日本一と称されるラーショ「牛久結束店」
JR常磐線・牛久駅から東に歩いて40分ほど。牛久自然観察の森そば、県道48号=土浦竜ヶ崎線沿いにある「ラーメンショップ 牛久結束店」へ。牛久駅からバス「かっぱ号」の小坂団地ルートに乗り「牛久自然観察の森正門」停留所で降りると近いが、バスは1時間半に1本程度なので、車でのアプローチが楽だろう。
こちらは、全国に数多あるフランチャイズチェーン「ラーメンショップ(通称:ラーショ)」の中でも日本一旨いと称されるレジェンド店だ。ラーショはチェーンと言えど、本部からはラーメンの作り方のノウハウと水色の丼ぶりなどが提供されるものの、店舗ごとの自由度はかなり高い。それだけに各店の個性が光るのだ。
その中でも「日本一」と称される牛久結束店。アイドルタイムでも店内は満席で、約30台分の駐車スペースもほぼ埋まっている。店内はカウンター16席と、4人掛けの小あがり3卓の計28席。まず先に店内の券売機で食券を購入しスタッフへ。すると整理番号が伝えられるので、その番号を呼ばれるまで店外で待つというシステムである。
麺メニューは醤油味の「ラーメン」を筆頭に、味噌、塩、和風の各種ラーメンと、つけ麺、和風つけ麺をラインナップ。麺を無料で太麺に変更出来るほか、ネギ、チャーシュー、海苔、岩のり、味付玉子などを追加トッピング可能だ。また、餃子、ライス、小ネギ丼、小チャーシュー丼などのサイドメニューも用意している。
今回は「ネギチャーシューメン(890円)」に味付玉子(80円)をトッピングし注文した。1ロット6杯ずつ。複数のスタッフが手際よく盛り付け、着席から待つこと5分ほどで到着した。細かな背脂がたっぷり浮かんだスープは、豚骨に貝柱や昆布の旨味、甘味ある醤油のカエシが重なり、トゲのない円やかな味に仕上がっている。これは旨い。
一方の麺は自家製の中細ストレートで、柔らか目の茹で上がりだが、コシはしっかりと残っている。チャーシューは箸で解れるほど柔らかな豚肩ロースの煮豚が6枚ほど。肉の旨味をしっかり感じられ良い味だ。味玉は黄身ネットリ。そして太目にカットされた白髪ネギが、丼全体を引き締める。やっぱりラーショはネギだなぁ。
ほか、トッピングにはワカメ、海苔2枚、刻みネギが乗る。卓上にはニンニクペースト、豆板醤、ブラックペッパーがあるのでお好みで。あくまでラーショの域は出ないのだが、その中で丼を構成する各具材をブラッシュアップし、旨さを最大化している。近くに寄られた際は、是非「日本一」と称えられる一杯をご賞味あれ。
<店舗データ>
【店名】 ラーメンショップ 牛久結束店
【住所】 茨城県牛久市結束町504-1
【最寄】 JR常磐線「牛久駅」徒歩40分(2.9km)