あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

春節2度目の食事会

2014-02-12 07:44:01 | 加油日式菜(がんばれ日本食)
 はたして、日本食に分類していいものか、ほかに入れようもないので、とりあえず、入れておく
ことにする。

 春節2度目のホームパーティー。
 今度はタイ風カレーだ、と口走ったので、そうなった。
 
 鶏肉と豚肉の合わせカレー。辛さを緩和するために、タイ風カレーペーストの指定より大目に水、
更に牛乳を足して、顆粒コンソメで味を調えてみた。が、まだ辛い。そこで、ヨーグルトを1カップ
ほど入れて、トマトケチャップを隠し味に加えてみた、ウン、まずまず、完成。
 タイ米をターメリックライスにして、合わせてみた。


 カレーだけではつまらないので、前菜に野菜を切っただけのものと、作り置きの牛肉の煮物。
 肉のパックが一人暮らしには大きすぎるので、ミンチやバラ肉の残りが、何度もこのような運命を
たどっている。


 カレーの前のおつまみは炒め物2種類。食べさしの写真で申し訳ないが、茄子と豚バラ肉の合わせみそ
・醤油炒め、豚ミンチ・ピーマン・玉ねぎのケチャップ炒め。


 今回は品数も少なく、手間もかからないので前夜から煮込んで一晩寝かせたカレーはさておき、
1時間ほどで作業も終わってしまった。

 また今回はまな板も曲がることなく、機嫌よく働いてくれた。

お客様が8名(写真編)

2014-02-05 03:05:54 | 加油日式菜(がんばれ日本食)
 写真を撮り忘れた。2品しか画像がない、残念。


 もやしのお浸し、ナムル風、カレー味。という名前からして変わった料理。
 意外に受けた。


 白菜菜と厚揚げの煮びたし。
 薄めの味付けで、純和風。拙宅のパーティーでは、普通の家庭料理は必須。


 50種類のレシピを作るために、かき集めた、買い集めたお酒類。
 右からリキュール類。
 ドライベルモット、コーヒーリキュール(カルーア)、ミントリキュール、オレンジキュラソー(コアントロー)
 次はスピリッツ類。
 真ん中の背の高い瓶がホワイトラム(バカルディ―)、ドライジン(ゴードン)おっと、ゴードンの後ろが、
カンパリ(リキュール)、ゴードンの左にウォッカ(スミノフ)、続いてブランデー、テキーラ(オルメカ)、
スコッチ(ジョニ黒)、ライウイスキー(カナディアンクラブ)


 カクテルバーの道具類。
 バーカウンターはアイロン台をサランラップでぐるぐる巻きにして代用。
 一番右のアイスペールも、現地で売っているステンレス製の保温用お弁当箱。
 カクテルグラスは2種類。シェーカー、メジャーカップは日本から持ってきた愛用品。
 アイストングはバーベキュー用のトング。
 大体こんなところ。

 ジュース、ソフトドリンク類もそろえて、何とかメニュー50種類に対応できる態勢を整えた。

お客様が8名(とんでもない編)

2014-02-04 09:34:25 | 加油日式菜(がんばれ日本食)
 材料で買った厚揚げが、最大で倍半分くらいの不揃いだったのは許せるとして、愛用の
まな板には驚いた。

 ささみを捌いたあと、熱湯消毒しようと、お湯をかけた途端、プラスチック製のまな板が、
グニャリ。
 真ん中あたりから折れ曲がり、25度くらい傾斜がついてしまった。呆気にとられてしまい、
直ぐに曲げ戻すことを忘れてしまった。

 捨てるしかないのか、いやそれよりも今日これからまだまだ活躍を期待していたのにどうし
よう、そうだ、もう一度お湯をかけよう!

