出来ました。

ただし、「価格(定価)をもっと上げて欲しい」という条件で、、。

喜んで父親に連絡したところ返事は、「断ってくれ」、、、

お金を持っている人だけが使うのではなく、多くの方に使ってもらいたい、、、。

そのために中国に渡り苦労されてきたのです。

翌日、息子さんは注文を頂いた会社に謝りに行かれました。



こうやって大事に育ててこられた商品が、やっと少しずつ認められ広がってきました。

大量生産は出来ません。

原料の木材は漂白していないので木目が出ます。

漆器なので水に浸けっぱなしは出来ません。

漆器なので食器洗い機も使えません。

ですが本来なら数千円以上もする贅沢な漆の6回塗りです。

製造にも1年以上かかるので、中には入荷に時間がかかるものもあります。

でもこれ以上安全な食器はないのでは、、、。



生産者の田中さん親子



12月5日(水)、午後1時から当店で展示をします。

当日までにご予約をいただければ今回のみ特価にさせて頂きます。

是非、ご来店下さい。

漆の代わりに毒性の無く高価な純度の高いウレタン塗りもあります。

お楽しみに。






































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