🌸🌸夫婦の小説📖🌸🌸
私は中学生の頃、地元紙の日曜版に載っていたショートショート(朝短編小説)を毎週☀️楽しみにしていました。😊🎵
その中で今でも忘れられない話🎵があります。
あまりにも古い記憶☁️なので、細部が違う⚡️かもしれませんがお許しください。😊
主人公🌸は、ある夫婦🌸です。
小説家の夫🍀と、専業主婦の妻🌸。
妻は、真面目☺️な夫🍀に不満は一切ありませんでした。😊🎵
家には出版社宛に送られてきた読者からの手紙✉️がよく届けられました。
夫は社会派🌇の小説📖を主に書いていましたから、
手紙のほとんどは中高年の男性👨からのものでした。
ある日、妻はちょっとした、いたずら😁を思いつき🌟ます。
友人の名前と住所を借りて、
女子大生🏫💕のふりをして夫🍀にファンレター💕✉️を書いたのです。
すると、あまり返事を書かない夫🍀から返信✉️が届きました。
「私の小説📖の読者は30代以上の男性がほとんどです。
あなたのように若い女性🌸の読者がいたことに感激😍です」
と。
面白面白くなった妻🌸は、その後も女子大生👗として手紙✉️を書くようになり、
いつしか夫とおかしな文通🔄✉️が始まりました。
何通かやりとりを交わした数ヶ月後、
妻のいたずら心💓にさらに火🔥がつきます。
「相談🌸に乗っていただきたいことがあります。🎵
もしよろしければ、○月○日の12時に○○駅前の喫茶店☕️でお会いできませんか」
そんな手紙✉️を書いてしまったのです。😵
「真面目な夫は、どう断って⚡️くるだろう。😊
そもそも返事が来ないかもしれない」。
そう思いましたが、数日後、夫から返事✉️が届いたんです。
「私なんかでお役に立てれば光栄🌟です🌟」
妻は驚き😵ながらも少し腹が立ち😠、悲しく😢もなりました。
ついに、その日がやってきました。
10時ごろ、スーツ👔に着替えた夫は
「出版社の人と会ってくる」
と言い残して家🏠を出て💨いきました。
約束の時間🕦が近づいてきます。
妻🌸は少し後悔していました。
「真面目な夫は本気で読者の女性🌸の相談を聞き👂に行ったのだろう。☁️☁️
誰も来ないことにきっと傷つく⚡️だろう。
出版社🏢の人と打ち合わせだと嘘をついたけど、
それは許される嘘だ」…。
急に夫に謝りたい😢気持ちが湧いてきました。
悶々😩としている間に、時計の針が12時🕛を指しました。
その時、ふいに家の電話📞が鳴り🎵ました。
受話器を取ると夫🍀からでした。
「なんだ、まだ家🏠にいたのか。
お前から誘ったんだから、早く来いよ😊🎵」
当時、15歳の私はこの結末に震え⚡️⚡️ました。😵
「小説📖って面白いなぁ。💕
夫婦🌸っていいなぁ🎵」、
そんなことを考えていました。😊☀️
小説📖は面白いと、今でも思います。
でも、夫婦がいいものかどうか…、
人生🍀いろいろ、夫婦🌸もいろいろです。😁☀️
(「みやざき中央新聞」H29.11.20山本孝弘さんより)
私は中学生の頃、地元紙の日曜版に載っていたショートショート(朝短編小説)を毎週☀️楽しみにしていました。😊🎵
その中で今でも忘れられない話🎵があります。
あまりにも古い記憶☁️なので、細部が違う⚡️かもしれませんがお許しください。😊
主人公🌸は、ある夫婦🌸です。
小説家の夫🍀と、専業主婦の妻🌸。
妻は、真面目☺️な夫🍀に不満は一切ありませんでした。😊🎵
家には出版社宛に送られてきた読者からの手紙✉️がよく届けられました。
夫は社会派🌇の小説📖を主に書いていましたから、
手紙のほとんどは中高年の男性👨からのものでした。
ある日、妻はちょっとした、いたずら😁を思いつき🌟ます。
友人の名前と住所を借りて、
女子大生🏫💕のふりをして夫🍀にファンレター💕✉️を書いたのです。
すると、あまり返事を書かない夫🍀から返信✉️が届きました。
「私の小説📖の読者は30代以上の男性がほとんどです。
あなたのように若い女性🌸の読者がいたことに感激😍です」
と。
面白面白くなった妻🌸は、その後も女子大生👗として手紙✉️を書くようになり、
いつしか夫とおかしな文通🔄✉️が始まりました。
何通かやりとりを交わした数ヶ月後、
妻のいたずら心💓にさらに火🔥がつきます。
「相談🌸に乗っていただきたいことがあります。🎵
もしよろしければ、○月○日の12時に○○駅前の喫茶店☕️でお会いできませんか」
そんな手紙✉️を書いてしまったのです。😵
「真面目な夫は、どう断って⚡️くるだろう。😊
そもそも返事が来ないかもしれない」。
そう思いましたが、数日後、夫から返事✉️が届いたんです。
「私なんかでお役に立てれば光栄🌟です🌟」
妻は驚き😵ながらも少し腹が立ち😠、悲しく😢もなりました。
ついに、その日がやってきました。
10時ごろ、スーツ👔に着替えた夫は
「出版社の人と会ってくる」
と言い残して家🏠を出て💨いきました。
約束の時間🕦が近づいてきます。
妻🌸は少し後悔していました。
「真面目な夫は本気で読者の女性🌸の相談を聞き👂に行ったのだろう。☁️☁️
誰も来ないことにきっと傷つく⚡️だろう。
出版社🏢の人と打ち合わせだと嘘をついたけど、
それは許される嘘だ」…。
急に夫に謝りたい😢気持ちが湧いてきました。
悶々😩としている間に、時計の針が12時🕛を指しました。
その時、ふいに家の電話📞が鳴り🎵ました。
受話器を取ると夫🍀からでした。
「なんだ、まだ家🏠にいたのか。
お前から誘ったんだから、早く来いよ😊🎵」
当時、15歳の私はこの結末に震え⚡️⚡️ました。😵
「小説📖って面白いなぁ。💕
夫婦🌸っていいなぁ🎵」、
そんなことを考えていました。😊☀️
小説📖は面白いと、今でも思います。
でも、夫婦がいいものかどうか…、
人生🍀いろいろ、夫婦🌸もいろいろです。😁☀️
(「みやざき中央新聞」H29.11.20山本孝弘さんより)