地震の当日は、揺れは大きいと思ったものの、クリニックでは停電もなく、スタッフたちが帰宅には苦労しましたが、東北でまさかここまで大変な被害が出ているとは思いませんでした。次第に明らかになる被災地の様子には、言葉もありません。
今日は先月うまくいかなかったインターネットの設定のため、クリニックでイッツコムの人が来てくれるのを待っていたのですが、電話があって、工事の人が地震の影響で来れなくなったとのこと、また延期ということになりました。
茨城県に住んでいる親族から今朝かかってきた電話の話では、断水が続いており、食べ物もガソリンも買えない状態とのことで、家族は当日は車に乗っていて地震にあい、目の前の道路のアスファルトが裂けたそうです。東北に比べて被害が小さいせいでしょうか、マスコミも茨城の様子は伝えてくれないので、今日まで知りませんでした。
ほとんど被害のなかったこの近所でも、大型店のいくつかは休店しており、スーパーでは食料を大量に買う人が目立ち、帰りに車の給油をしようと思いましたが、立ち寄った2つのガソリンスタンドでは、どちらもガソリンは売り切れということで、あきらめました。第一次オイルショックのときのトイレットペーパー買い占め騒動のようにならないようにしたいものです。
東京電力では、計画停電を行う可能性があるようです。地域ごとに1日3時間ずつ計画的に停電を行って、突然大規模な停電が起こることを避けるとのことです。もちろんそうなる前に、我々皆が節電を徹底することが必要です。停電の間はクリニックも閉めざるを得ません。そうなったときには、ご協力お願いいたします。現代の医療には電気が不可欠であり、関東地方の電気は遠く離れた東北の原子力発電所に頼っているのです。
まず被災者の救援、そしてその後の復興。大災害は、一地方だけの問題ではあり得ません。被災者の支援と復興には、莫大な資金と労力と意志と知恵が必要になります。日本人全員が、自分たちに何ができるか、そして何を我慢しなければならないかを考え、行動しなければいけないのだと思います。