hideyukiさんの、令和もみんなガンバってますね!笑み字も!Webにも愛と光を!

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夫婦の小説

2017-11-28 17:14:53 | お話
🌸🌸夫婦の小説📖🌸🌸


私は中学生の頃、地元紙の日曜版に載っていたショートショート(朝短編小説)を毎週☀️楽しみにしていました。😊🎵

その中で今でも忘れられない話🎵があります。

あまりにも古い記憶☁️なので、細部が違う⚡️かもしれませんがお許しください。😊


主人公🌸は、ある夫婦🌸です。

小説家の夫🍀と、専業主婦の妻🌸。

妻は、真面目☺️な夫🍀に不満は一切ありませんでした。😊🎵

家には出版社宛に送られてきた読者からの手紙✉️がよく届けられました。

夫は社会派🌇の小説📖を主に書いていましたから、
手紙のほとんどは中高年の男性👨からのものでした。

ある日、妻はちょっとした、いたずら😁を思いつき🌟ます。

友人の名前と住所を借りて、
女子大生🏫💕のふりをして夫🍀にファンレター💕✉️を書いたのです。

すると、あまり返事を書かない夫🍀から返信✉️が届きました。

「私の小説📖の読者は30代以上の男性がほとんどです。

あなたのように若い女性🌸の読者がいたことに感激😍です」

と。

面白面白くなった妻🌸は、その後も女子大生👗として手紙✉️を書くようになり、

いつしか夫とおかしな文通🔄✉️が始まりました。

何通かやりとりを交わした数ヶ月後、
妻のいたずら心💓にさらに火🔥がつきます。

「相談🌸に乗っていただきたいことがあります。🎵

もしよろしければ、○月○日の12時に○○駅前の喫茶店☕️でお会いできませんか」

そんな手紙✉️を書いてしまったのです。😵


「真面目な夫は、どう断って⚡️くるだろう。😊

そもそも返事が来ないかもしれない」。

そう思いましたが、数日後、夫から返事✉️が届いたんです。

「私なんかでお役に立てれば光栄🌟です🌟」

妻は驚き😵ながらも少し腹が立ち😠、悲しく😢もなりました。


ついに、その日がやってきました。

10時ごろ、スーツ👔に着替えた夫は

「出版社の人と会ってくる」

と言い残して家🏠を出て💨いきました。

約束の時間🕦が近づいてきます。

妻🌸は少し後悔していました。

「真面目な夫は本気で読者の女性🌸の相談を聞き👂に行ったのだろう。☁️☁️

誰も来ないことにきっと傷つく⚡️だろう。

出版社🏢の人と打ち合わせだと嘘をついたけど、

それは許される嘘だ」…。

急に夫に謝りたい😢気持ちが湧いてきました。

悶々😩としている間に、時計の針が12時🕛を指しました。

その時、ふいに家の電話📞が鳴り🎵ました。

受話器を取ると夫🍀からでした。

「なんだ、まだ家🏠にいたのか。

お前から誘ったんだから、早く来いよ😊🎵」


当時、15歳の私はこの結末に震え⚡️⚡️ました。😵

「小説📖って面白いなぁ。💕

夫婦🌸っていいなぁ🎵」、

そんなことを考えていました。😊☀️

小説📖は面白いと、今でも思います。

でも、夫婦がいいものかどうか…、

人生🍀いろいろ、夫婦🌸もいろいろです。😁☀️


(「みやざき中央新聞」H29.11.20山本孝弘さんより)