名取市の味噌の名店は「伽哩」も絶品
JR東北本線・名取駅から東へ歩いて12分ほど。国道4号線沿い、増田小学校そばにある「麺屋 八」へ。ご主人の相原氏は仙台市岩切の人気店「らーめん 本竈」など複数店で修行し独立。2009年6月に仙台東インター近く、六丁の目で創業したが、東日本大震災で建物が損壊。それを受け一度は閉店したが、2012年1月に現在の場所に移転した。
店内はカウンター3席と4人がけテーブル3卓の計15席。混雑時はまず用紙に記名後、食券を購入して、呼ばれるまで隣の部屋で待つシステムだ。麺メニューは、山椒の効いた「味噌ラーメン」を主軸に、鰹節と片口鰯の効いた「醤油ラーメン」、オリジナルのカリージャンを使った名物「伽哩ラーメン」をラインナップ。
また、有料で生姜、ニンニク、辛味噌をトッピング出来るほか、チャーシューごはんなど飯モノも用意している。人気の味噌狙いで訪問したのだが、なんと「本日、味噌ラーメンありません」の貼り紙が。そこで、今回は名物「伽哩ラーメン(900円)」を注文。チーズトッピングがサービス中とのことでお願いした。
スープは豚骨をベースに煮干しなどを合わせており、トロみは強くなくサラっとした飲み口だ。そこにスパイシーで辛みもしっかり効いたカレージャンを合わせている。出汁の旨味とスパイスが相まって旨い。そこに自家製の縮れた太麺を合わせている。ワシワシした食感で噛み応えがあり、スープとの相性も良い。
そして、そのスープにスライスチーズが溶けだし、徐々に円やかさとコクが増してくる。カレースープとチーズと麺。ズルい程に旨い組み合わせだ。チャーシューは大判の肩ロース肉で、柔らかく肉の旨味もしっかりあって良い味だ。また、メンマではなくコリコリした食感の山クラゲを合わせているのも面白い。
ほか、串切りのジャガイモ、青のり、長ネギがトッピングされる。病みつきになるスパイスの香りとスープの旨さで、あっという間に完食してしまった。こりゃライスと合わせても旨かろう。なお、スープが濃いと感じたら、卓上に割スープが用意されているので使うべし。次回は評判の「味噌ラーメン」を啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 八
【住所】 宮城県名取市増田3-9-51
【最寄】 JR東北本線「名取駅」徒歩12分