 あっさり、リカバーできた。
 これからはアルコール消毒せにゃならん、それとも、まな板を買いなおそうか・・・。

お客様が8名(何にもない編)

2014-02-03 12:13:19 | 加油日式菜(がんばれ日本食)
 とんでもない、何にもない、中で格闘しながら準備をした新年会。
 まずは買い物、これが一苦労。
 カクテルの材料で、必須のアンゴスチュラビターズがない、グレナディンシロップ
もない。道具として、シェーカーがない、バースプーンがない、アイスペール、アイス
ピック、アイストングもない。あったとしてもスタイリッシュなデザインのものでバカ
高い。

 シェイカーは日本から持参した、一人用が一つ1、二人用が一つ1。メジャーカップ
も上下が1:2のものと1:4のモノがあって、合計120MLになる日本サイズのカク
テルグラスに合うものがある。
 ここで問題は世界標準じゃ、やっぱりない、日本独自のサイズだろうということ。
 アメリカで飲んだ時は、日本の3杯分はあるグラスに驚愕した記憶がある。
 スイスで飲んだときも倍の量はあった。
 中国でも1.5倍程度のグラスなので、日本式に作ると、グラスが満たされず間抜け
な感じになる。 
 そこで、日本より大きめのメジャーカップやシェーカーが欲しかったわけ。
 まぁこれはしょうがない。
 量を割り増しして、手間をかけるしかない。

 氷がない。セブン11に売ってない、コンビニでも1つあるかどうか、いつの氷か分
からないような霜だらけの氷しかなかったりする。
 氷の確保には往生した。結局、マンション向かいのスーパーにあったのだが、老板(
ラオパン;社長、店長のこと)が出勤してきて初めて氷があることがわかったような始
末。

 グレープフルーツジュースやパイナップルジュースも1Lの紙パックしかなくて、何軒
もスーパー、百貨店を探してようやく小さなものにたどり着いた。

 食事もしかり、大きなパックの肉は困る。日系のスーパーで量り売りをしてもらった。
 肉や野菜はもちろん、食材は日系ほか外資系でないと安心できない。

 70Lほどの大きなリュックサックに買い物すること2回、スーパーは5軒、百貨店は
3軒、ようやく一応の準備を整えたのであった。

お客様が8名(レシピ編)

2014-02-02 16:01:53 | 加油日式菜(がんばれ日本食)
 山のパエリアを作ると宣言した拙宅の新年会。
 2月1日午後5時以降、自由入退出で行った。

 何せチェーン店やホテルぐらいしかお店が開いていないので、食べ物に困る
だろう一人暮らしの同僚を招いたところ、友達の友達式に、広がって全部で8人、
自分を入れて9人分の夕食を用意することに。

 鍋1つ、手鍋1つ、フライパン1つ、コンロ3つ、これでやるには少し考えて、
手順を決め、簡単にメモしてみた。
 実際の工程は次のとおり。

1 白菜菜と厚揚げの煮びたし
  白菜菜1束、厚揚げ1袋。

 1)白菜菜を水道水で洗って泥を落としてから、ミネラルウオーターで仕上げ洗い。
 2)ミネラルウオーターを沸かして白菜菜を下茹で。
 3)ミネラルウオーターで白菜菜を色止め
 4)手鍋で沸かしたミネラルウオーターで、厚揚げの油抜き
 5)白菜菜を絞って、適当な大きさに切る。
 6)厚揚げも一口大にそろえる。
  ※ 厚揚げの大きさがテンでバラバラ、さすがは中国。
 7)醤油とだし汁で味付けしながら、鍋で軽く熱して和える。

 これで鍋が空いた。

2 モヤシのお浸し、ナムル風、カレー味
  豆モヤシ1袋

  「複雑な味」と評されたこの1品。
  確かに一風変わった、複雑な味付けの工程を経ている。

 1)ひたすらモヤシのヒゲを取る。徹底的に取る。
 2)ミネラルウオーターで洗い、くさみを取り除く。
 3)ミネラルウォーターで塩ゆで。→塩味
 4)ザルにあげて、ごま油をかけてから混ぜる。→ゴマ風味
 5)カレー粉をまぶす。→カレー味
 6)最後にだし汁を加えて、軽く混ぜる→出汁の味

 ここで電子レンジで温めたレトルトカレーを食べる。
 2品をテーブルに移し、ラップなどで蓋をして置いておく。
 味が均等にしみ込むように、料理の合間にときどき混ぜる。

