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肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【千葉 松戸】 麺や 志道「特製 白湯 塩(1300円)」

激戦区・松戸に現れた「泡系」の新星

JR常磐線・松戸駅の西口から歩いて5分ほど。流山街道と旧水戸街道がぶつかる根本交差点に2022年9月1日にオープンした「麺や 志道」へ。この場所では2022年5月までの約1年ほど、濃厚豚骨系の「らーめん晋玄」が営業していたが閉店。その跡地に居抜きで入った形である。八街市の同名店とはメニューを見るに別物の模様。

店内はL字カウンター8席ほど。麺メニューは鶏と牛を合わせた「白湯」の一本勝負で、塩と醤油を用意。味玉、チャーシュー、チーズ、ネギ、野菜類を追加トッピング可能だ。ほか、ライス、チャーシュー丼も提供している。そして、こちらのお店は酒が非常に充実している。それゆえ、バル的に使う常連の姿も。

ビールやハイボール、チューハイはもちろん、白湯に合いそうな赤と白のワインも提供。また、ヒューガルデン、デリリュウムトレメンス、リンデマンスクリーク、ローデンバッハといったベルギーの銘柄を中心に、チェコのピルスナーウルケル、スリランカのライオンスタウトなど、クラフトビールも豊富である。

だが今回は車なので酒類は遠慮し「特製 白湯 塩(1300円)」のみをオーダーした。提供直前にブレンダーでスープをきめ細かく泡立てた、いわゆる「泡系」の一杯だ。鶏ガラ、モミジ、丸鶏を6~7時間炊いた鶏白湯に、1日以上煮込んだ牛白湯を合わせている。脂控え目で嫌な臭みは皆無。サラリとした飲み口である。

また甘味もほぼ無いので、スッキリした味わいに。そこに合わせる麺は黄色がかった中細麺。そして特筆すべきは丼を彩る「野菜」だろう。季節ごとに変えるそうだが、この日はまずズッキーニ、ナス、エリンギに軽く塩をして炭火で炙ってから盛り付けてある。他にも赤と黄色のパプリカ、三つ葉、タケノコが乗る。実に贅沢だ。

チャーシューは豚肩ロースと鶏ムネ肉が2枚ずつで、共に低温調理。豚肉はオレガノが効いており、こちらも野菜同様に炭火で炙ってからの提供だ。一方の鶏肉はしっとりした仕上がりでハーブも効いて良い味に。肉厚なので食べ応えも十分である。このチャーシューや野菜盛りをツマミにワインを飲むのも良いなぁ。

ほか、黄身ネットリの味玉、刻みネギ、パセリがトッピングされる。卓上には電動ミルに入った胡椒、レモン汁があり、ご主人も途中での味変をおススメしているので是非使ってみるべし。スープも、1つ1つの具材も旨く、あっという間に完食した。次回は、常連さんがやっているようにツマミで飲んでからラーメンを啜りたい。

<店舗データ>

【店名】 麺や 志道
【住所】 千葉県松戸市根本13-1
【最寄】 JR常磐線「松戸駅」徒歩5分

★跡地には2024年7月11日に「中華そば 鍵山」が入居

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