歩く価値あり!大宮のつけ麺の名門「狼煙」
東武野田線「北大宮駅」と埼玉ニューシャトル「鉄道博物館駅」から、ともに歩いて10分ほど。旧中山道沿いにある、埼玉屈指のつけ麺の人気店「狼煙(のろし) 本店」へ。ご主人は高田馬場「俺の空」で修業し独立。2007年12月10日に「狼煙」をオープンした。ここ本店の他、大宮駅そば、東大宮駅そばにも支店を展開している。
店内はL字カウンターのみ11席。麺メニューは豚骨魚介系の「つけめん」を主軸に、辛つけ、カレー風味の「かれつけ」を用意。麺量は並盛が200gで、プラス50円毎に中盛300g、大盛400g、特盛550gまでアップグレード出来る上、あつもりも用意している。ほか、まぜそば、濃厚狼煙らーめん、中華そばもラインナップ。
今回は「つけめん」の中盛(900円)に味付玉子(100円)をトッピングしオーダーした。着丼までは7分ほど。美しく盛られた中太麺は、「ゆめちから」をメインに北海道産の小麦を使用。さらに石臼で挽いた全粒粉を加えて打った自家製である。小麦の風味が良いのは言うまでもないが、歯が食い込むほどに力強いコシもあって旨い。
一方のつけ汁は、粘度が高く濃厚な動物魚介系。豚骨、鶏ガラ、モミジ、豚足を大量に炊き、そこに鰹節、鯖節、煮干しを加えて仕上げているという。特に豚ゲンコツは、髄の旨さを引き出すために毎朝斧でかち割る拘り様である。香り高く旨み十分のつけ汁に、それに負けない個性を持った麺という組み合わせ。褪せない味わいだ。
バラ肉のチャーシューは厚切りだがホロホロ。ほか、黄身がトロっとした味玉、歯ごたえのある太メンマ、アクセントとなる玉ネギと刻みネギ、魚粉、板海苔、ナルトがトッピングされる。割りスープは昆布出汁で、つけ汁を一層円やかにしてくれ、最後まで美味しく完食した。ちなみに狼煙は「まぜそば」も絶品なのでぜひ一度!
<店舗データ>
【店名】 狼煙(のろし)本店
【住所】 埼玉県さいたま市北区東大成町1-544
【最寄】 東武野田線「北大宮駅」徒歩10分