 さて、鍋が再び空いた。

3 豚キムチ
  豚バラ100g、白菜キムチ150g、白菜(キムチと同量程度)

 1)白菜をミネラルウオーターで洗い、適当な大きさに切る。
 2)豚バラに塩コショウをしてから炒める。
  ※ 非常に油が多く、ティッシュ2枚を2回、入れて油を吸わせる。
 3)豚に火が通ったら、白菜を投入、一緒に炒める。
 4)醤油で下味をつける。
 5)キムチを投入、弱火にして馴染ませる。

 フライパンを丁寧に洗う。炒め物をもう1品作って、さらにキムチ臭を除くことに
する。

4 ピーマンの信号機炒め
  ベーコン5枚、緑ピーマン1個、黄色パプリカ3分の1、赤パプリカ1個
 ※ パプリカは韓国からの輸入品なので、日本と同じ大きさ。ピーマンが大きく
  パプリカと同じくらいの大きさ。日本のピーマンなら3~4個は必要。 

  信号機の時間に合わせて、黄色は少な目になっているところがミソ。

 1)ピーマン、パプリカをミネラルウオーターで洗い、適当な大きさに切る。
 2)ベーコンを適当な大きさに切る。
 3)緑ピーマン、ベーコン、赤パプリカ・黄色パプリカという火の通りにくい
  順にフライパンに投入して炒める。
 4)味付けは、ゆずポン酢のみ。ベーコンの塩味に期待。

 フライパンが空いた。

5 マッシュルームのクリームスープ
  ホワイトマッシュルーム5個、しめじ半袋、マッシュルームスープ缶1つ、
 コンソメ1個、牛乳100CC、バター1かけ 

  3、4の炒め物2品と並行して作業を進める。

 1)ミネラルウオーター500CCを沸かし、コンソメを入れる。
 2)一旦火を止めて、缶スープを投入、よくかき混ぜる。
 3)マッシュルーム、しめじを適当な大きさに切る。マッシュルームは薄切り。
 4)きのこ類をバターで軽く炒める。
 5)沸騰したら、炒めたきのこ類を投入。
 6)しばらくして牛乳、バターを投入。
 7)弱火でコトコト30分ほど。
 8)白コショウを3ふり、味を締める。

6 山のパエリア
  パエリアは、海鮮だと思い込んでいる人もいようが、スペインだって山もある。
  鶏肉ときのこと玉ねぎのパエリアになるはずが、きのこを入れ忘れてしまった。

  ささみ3本、玉ねぎ半個、きのこ(忘れた!)、米3合

 0)前日にコメをといで乾かしておく。
 1)玉ねぎをみじん切りに。
 2)ささみの筋を外して、1センチ角くらいに切りそろえる。
 3)玉ねぎを弱火で炒める。10分程度。
 4)ささみを投入、 火を通す程度。
 5)フライパンをこの状態で放置。
 6)手鍋にミネラルウオーター1.5L程度を沸かし、コンソメ1個、塩、コショウ、
  和風出汁で味を調える。少し濃いめでちょうど良い。 

 レタスを洗い、ちぎり、ミニトマトを洗って、一人一人の小皿に入れておく。

 しばし休憩、缶ビール1本。
 テーブルのセッティング、カクテルバーの準備を終えたら、開始30分前。
 さっとシャワーを浴びて、様々な匂いのしみついた体を清める。
 ほどなく、三々五々とやってきて、食事、歓談、拙者得意のバカ話。
 パエリアはないのか、との問いに、ご注文を受けてからお作りします、とお店風に答
えてから、作業再開。

 7)フライパンに米を投入して、オリーブオイルをかけて混ぜる。
 8)さっと炒めたら、6)のスープを投入、ひたひた程度。
 9)焦げないように中火→弱火と調整しながら約20分、火を止めて蒸すこと5分。

 コメの芯が残る程度を目指したが、硬めのごはん程度まで行ってしまった。
 キノコ類も入れ忘れた、酔っ払いの作るもんは、この程度か。
 おこげもできて、味そのものはマズマズで一安心。

~ 何にもない編、とんでもない編、写真編に続く ~