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SDGs17の起源 世界と日本 No6

2022-02-26 15:53:47 | SDGs・CSR・環境経営

SDGs17のゴールは人類の課題ですがそれぞれのゴールが出来た由来について考えてみます。出所は世界の現状については日本ユネスコ協会 日本の現状については項目ごとにネットなどで調べました。

 

この記事は環境経営士向けメルマガの記事を転用しました。環境経営のホームぺージはhttps://www.compact-eco.com  です。

ご参照いただければ幸いです。

 

目標6 すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

すべての人がきれいな水を利用できるようにすることは、私たちが望む世界で暮らすために欠かせない要素です。地球上には、これを達成するのに十分な真水があります。しかし、経済の悪化やインフラの不備によって毎年、数百万人が水不足や劣悪な衛生状態に関連する疾病で命を失っており、しかも子どもはその大半を占めています。

 

水不足や劣悪な水質、衛生施設の不備は全世界で、貧困世帯の食料の安定確保、生計手段の選択、教育の機会に悪影響を及ぼしています。世界の最貧国の中には、干ばつに襲われ、飢餓と栄養不良がさらに悪化している国々もあります。

 

2050年までに、4人に1人以上が慢性的または反復的な水不足を抱える国で暮らすことになると見られています。

 

日本では

  • 水の用途別使用状況

水の用途別の使用状況(2011年)は、農業用水が約544億m3 で全体の約67%、工業用水が約113億m3で全体の約14%、生活用水が約152億m3 で約19%となっています。

わが国の経済の高度成長と人口の増加に伴い、生活用水、工業用水、農業用水の需要が急増したため、多目的ダムの建設などによる水資源の総合的な開発が行われ、安定的な水利用を確保してきました。

  • 我が国のダムと世界のダムとの比較

わが国は、国土面積が小さいこと、河川の距離が短く勾配が急であることなどから、巨大な貯水池の建設は困難な条件におかれています。そのため、これまでに 多くのダムが建設されましたが、わが国のダムの全ての貯水量を合計してもアメリカのフーバーダム1つの貯水量よりも小さく、エジプトのアスワンハイダムの 貯水量の2割にも及びません。

渇水の発生

  • 日本の渇水の歴史

わが国においては、これまで1939年の琵琶湖大渇水、1964年の東京オリンピック渇水、1967年の長崎渇水、1973年の高松渇水、1978 年の福岡渇水など大規模な渇水が発生していました。

近年においても、1994年の列島渇水の際には、水道水の断水や減圧給水により一度でも影響を受けた人口は全国で約1,600万人に上るとともに、全国で 約1,400億円の農作物被害が発生しました。

  • 日本の水処理技術で世界に貢献

世界一といわれている日本の水処理技術ですが、既に多くの国で導入が進んでいます。開発途上国の水不足解決につながる代表的な日本の技術を3つご紹介します。

海水淡水化技術、下水の浄化処理技術、生物浄化法があり世界の水問題に貢献しています。

出所:国土交通省水管理・国土保全局水資源部 (株)アビステのホームページ