すっかり 暮れも押し迫って
もうそろそろ『電気計算』に正解と解説が出る頃ですが
遅ればせながら 模範解答の第2弾です。
今回も簡単な(と勝手に思っている)問題を 電力・管理から
電力・管理の問5です。
CB1からCB8 まであってチョット面倒とおもわれますが
実は CB1からCB4までを考えれば済む話です。
これら全部の場合分けをすればOKですが
特にCB1とCB3に注目すれば簡単に解ける(はずの)問題です。
1) CB1とCB3 が正常に動作をすれば供給支障は発生しないので
その確率は
(1-0.01)(1-0.01)=0.99x0.99=0.9801・・・(1)
2) CB3 が誤不動作を起こせば L1、L2 ともに供給支障が発生する。
その確率は 0.01・・・・・・・・(2)
CB3が正常に動作したとしても CB1が誤不動作を起こせば
L1に供給支障が発生するがここでCB2とCB4が共に誤不動作だと
L2にも供給支障が発生する。
その確率は
(1-0.01)x 0.01x 0.01x 0.01=0.00000099・・・(3)
L1、L2に供給支障が生じる確率は (2)と(3)を加えて
0.01000099 ・・・・(4)
3) CB3が正常動作、CB1が誤不動作、
かつCB2とCB4のどちらかが正常動作をすれば
L1にのみ供給支障が生じ、L2には供給支障は生じない。
その確率は
(1-0.01)x0.01x (1-0.01x 0.01)=0.00989901・・(5)
4) 検算: これらの確率 (1)、(4)、(5)を足し合わせると
0.9801+0.01000099+0.00989901=1
大丈夫でした。
答: 供給支障を起こさない確率: 0.9801
L1にのみ供給支障が起こる確率: 0.0099
L1、L2ともに供給支障が起こる確率: 0.0100
尚、L2に供給支障が発生すれば
当然L1も電力が供給されませんので
L2のみ供給支障が発生する場合は考慮する必要はありません。
どうでしょうか?
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