肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 君津】 ラーメンもみやま「スタミナラーメン(950円)」

君津名物になれるか?「小糸スタミナラーメン」

館山自動車道の君津I.C.から東南方向へ車で5~6分。県立上総高校そばにある「ラーメンもみやま」へ。店頭の『小糸スタミナラーメン』というワードに魅かれ、思わずピットイン。なお「小糸」とは、店舗のある一帯で以前使われていた旧町名だ。1970年の町村合併で町名は消えてしまったが、いまも河川や学校などに名を残している。

このスタミナ、どうやらコチラのオリジナルメニューのようだが、どんな一杯なのか。麺メニューは「小糸スタミナラーメン」のほか、味噌ラーメンや塩タンメン、それから井戸水を使った「魚介系醤油ラーメン」もラインナップしている。そういえば、店のすぐ近くに、掘り抜き井戸の工法では有名な「上総堀」発祥の碑が建っていたなぁ。

また、炒飯や餃子、春巻き、マグロや手羽先の唐揚げ、照り焼きチャーシュー、野菜炒めといった一品料理もあるほか、定食メニューや丼モノも用意されている。さらに夜はホッケやイカの一夜干し、麻婆豆腐などのツマミで一杯引っ掛けることも可能だ。今回は初志貫徹で「小糸スタミナラーメン」をオーダーすることに。

到着したのは、丼央に生卵を頂いたインパクトのある一杯だ。スタミナの代表とも言える生卵とニンニク揚げの夢の競演に胸の高なりが抑えられない。ラー油とニンニク入りの赤みがかったスープは魚介がベースだろうか。サラッとしていて辛過ぎず飲みやすい。そこに加水率高めで柔らかな細ストレート麺を合わせている。

具材が多いので麺を引っ張り上げるのもひと苦労だ。チャーシューは煮込んで脂を落としたバラ肉で、焼き目が付いていて絶品。キャベツやニラ、モヤシ、タマネギを使った野菜炒めがまた、ボリュームたっぷりで嬉しい。この野菜に魚粉を絡めていくと、なぜか甘さが増して旨味がブーストされる不思議。ワカメも良いアクセントに。

啜り終える頃には体が芯から温まり、腹の底から活力が沸いてくる。とてつもない即効性だ。口の中がすっかりスタミナで溢れた後、女将さんがデザートを運んで来てくれた。これは嬉しい不意打ちだ。小糸スタミナラーメン、コイツはめっけもんだったな。なお、店横に5台分ほどの駐車場もあるので、安心して車でどうぞ。

<店舗データ>

【店名】 ラーメンもみやま
【住所】 千葉県君津市中島645
【最寄】 館山自動車道「君津I.C.」から車で6分

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