浅草国際通りに「貝出汁」特化の新店舗誕生
つくばエクスプレス・浅草駅のA出口から徒歩1分ほど。国際通り沿い、浅草ビューホテルの向かいに2021年4月10日にオープンした「貝出汁らぁ麺 海美風(うみかぜ)」へ。数軒先には「きび太郎」という立地。コチラは看板にある通り、近年流行の貝出汁を使ったラーメンを中心に、サイドメニューまで貝に特化した店となっている。
麺メニューは清湯の「貝出汁らぁ麺」が、醤油・塩・味噌・辛味噌と用意されているほか、貝白湯らぁ麺、牡蠣らぁ麺、貝油のまぜそばもラインナップしている。飯モノでは、アサリ出汁の炊込みご飯「貝めし」や、貝のにぎりめし、しらすご飯も提供。サイドメニューもホタテ焼売、カキフライ、あさりの酒蒸し、唐揚げ、餃子など豊富である。
今回は「貝出汁醤油らぁ麺」の特製(1050円)に「貝めし」の小サイズ(200円)を加えてオーダーすることに。スープはアサリ、帆立、昆布を低温で炊いた出汁に鶏清湯を加えたダブルスープ。そこに、広島産の再仕込み醤油や、奈良の木桶仕込み天然醸造醤油などを使ったカエシを重ねている。貝出汁が前面に出ており卒の無い仕上がり。
醤油のカエシは塩味、甘みとも強すぎず、ちょうど良い塩梅だ。そこに全粒粉を練り込んだ中太麺が泳ぐ。麺はモチモチでコシもあり、スープとの相性も悪くない。チャーシューは低温調理でレアな仕上がりの豚肩ロース肉が5枚と、しっとりした鶏胸肉が2枚。どちらも飛びぬけた個性は無いが、しっかり平均点以上を叩きだしている。
ほか、ネットリした黄身の味玉、ホウレン草、紫玉ネギ、長ネギが乗る。一方の「貝めし」はアサリと細かく刻んだ人参を炊き込んだもの。アサリをふんだんに使っているのが好印象だ。そのままでも良し、最後は残ったスープに入れて雑炊にして完食した。今回はまず基本メニューから頂いたが、次回は気になる牡蠣らぁ麺を啜ろう。
<店舗データ>
【店名】 貝出汁らぁ麺 海美風(うみかぜ)
【住所】 東京都台東区浅草2-13-3
【最寄】 つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩2分