小学生の頃は
「国語得意!」っと思っていた生徒さんも中学になり次第に苦手意識が付き始め
入試の頃には“足を引っ張る存在”になっている・・・なんていう事、よくありますね。
中学2年生さん達、昨日は国語のクラス授業でした。
せっかくの季節講習ですし、普段国語のご指導はしていませんので
やりたい事は沢山あります。
3時間はあっという間に過ぎ、ほとんどの生徒さんがそのまま補習となりました
結局最後の生徒さんが終わったのは10:30!
6:40~の授業ですから、長かったですが最後まで皆諦めずに取り組む事ができました。
説明文や論説文などの文章問題も勿論ありますが
私が一番国語に大切だと思っているのは「要約」です。
普段、問題文を読んで設問を読んで・・・となるのですが
設問に対する読解だけでは本当に“読めた”事にはなりません。
要約をする時、本当に良い勉強法だなと思うところは
1つの文章をここまで繰り返し繰り返し読み、考える事。
普段の授業時間ではとても足りません!!
文章が長い訳ではないんですよ。
難易度も高い訳ではないんです。
それでも「要約」はとても難しく、読解の基礎です。
慣れない生徒にとってはどんな問題より難しいと感じるかもしれませんね。
学年は関係ありません。
集中力が必要なのでお家でする時はなるべく集中できる環境にする事が大切です。
こうした要約に慣れてくると、同時に構文がわかってくるようにもなります。
段落も勿論解りますし、スピードも付きます。
私はヒントもあげずにただひたすら考えさせます。
書けた!っと持ってきても突き返す事がほとんど
そして一言
「まとまってないよ」「足らないよ」などしか言いません。
何が足らない?どうすればまとまる?
自分で考えるんです。
自分で考える事、それが勉強ですよね。
昨日は10時を過ぎてからヒントを出し、正答し、清書するまでをしました。
そこまでやって初めて冬休みの授業が有意義に使われたと
言えると思います。
他教科も同様に全問正解するまで終わらない授業をしています。
もちろん「自分で考える」事が基本です。
学校がお休みの季節講習ならではの取り組みをご紹介しました。