ヒバリさんのつれづれ日誌

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理想と現実

2013-03-04 20:40:00 | ノンジャンル
 患者に優しく、医療に厳しい事が医師の理想であるならば

 (本日の夕刊を引用)


 わたしには忘れられない出来事がある

 二十代、この時期だった

 鼻炎に悩まされ、実家近くの総合病院の耳鼻科を受診することにした


 恐怖心と治療の痛さに、わたしの目から一筋の涙がこぼれ落ちた


 見るからにぶっきらぼうな医師は、カルテを横目に

 「教師をしてるなら泣くんじゃない」と言った


 帰り、悔しくって悔しくって

 「教師だって人間ではないか」・・・思った

 二度とあの医師の世話にならないぞ・・・これも思った


 あれから今度は盲腸がチクチク痛くなってその総合病院の外科にお世話になった

 その外科の医師は

 「まだ若いのだから傷をつけないように、くすりで治療しようね」

 と優しく言ってくれた


 同じ総合病院での出来事だったが、医者だって人間だと悟ったのもあの頃だった