日常の風景

　父の面会を終えて帰宅のバスの中の出来事です

　「お父さん、今日はお昼がかなり遅くなりましたね」

　「そうだね、ワシはちょっと腹が減ったわぃ」


　（わたしの時計は１４時過ぎだったかな？）


　わたしの前の席に偶然お座りの白髪の御夫妻


　父と同じくらいの年齢かな？

　父が倒れる前・・・

　両親もあのお二人のように、どこに行くのも一緒で仲睦まじかったよな？


　など、いろいろ思い返していました


　すると・・・


　「ピンポ～ン」（下車を知らせる音）


　すくっと先に立ち上がった御主人様（そして数秒遅れて奥様）


　（なんと！）白のBDシャツにジーンズを素敵に着こなしておられました


　本当のお洒落を御存知かと思いましたね


　そして何より、年齢を重ねる事で得られる楽しさを教えて下さった

　そのような気がしました