今回から 「社会的インパクト評価」に関する資料をCSR環境ニュースで数回に分けて発信します。
今後、環境経営士はSDGsに取り組むには社会的インパクト評価とはどのような事か学び実践が期待されます。
今回からの連載記事は内閣府が社会的インパクト評価を日本に広めるため PwCあらた有限責任監査法に研究委託、公開された資料です。ネットに掲載されていますから誰もが見れます。
内閣府委託
「社会的インパクト評価の普及促進に係る調査」
社会的インパクト評価実践研修 ロジック・モデル作成の手引き
www.pwc.com/jp 2017年1月 PwCあらた有限責任監査法
出所: 内閣府 社会的インパクト評価検討WG 「社会的インパクト評価の推進に向けて-社会的課題解決に向けた社会的インパクト評価の基本的概念と今後の対応策について-」 (2016)
「日々の事業活動はどのように長期的な事業目標の達成につながっているのだろうか」
「事業活動の成果である社会的インパクトはどのように可視化できるのだろうか」
「社会的インパクト評価をしたいが、何から始めればよいのだろうか」
本手引きはそのような疑問を持つ社会的企業のために作成されました。
本手引きは社会的インパクト評価の一連のプロセスの中から、基礎的な導入部分(ロジック・
モデルの作成)について、実践的に学んでいただけるよう構成されています。
また、本手引きは社会的インパクト評価を支援する評価支援者の方にもご活用いただけます。
その際には、「第4章 評価支援者のための補足」を併せてご活用ください。
この手引きをより多くの社会的企業にご活用いただき、その事業や活動における学び・改善や
利害関係者に対する説明責任(アカウンタビリティ)を果たしていくきっかけとなることを願っています。
この手引きコンセプトは誰のために、何のために、何を、目的としているかは次の通りです。
誰のため?
- 社会的企業 (営利・非営利を問わず、また規模の大小を問わず、社会的 課題の解決を担う組織)
- 評価支援者 (社会的企業の評価を支援する個人や組織)
何のため?
- 社会的課題の解決力を高めるため
何を?
- 社会的インパクト評価のうち、基礎的な導入部分(ロジック・モデルの作成)
本手引きを使用されるときの心構え
「受益者」を中心に価値を引き出すために多様な意見を尊重して、まずはできることから。
社会的インパクトは「現場」にあります。
机上の空論ではなく、現場の受益者を第一に考えましょう。
「評価」は「査定」ではなく、「価値を引き出すこと」です。
社会課題解決のために、社会的インパクト評価をどのように活用できるかを考えましょう。
他者の意見を否定するのではなく、多様な意見に耳を傾け、お互いの意見を尊重し、建設的な対話を心がけましょう。
社会的インパクト評価は発展途上です。
また、評価の目的に応じてどれだけ厳密に評価を行うかは変わってきます。
まずはできることから始めるという姿勢が大切です
目次
- 社会的インパクト評価
1.1 社会的インパクトとは何か
1.2 社会的インパクト評価とは何か
1.3 なぜ社会的インパクト評価が必要なのか (背景)
1.4 何のために社会的インパクト評価を行うのか (目的)
1.5 どう社会的インパクト評価を活かすか (活用法)
1.6 社会的インパクト評価実践の全体像
- ロジック・モデル
2.1 ロジック・モデルとは何か
2.2 ロジック・モデル作成実践の全体像
- STEP1. 事業の目標と受益者の特定
- STEP2. 成果の設定
- STEP3. 直接の結果・活動・資源の設定
- STEP4. 最終確認
- 成果指標
3.1 成果の優先順位づけ、評価する成果の決定
3.2 成果指標の検討
- 評価支援者のための補足
4.1 評価支援者に期待される役割
4.2 ファシリテーションの4つのスキル
4.3 合意形成のスキル
-意思決定の方法(コンセンサス法)
-コンフリクトマネジメント
4.4 ケーススタディ (省略)
4.5 社会的インパクト評価推進のための
ロードマップ(案) (添付PDFをご参照ください)
[附録] -ロジック・モデル事例紹介
-分野別参考例 (添付PDFをご参照ください)
(教育、就労支援、地域・まちづくり)
-用語集
この記事は日本経営士会 「環境経営士」向けメルマガで発信している記事の転載です。
環境経営士についてはhttps://www.compact-eco.com をご参照ください。